司法より規制委を尊重？

原発再稼働方針を堅持＝菅官房長官「規制委の判断尊重」―政府

　大津地裁による関西電力高浜原発３、４号機の運転差し止めの仮処分決定に対し、政府は原子力規制委員会の審査に合格した原発を順次再稼働させる方針を堅持する考えだ。菅義偉官房長官は９日の記者会見で、「規制委の判断を尊重して再稼働を進める方針に変わりはない」と強調した。

　菅長官は、高浜３、４号機について「規制委が世界最高水準と言われる新規制基準に適合すると判断した」と指摘。今後の対応については、林幹雄経済産業相が記者団に、「当事者である関電が適切に判断すると思う」と述べた。



　福島第一原発事故を教訓にしたら、免震棟とメルトスルーを食い止めるコアキャッチャーが必要である。

「コアキャッチャー」を付けない原発が、世界最高水準の規制基準に適合とは言えない。

想定外の事故は起きるのだ。

全く責任のない規制委の判断に、司法が警鐘を鳴らしているのに、再稼働ありきの政府は尊重すべきところを間違えている。