スカッ晴れ♪

大阪からノーコン乱投 発信

丸選手の巨人宣言

2018年11月30日 | スポーツ
やはりというか、予想通りの
丸選手の巨人入り表明、
この結論を表するまで大変だった
だろうなと察します。

引退した新井に話すと、
オレはお前の味方だ、何処へ行こうと
応援する、なる言葉も頂いたとか・・
新井もつらい思いを経験して丸の心情
が理解できるのでしょう、いい男だなぁ。

こういう場合には、よくある話で
裏切りだとか解釈する厄介な意見も
あるだろうけど、一般なら此れからと
いう40代で引退が差し迫る短い選手
生活だから、本人の思いを尊重させて
あげるべきでしょう。


権威的な巨人軍なる組織を
私は好みませんが、選手の思いや願い、

そういうものが、優先されるべきです。
活躍出来なければイランと棄てられる
過酷な世界です。
大竹投手の奮起再起の要因となれば
良いかと思います。



強いチームがあってこそ打倒に燃えて
野球が楽しくなるものです。
でも巨人に入団する若手には過酷な場所
でもありますね。
難波や木次とか、王に長嶋全盛時代の
一塁や三塁手は何を思って入団して
消えて行ったのでしょうか。

木次と言えば長野松商学園、後に巨人に
入るドロップカーブの、堀内庄が投手で
甲子園に出ましたね。
後の甲府商の堀内恒夫ではありません。

難波は、阪神の永遠の大エース村山実と
関西大時代の原動力となった名三塁手。
引退後はさだまさしや長嶋茂雄に関する
権利を得たのが大きな業績となりまして
パイオニアの取締役になられるから人生
の先はわからないものです。
ですが、両氏は既に故人となっています。

名画座「ラブレス」

2018年11月29日 | 映像関連
「ラブレス」

ロシア人の監督さんらしいですね
単純にロシア映画としていいのかな?
まっ、そんなことはどうでもいいでしょうか。
米アカデミー賞の外国語映画賞にノミネート
されましたが、受賞したのはチリの
「ナチュラルウーマン」でした。



アカデミー賞では英語以外は外国語映画賞と
なります。

 映画「ラブレス」公式サイト 👈 


タイトル通り、世界は何処の国を問わず
愛なるものを忘却しつつあるようです。
愛されることを求め、構われることを望み
それでいて愛することをせずに欲するばかり。

冷たい空気が漂う暗い映像の中で、
愛を失い、ひとを責め、
愛に飢えている迷路の中で
もがき、さ迷っているような映画です。
これを名画とするのは、現実に失望し続け
心の安堵の求め先を失いかねません。

お互いが結婚生活に失望し旦那は別居先で
女を孕ませています。
かたや妻は、そんな夫を責め続け汚く罵り
それでいて初老の男の前では裸体を晒し
蕩けるほどの男女の交わりにしがみついて
いる。



夫婦の愛の無い間に生まれた一人息子は
愛されずに両親が投げ合うボールのような
存在にいます。

そして、ある日、息子が忽然と消えます。

明日になれば帰って来るだろうと思われた
のに帰って来ない、捜索の規模は次第に
大きくなるも見つかりません。

こんなことになったのは、お前のせいだ
いえ貴方が原因よ、産まなきゃ良かった
後悔しているわ・・・
お互いが責め合う中にも息子の安否を思い
合う様子が感じられません。

孕ませた女は私を棄てないでと男を頼ります。
ですが、この男を見ていて愛など感じません。
妻は、初老の男に愛してと求めるばかり
男には大事な娘が居て時おりのネット電話で
親子の愛を確かめています。

ひどく損傷した遺体が本当は息子なのか?
いや、違うのか?
息子は消えたまま・・・結論を示さない。

この映画、一度観ただけでは分かりません。
何度か観ているうちに観手の感性が思い描く
其々の愛の意味をさがす結果になるのでは
と感じます。

単純に、よく分からないと投げ出すような
タイプには向かない映画です。
分かろうとする努力を惜しまない、
もしくは、愛なるものの意味を問おうとする
姿勢で生きている方にしか
通じない内容の映画です。
深く考えさせる映画でした。
でも、実は単純なのかもしれません。
ひとを想い、愛すれば良いのですから。

大阪の忠臣蔵

2018年11月28日 | 画像観光ツアー
大阪天王寺区にある曹洞宗の吉祥寺
建立は古く寛永時代、お江戸高輪の
泉岳寺よりも先に討ち入り時の住職
が赤穂出身の縁から墓が建立された
とあります、



一歩入ると右手の先に・・




中央に浅野家を示すのでしょうか?
その両サイドに大石良雄と主税が従い
その周りを四十余名の石碑が囲みます。



この花、季節外れでは無いのかな?







