goo blog サービス終了のお知らせ 

初瀬川王国

初瀬川による直樹的な生き方の表現の場

SSのウィリーバイクを考える (スタントエクストリームバイク)

2010年09月20日 11時49分27秒 | バイク
スーパースポーツ(以下SS)のエクストリームはとても派手なので、見てもやってもテンションが上がります。

そんなSSでエクストリームをやろうと言う人は多いと思いますが、考えて車両を購入しないと、いろいろあとで思ったことと異なる結果になります。

一言で、エクストリームと言っても多岐にわたるので、今回はあえてウィリーにクローズアップして、自分なりの考えを書きます。

今、何もSSを持っていないので、これからエクストリーム車両を購入すると言うのなら、2004年以降の車両はお勧めできません。

いろいろな理由があるのですが、その一つの要素として、2004年を境にSSと言うカテゴリーに対して、各メーカーが本格的に開発ターゲットをストリートからサーキットへ移行したことが挙げられます。

このとき、150馬力前後のSSの出力が、一気に180馬力の大台に向い、エンジンは高回転化しました。

パワーはエンジンの高回転化で実現させることはできますが、トルクは排気量と言うものから導かれるので、技術的にターボや電気化などをさせないと飛躍的な上昇は困難なため、04以降のモデルはパワーとトルクの差が開き、03以前のモデルと比べるとパワーに対するトルク比率が小さくなり、低速のコントロールがシビアになってしまいました。

2003と2004では04の方がパワーも大きければ、トルクも太い

「だからそんなの乗りこなせばなんとかなる」と思うかもしれませんが、方向性がしっかり示されている一線級の工業製品を、違う方面に使うのは、エクストリームの技をマスターする以前に、マシンをエクストリームよりカスタマイズするとか、特性に慣れるなどと言う過程が加わるので、

「できるレベルであっても、練習して上を目指す事は困難」です。

ウィリーなどの技は
「低速のトルクがコントロールしやすい」
「リアタイヤのトラクションが分かりやすい」
バイクであれば良いので、

現行では
低速のトルクも振られている
スズキ GSX-R1000

新型クランクであるクロスプレーンを搭載する       
ヤマハ YZF-R1

ドカティの1098やアプリリアのRSV4

買ってはいけないのが
2004年から2008年までのGSX-R以外のSS
(国内モデルのCBR1000はかなり良いです)

お勧めが
2003年以前の国内、逆車のSSです。

SSではありませんが、

ZZR
などはとてもウィリーがやりやすいのでお勧めです。
(抜けすぎのマフラーを付けているとこの限りではありません)


もし、これからの方は何かの参考にしてみてください。

また、なんとなく2004から2008年までのSSでやりづらさを感じている人がいたら是非、その前後の車両で試してください。

きっとあまりのやりやすさに驚くと思います。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。