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【またもや補完日記】ベルトはあかんベルトは。

2014年11月02日 19時14分40秒 | れっつDIY
 これも前回の記事と同様、一種の補完日記ですね。
 今回はベルトの不具合に関してです。というかこのブログ本当に小説用なのだろうか。

 補機類の駆動ベルトの不具合は大きく分けて五つあります――痩せ、乾燥、亀裂、裂け、破断です。大概はどれかが起こると残りも起こるのですが。




 痩せはそのまま、三~五山くらいあるベルトのリブが摩耗によって減り(痩せ)、本来は台形に近い形状のリブの山が三角形に近づいていくことで、リブの山が内側に入り込み、結果張りが弱くなります。


 イメージとしてはこんな感じです。ちなみに上が新品の状態、下は山が痩せてプーリーに深く入り込んだ状態です。


 乾燥は本来はしっとりしているゴムの素材がだんだんと乾燥した様にバサバサになってくることで、この状態になると摩擦が弱くなってプーリーの滑りが大きくなり、ベルト鳴きの原因になります。それ自体はうるさいだけで直接的な問題にはならないが、じきにベルトの亀裂の発生が起こってきます。
ベルトの山側が茶色くなって乾燥してきたり、外側の布の部分がひっつれたみたいになってくると危険信号です。


 画像はベルトの裂けも起きているベルトですが、亀裂はそのまま、ベルトの山、主に内側に細かな亀裂が生じてくることです。ベルトに亀裂が生じると裂け目の部分が引っ張られて伸びることで、見掛け上適切なテンションで張られていても内側は適切なテンションにならないことが多く、動作不良や滑りの原因になります。

 イメージとしてはこんな感じです。




 ベルトの裂けはゴム層の剥離やその他の原因によって、ベルトのリブが一山ぶんだけちぎれたりすることです。ベルト鳴きや補機類の機能不良などの深刻な不具合の原因になります――またここまできたら破断の一歩手前、異常振動当たり前、一度廻して父のため、二回廻して母のため、稼働時間がそのまま地獄へのカウントダウンです(意味不明)。



 ちなみに俺の知る限り、一番ひどいのはこれです。よく死なずに済んでたね。


 破断は読んで字のごとく、ベルト自体が切れることです――ベルト自体の破断は当然駆動される補機類の機能の停止を意味するから先述の通りオーバーヒートやバッテリーの充電不良の原因になるし、場合によっては切れたベルトがほかのベルトに噛み込まれたりプーリーに絡みついて深刻な事故の原因になります。
 改筆済みの作中でもちょっと触れていますが、先日(2015年8月末現在)俺の勤め先の自動車整備工場の顧客が、中古車のベルトを1年半ほど放置した結果ベルトが破断、プーリーに絡みついてエンジンの回転が止まり、ブローして廃車になりました。
 また、俺自身も商品の中古のミニキャブを軽自動車検査支局に移動中、パワステポンプのベルトが切れてしまいました。
 上の画像は、実際に俺の乗っていた車の切れたベルトです。

 まあ何が言いたいのかというと、気をつけろよおまいらってことです。
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