西郷どんでは私には村田新八のような
イメージと重なる、大高源吾
両国橋の畔で偶然出会った宝井其角の
「年の瀬や水の流れと人の身は」に続いて
「あした待たるるその宝船」と詠んだのは
あまりにも素晴らしく知られていますね。



池宮彰一郎の原作を「北の国から」や
宮本輝の「優駿」を映画化した杉田成道が
監督した「最後の忠臣蔵」で描かれた
寺坂吉右衛門、長年裏切り者だとか蔑まれて
いた彼には大石からの大事な密命を抱えて
生きたととする感動作でした。



高田の馬場での仇討ちの助太刀で有名ですね。
その立派さを赤穂の家臣、堀部弥兵衛が訊き
つけて娘の婿にとスカウトに行き、その何年
後かに四十七士として討ち入り切腹ですから
劇画のような一生です。







毎年の第二日曜日には義士祭が行われます。
討ち入り蕎麦を食べて義士のレンタル衣装に
着替えてバスに乗り、大阪城に行き、バスに
乗って四天王寺に向かい、それから歩いて
吉祥寺迄歩きます。
辿り着いたら、お土産貰ってハイ万歳。
因みにレンタル衣装、大石内蔵助は三万円
息子の主税は二万円。

あのひと、三万円払いはったんや
この人は二万円かと見るのも楽しみです^^

哀悼、勝谷誠彦

2018年11月28日 | 世相騒動を咬む
勝谷誠彦さんの訃報、
ストレートな発言が面白い方だった。
兵庫知事選への出馬が其の後の彼を
心身とも疲弊させたのではないかな?
と思う。
どのような勢力にも与せず
真理は左右を問わず、ひとつ、
どのような立場の方とも接し、
嘘や半端を嫌った方だったと思う。

単純に彼が懸命に真理を語ろうとする
表現の様子だけを見て、誤解する方も
多かったと思う。



出馬を応援し病で力尽き逝かれた方へ
これからは彼女の弔い合戦だと奮い
立っていたのに志半ば、酒で自らを
傷め、後を追うように自身も逝かれた。

神戸のサンテレビでの
「カツヤマサヒコSHOW」では
他では見られない人選で異色なゲスト
とのトークが面白かった。
AVの村西かと思えば右翼の鈴木・・

「そこまで・・委員会」が右に傾斜系
だが、勝谷番組は両論を聞かなければ
分からないじゃないかとの姿勢が感じ
られて楽しかった。

逝ったもの勝ちか、残ったもん勝ちか
それは分からない。
ただ彼には生きて吠え続けて欲しかった。

合掌

====================
季節柄、大阪の忠臣蔵を語る予定だったが、
訃報には送る姿勢が勝る。

ネットは書いたことが元気のバロメーター
となり、真実の姿を知ることは難しい。
疲れていると書けば単純に疲れていると感じ
元気そうに書けば達者で居ると・・・
弱音を吐いているようで疲れているなどと
書きたくないのに、
そう書かなければ伝わらない世界でもある。

他人の想像が思い描く得体のしれないものと
実態との違いを推し図れる神経がネット世界
の住民資格であると思うのだが・・・・・

大阪万博が決定したことを受け、街の反応を
訊くなる企画が多いが、万博が終わった後は
仕事が減ると、いったい其れがなんなんだ?
など意味不明な指摘をされる方がいるけれど
多忙なときがあれば、それが落ち着いて休息
を得る為に仕事が減るのは当然じゃないか。

大阪毎日は相変わらず平松元市長への肩入れ
をして万博と大阪維新との関りを断とうと
懸命に誘導しているように感じる。
私的な憎しみを政治にからめる気持ち悪さに
気付いて欲しい。
っと・・・追伸が長くなった・・・

