スカッ晴れ♪

大阪からノーコン乱投 発信

半世紀後の男と女

2021年09月21日 | 映像関連

クロード・ルルーシュ監督、フランシス・レイ音楽
1966年/男と女、20年後の88年に男と女IIと続き、
2019年に53年後の此の映画、
「男と女 人生最良の日々

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『男と女 人生最良の日々』本予告

いまや記憶を失いかけている元レーシング・ドライバーの男ジャン・ルイ(ジャン=ルイ・トランティニャン)。過去と現在が混濁するなかでも、かつて愛...

youtube#video

 

ジャン=ルイ・トランティニャン、
今年で90歳、
アヌーク・エーメ、88歳の再会です。
~人生最良の日々を、まだ生きてはいない~
レ・ミゼラブルを書いた
ヴィクトル・ユーゴーの
言葉から始まります。

 

アンヌの告白
「私たちがなぜ一緒にならなかったか?
「そうね、素晴らしすぎて怖かったの

 

ジャンは老人施設に入居、
周囲とは馴染めずに
いつも中庭の椅子で
昔に愛して別れてしまった
アンヌのことばかりを
思い出しながら生きている。
ドーヴィルの海辺で一緒に遊んだ
お互いの子達は今では57~8歳、
ジャンの息子は意を決して
アンヌを訪ね父親に会ってくれないか
と願い出る。
「あなたのことばかり話している
「でも、お互い気まずい別れだったから
「もう、許し合ってもいいのでは?

子達の再会はわだかまりも無く
んなりと進み、
アンヌが施設を訪ねる。

「こんにちは
「俺たちは知り合いなのか?
「遠い昔のね
「君は昔愛したひとに、よく似ている

 

痴ほうでも鮮明な記憶が残る部分と
欠落した箇所
ジャンは最後まで昔愛した
女とは気づかないが、
「君は昔愛したひとに、よく似ている
を繰り返す。

アンヌが住んでいた
住所も電話番号さえ暗唱する。
女好きだったから遊びもしたが、
今でも愛しているのはアンヌだけなんだ。
イタリアで産ませた娘がいる。
その告白が正しいのか、
娘だと面会に訪れる
モニカ・ベルッチも登場します。

 

昔の映画・男と女のシーンを
挿入しながらルルーシュの
演出が快調です。
40分近くになり、
フランシス・レイの名旋律が流れます。

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「男と女 Un Homme Et Une Femme」サウンドトラック、Soundtrack

「男と女 Un Homme Et Une Femme」サウンドトラック、Soundtrack

youtube#video

 

アンヌのシトロエン2CVに乗り、
ふたりで訪れる想い出のホテル
26号室は予約済み、

アンヌが
「50年前に予約をしたわ、
ほんの短い時間でいいから、
入らせて」と頼み込む。

ところがどうでしょう、
ムズムズも感じない下半身。

ジャン
「此処は何処だい?
まだ寝る時間じゃ無いぞ・・
思い出せる最高のヒントなのに、
こりゃダメだ・・・

 

女「初めて会った日を覚えてる?
男「勿論さ、1965年12月19日の夜、パリまで送った
 「あれはド・ゴールがミッテランに勝った夜だった
 「きみを見ると最愛のひとを思い出す

夕陽が沈んでしまう・・・
早く願い事を言わなきゃ・・・

そしてラストに再び、
ユーゴーの言葉で閉じられる
~最良の日々は、この先の人生に訪れる~

 

余禄、
J=ルイ・トランティニャンの
吹き替えを担当したのが
男優の西沢利明、
13年に亡くなりましたが
御記憶があるでしょうか?
彼の声がジャンの雰囲気にマッチして
いたように覚えています。
アヌーク・エーメの
素晴らしさは語るまでも無いでしょう。

 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
大変ご無沙汰しております (totorom (ととろむ))
2021-09-22 09:24:08
突然のお久しぶりで失礼します・・・

アタシ達が初めて会った日を覚えてる?

あれはハービーとジョンスコとマイケルブレッカーが表紙のSJ誌だったわん、確か・・・

「男と女」のお洒落だけど苦味もある人生模様。 最後に西沢利明さんのお名前が出てきて嬉しい発見でした。 その昔、東映TVの特撮ドラマに出てらっしゃるのを見ていました。 最晩年まで現役俳優で、亡くなる直前までブログを書かれていて、時々拝見した記憶があります。

世界中何処も大変な状況ですが、こういう時こそ映画や音楽で心の豊かさを大事にしていきたいですね。 またお邪魔します。
こちらこそです。 (toshi.y)
2021-09-22 11:16:04
ありがとうございます。

お元気でしょうか?
小生の痴呆前に、再会できるとは
感激です^^
この年齢になり、此れ迄の反省すべき
あれこれが幾つも思い浮かんで来て
ホント、自分はバカだったなぁ詫びたい
そんな思いを抱えながら早く過ぎる毎日を
送っています。

西沢利明、竜崎勝、待田京介、金田 龍之介
草薙幸二郎、江幡高志、岸田森、高橋長英
面白い男優がいましたね。

最近活躍している監督さんの白石和彌が
今の映画界に、曽根晴美が居ないのが残念
と言っていたのには面白かったなぁ・・・
あの濃い曽根さんも長年辛抱していましたね。

こんなバカを相手にして頂けて感謝です。
相変わらず拙い呟きを続けています。

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