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細菌戦の系譜!!

2022-02-13 13:00:04 | Weblog

●『三光』     中国帰還者連絡会編
日本鬼子(リーベンクイズ)

核時代39年(1984年)5月初版発行

 

人間と鬼
農民を火あぶりにし生き埋めに
 
松尾富男
曹長
<旧部隊名>
第59師団第54旅団第45大隊
 
だが、その奥底に光る眼光は少しも変わらない。息詰まる沈黙の中にわずかにずり出た痛みあがりらしい男が「大人、私たちは何も知らない農民です、この通りです・・・」と節くれだった太い指と真っ黒い両手を突き出して訴えた。
「わからない?よくわかるようにしてやる!!」と眼をむいた納谷は私は顎でしゃくった。本能的に銃剣片手にその男に飛びかかった。ほとんど同時にズズッと私の眼に老人老婆、子を抱く女の数名が「他的有病(彼は病気です)」と叫びながら男をかばった。その眼は火のようだ。
 
 
 
 
 

2018年12月に、『留守名簿 関東軍防疫給水部 満州第659部隊』2冊が発売されました!!(不二出版)

 

 

 

    

 

 

    

●日米安保条約・自衛隊を問う!!
自衛隊は、防護のためと言って、旧日本軍の細菌兵器・毒ガス兵器使用の反省・謝罪もないまま新たな生物兵器・化学兵器を作っているのだろうか??憲法9条を持ち、生物兵器・化学兵器禁止条約を批准しているにも関わらず!!


日本の毒ガス


 

 

 

在日米海軍厚木基地(大和、綾瀬市)で米陸軍が化学、生物、放射線、核(CBRN)の対応訓練を予定していることに対し、厚木基地爆音防止期成同盟(爆同)など関連4団体が4日、同基地正門前で抗議集会を開き、訓練の中止を訴えた。

 訓練実施は1月28日に、日米合同委員会で合意。防衛省南関東防衛局が大和、綾瀬市に連絡した内容によると、訓練場所は、同基地を共同使用する海上自衛隊が管理する区域内にある滑走路南端の約2万平方メートル。今月5日から9月30日まで使用することで合意した。

 米側は訓練への参加部隊に関し米本土所属と説明しているが、参加人員や日程については知らせていない。危険物の持ち込みや騒音の発生はないなどの情報提供にとどまっている。

 CBRNへの対応訓練は同基地で過去に例がなく、周辺住民に不安が広がっている。

 今月4日には同基地正門前に爆同など住民団体から約60人が集まり「危険な訓練をやめろ」などと声を上げた。爆同の石郷岡忠男委員長は「昨秋には迎撃ミサイル訓練があった。米空母艦載機部隊の移駐後に空いた施設を使った新たな訓練場になることを危惧している」と強調。基地司令官宛てに、基地の機能強化につながる運用などに抗議する要請書を提出した。

 
*CBRNとはchemical weapon:化学兵器、biological weapon:生物兵器、radiation:放射能物質、nuclear weapon:核兵器を意味する。従来はCBRだけで用いられることが多かったが、近年は核兵器Nを加えてCBRN(日本語ではシーバーンと発音する)として用いることが多くなっている。
 

●情報公開裁判
なぜここまでして、国は衛生学校や化学学校で作っていた機関誌を公開しないのだろうか?

- 731 部隊関連資料の情報公開裁判の傍聴支援をお願いします ー 
 
 
 
 
(来年1月も証人調べが続きます)   
 
第33回:2022年1月14日(金)13時30分~  103号法廷 衛生学校図書室図書係2人の証人尋問予定
 
第34回:2022年1月24日(月)13時30分~    103号法廷 衛生学校彰古館担当者2人の証人尋問予定
 
 
 
日本の国家機密』(現代評論社刊 1972年初版発行)

            藤井治夫著

第2篇  自衛隊の機密

第1章 作戦用兵

3 最高の作戦計画

年度統合防衛計画  

 上言からは、65年度の統合戦略見積―資料と共通する戦略思想を読み取ることができよ  う。こうした軍事戦略にもとづいて作成されるのが、年度防衛計画である。これについて前掲『野外令―大部隊(第1次案)』はいう。

「年度防衛計画は、当該年度内においてその時機のいかんにかかわらず、現有する防衛戦力をもって実施するを与えるものである。これがため、陸上自衛隊最高指揮機関は、自衛隊の最高指揮機関により策定された年度統合防衛計画に基づき、陸上自衛隊年度防衛計画を策定する。

 陸上自衛隊年度防衛計画は、一般(基本)計画及び地域別計画からなる。

 これらの計画はきわめて弾力性があり、国際情勢及び仮想敵国の軍事・政治・経済状況等における変化に対応できるものでなければならない。

 陸上自衛隊年度防衛計画中所要の事項は、平時から方面隊指揮官及びこれに準ずる部隊 

 指揮官に開示される」(傍点は引用者) 

 

1957(昭和32)年7月『衛生学校第1号』発刊

 

 

 

 


●『BC兵器』久保綾三著(1969年)

Ⅱ 自衛隊と生物・化学兵器―その思想と作戦

1、自衛隊の装備・訓練を探る

 

 

ひとり立ちする自衛隊の研究  

 

米軍の教範を翻訳した数冊の「生物・化学兵器」教範ができあがったのは、それから間もなくであった。

 戦術的用途についての教範(14-4-1)、(FM3―6)、(14-3-2)、(1-12-3)、各種化学器材の戦術的駆使に関する教範(14-2-3)、(14-4-2)などがそれである。

 53年2月、宇治に化学教育隊ができて間もなく、保安隊の教育訓練の基準ともいうべき「CBR必携」が発行されている。

 

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 


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