沢田研二への💛レター^^大阪明月荘

2018年11月27日 | 音楽関連
沢田研二さん、
貴方は稀有な大スターであり優れた歌手だ。
信じた生き方で、これからも迷うことなく
歩まれるのがいい。
幾つになっても自身の意地を貫かれるのは
素晴らしいことだと思う。
私は貴方の生き方を批判する勢力に与しない。

いつまでも此の頃の意地が芽生えたスタート
ラインを思い出して生きて欲しい。



GS全盛時代、人気の一角に君臨した
ザ・タイガース。
京都出身の彼らが大阪に出て、
「ナンバ一番」なるクラブで、
ファニーズの名で活動していた頃に
メンバー五人が生活を共にした明月荘


㊤もう玄関の面影が無くなっていますね。

何年か前に撮った際も建物が閉ざされて
誰も住んではいなかったのですが、
あれから4~5年を経過した現在、
先の台風の影響なのでしょうか?
所々の壁が落ち玄関の様子も崩れ一層に
傷みを激しくしていました。



タイガースに狂い青春を送られた方は
今にも倒壊しそうな明月荘へと聖地巡礼
しておかれては、いかがでしょうか。









オススメの、お題を頂戴します。

2018年11月26日 | 日記
学び舎で主題された本は大概
映画化されたものでした。
路傍の石だとかヘッセだとか漱石だとか
岩波では星がひとつ50円の時代、

本など読みませんでした、
映画を観て、それなりに辻褄を合わせ
なんて要領をカマせていました。
昔の映画は原作に忠実だったのが多く
幸いしました。
本を読む習慣に目覚めたのは、
電車の網棚に放置されていた清張の
「点と線」でした。

目指す駅に辿り着くには時間がかかり
ました。
窓から見える風景は見慣れたものでした。
平日の昼だからキレイな女も居なかった。
その点と線を手に取って読み始めると
これが中々面白い。

それまで課題以外は一切読みもしなかった
私が読むことに目覚めさせてくれた最初の
一冊でした。
次は推理ものに凝りアガサ・クリスティの
「ABC殺人事件」創元文庫。
推理ものの大定番「アクロイド殺人事件」
では止められない止まらないで、巻末の
「犯人はあなただ!」を知った時、身震い
したのを覚えています。

銭湯の次男坊が同志社を出て勤めに出たも
のの、性に合わず銭湯の横に書店を開き
そこに通い詰めていました。
16~7歳の尻の青い私は
色々、何かと教えて頂きました。
セロファンで包まれたものから現在に至る
カバーに移行し出した頃でした。
集英社からは290円だったでしょうか
廉価版の文学全集が出版された頃でした。


其れ迄、全集物は装丁の見栄えを考えた
作りで応接間の飾りにするものだったのを
文庫のような気楽さを幾分気を引き締めて
後世に語り続けて行ければいいじゃない
そんな方針だったのでは無いでしょうか。

英米作品に限らずロシアやドイツにフランス
文学などの、それまでの明治生まれの翻訳者
から一気に昭和生まれの感覚で、翻訳を刊行
してゆこうとしたのが、中央公論社でした。

ドストエフスキーなどは主に米川正夫氏等で
私の時代は池田健太郎氏がフレッシュに登場
された移行期でした。
と言っても、池田さんは昭和4年のお生まれ
です、残念ながら早世されましたね。

ドミトリー、イワン、アリョーシャ・・・
忘れられない3兄弟の名・・・・。
ツルゲーネフの情緒、ドストエフスキーの
人間の業の欲深さ・・・
ドストエフスキーは我々の世代の亀山郁夫氏
の御奮闘で復活され話題になったけど、
今は沈下気味なのかな?
ロシア文学の壮大さは格別です。

反面、ドイツの高橋さん系統・・・
ヘッセやゲーテ・・リルケといった世界には
尻の青さがむず痒くなって入り込めなかった。
っと・・・延々と話していると長くなります。

お勧めの本、
そんなのアンタが興味あるのを知らなきゃ
応えられるわけが有りません。
実生活に役立つものが良いのでは無いでしょうか。
グダグダと口やかましくても縦のモノをヨコにも
しない無精者から脱却し、不平不満を口にしたり
せずに済む積極的な生き方、
そんなのがいいンじゃないのかな。
好きな相手の愛し方、こんなのもサイコーだ^^

それに一般的に読書する方は賢いとかの
イメージ、あれは間違っています。
何冊読んだところで好き嫌いだけの域でしか
読み解けない方はバカのままです。

こんな人も、あんな人も・・・世の中には
大勢のタイプが生きている、その意味を知る
これが大事ですね。
フィクションの小説は何冊読んだところで、
筋立てにしか興味の無い方はTVドラマを
観ているのと同じようなものです。

なんか、トンチンカンなことを書き綴ったで
しょうか?

