≪フォト俳句（１０８）≫（№２）清川稲荷社

<海羸打ちや稲荷横町は行きどまり 　村山故郷>
　【「海羸」⇒「ばい」貝独楽(ばいごま・べいごま)の略。「海羸打」は秋の季語になっているが、「海羸独楽」は新年の季語である。意味的に変わりはないはずであるが、「独楽」が新年の季語である事に合わせたのであろう】

　　　　盛り場の遅れて点もる稲荷の灯

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≪フォト俳句（１０７）≫（№１）今社（いまのやしろ）

＜どんど焼き舞つて折れたる新聞紙　　川崎展宏＞

　　　　小社の四五人寄りしどんどかな　

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伊勢湾・宮川河口

＜伊勢の海の初の茜に田も家も　松瀬青々＞

　　伊勢の海へ破魔矢の鈴の鳴りにけり

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阪神淡路大震災

＜震災忌向あうて蕎麦啜りけり　久保田万太郎＞

　　　　　手袋を脱ぎ追悼の記帳待つ

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（№４）初詣・ご遷宮＜伊勢神宮・外宮＞

＜尊さに皆おしあひぬ御遷宮 　松尾芭蕉＞

　　　　　初詣めでたく靴の汚れけり

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（№３）初詣＜伊勢神宮・外宮＞

＜子を抱いて石段高し初詣 　星野立子＞

　　　　　歳々の母の足弱初詣

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（№２）初詣＜伊勢神宮・外宮＞

＜日本がここに集る初詣 　山口誓子＞

　　　　　　初詣黒髪やはり美しき

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（№１）除夜篝・郵便局

＜地篝の火のちぎれ飛ぶ除夜詣 　大網信行＞

　　　　荒星に火の粉を飛ばす除夜篝

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