マラソンで厚底靴が話題になったけれど
設楽選手が2時間06分11秒、大迫選手が
2時間05分29秒かな。
ときを遡ること1964年の東京オリンピック
エチオピアのアベベ選手が2時間12分11秒
それも知られる裸足の王者。
素足がタコで厚底だったのでしょうか?
円谷選手がワラジのような履物で 2時間
16分22秒。
世界のTOPを競うレベルで10分の時間差
は靴によって差が出るにしては、50年を越
え環境が改良されても大幅には変わらない
ものなのかな?
と、単に数字だけを見ていると感じます。
非公式なレースでランナー有利な条件下
では2時間を切る記録が出ていますが
公認はされていません。
君原さんは東京五輪では期待に応えられ
なかったけれど、次のメキシコ大会では
見事に銀メダルでしたね。
彼は走って苦しくなった時、次の電柱、それを
越えると次の電柱と自分に課しながらゴールを
目指したとか。
円谷さんの墓がある福島県名須川市では
メモリアル・マラソンがあり参加の度に君原
さんが彼の墓石に缶ビールの半分をかけて
残りの半分を呑む習慣を続けているらしいですね。
君原さんも傘寿近くになり、走る距離は年々と
短くしているらしいですが、出来る事なら生きて
伴に走り、一緒に呑んで話したかったでしょうね。
銅メダル後に思う様に身体が動かず成績も上が
らない、それなのに過度な期待を課せられて
婚約さえメダル奪取の為には妨げになると破談
にさせられた当時に属していた組織内のパワハラ
に耐え切れずに自らの命を絶った気の毒な一生。
現代の一億の賞金や厚底シューズだとかの動きに
彼はどのように感じる事でしょう。
純朴、一途な方だから邪な思惑とは無縁な感じだから
余計に彼が気の毒だと思う気持ちが深まります。