今年になってブログで知り合えた方から興味
を持ち読んだ帚木蓬生氏の「天に星 地に花」
は良かったです。
幕末に活躍する医師、高松凌雲の流れを生む
物語で史実の裏付けもあり、楽しめました。

最近、好きなフィクション作家では遠田潤子。
彼女は、どんな人なんだろうな?
子供の頃から、どのようなものに興味を示して
来たのかな?

アンチェルのドヴォルザークを教えてくれた
のも遠田の作品でした。
7月の入院時に持ち込んだアルバムでした。
浮かれた事の無い緊迫な世界に関心を持って
読んでいます。


御免なさい、送信しようと思ってタイトルを
見返したら、単純にお勧めの小説は?
だけでしたね、余計で私的なことも書いて
無駄な内容が多くなりました、
自分の不甲斐なさを感じて書き直す気も起りません。
思いのままの、この内容で送信します。
どうか、御容赦下さい。

レマルクが出て来た。

2018年11月24日 | 本関連
今夜はBSの高倉健番組に酔いしれて
「遥かなる山の呼び声」のリメイクを
観て、良い夜だったかな・・・
阿部寛は目が丸くて黒いから、
健さんとは全く違うタイプで、
真剣な眼差しのときには、
どこか笑ってしまいそうになります。
違った良さが有ったかな。

二人の決定的に違うのは哀愁感だろうな。

きょうの終活は京橋迄、文庫を売りに
行きました。
これを始めてから今までには買っていた
本を買わなくなってしまったことかな。
受付してくれた女の子が実に丁寧で似た
ような買取金額でも気分良く処分できま
した。

本の整理をしていて、
嬉しかったことがありました。
17~8歳の頃に好んで読んでいた
レマルクの文庫が出て来たのです。
時代を感じますね、
文庫を包むセロファン。


「愛する時と死する時」


「汝の隣人を愛せ」

てっきり処分して無くなっていたと思っ
ていたのですが・・・
もう、レマルクなんて
耳にする機会がありませんし
今後おそらく再版は無いでしょう。
忘れられた作家として
消えてしまいましたが、
映画か舞台かで復活しないかな・・・
と期待するのですが。

一般にレマルクで知られているのでは、
バーグマンとシャルル・ポアイエの
「凱旋門」でしょう。

読んだ頃から既に半世紀を経ましたので
詳細は忘却になっておりますが
結末だけは鮮明に覚えています。
戦争の虚しさ
信じる事が通じない敵対の立場。
殺せないと背を向けて去ろうとしたとき
・・・・・・
結末を話してもいいのかな?

ドイツ軍でも、
冷酷無表情な兵士ばかりではありません。
これで一生が閉じられるのかと、
悲痛な思いに陥った記憶があります。


これを読んだニキビヅラの尻の青い頃から
半世紀が流れました。
本は傷みも少なく、経年のヤケ程度です。
これは、五円や十円では売れませんね^^

やめちまえ、そんな制度

2018年11月24日 | 世相騒動を咬む
軽減税率だとか、プレミアム商品券
だとか、やめちまえと思う。

ありえないけど、仮に私がコンビニの
レジに立ち、お持ち帰りだとの計算で
レジを打った後にその客がイートイン
に向かって席をとって座ったとしても
一々客を非難することはしない。
結局は曖昧な制度にしかならない。

正義の指摘だなんて尻の青い事をして
逆恨みで事件など起こる危険も生じる
ではないか。
何十円で命を亡くしたら末代の恥だぞ。

プレミアム商品券だなんて子供のよう
な、ごっこ遊び的な発想も無駄な手間
を生じさせ、商品券作成に関わる業者
が潤うだけだ。
処理に業者や役人らの手間も要する。
個人商店では、カード処理も出来ない
店舗も多い。

所得制限で分類するのは認めるけれど
平等は均一が基本だと思う。

何故そのような面倒な発想が思い浮か
ぶのかと首を傾げてしまう。

事件の核心

2018年11月24日 | 世相騒動を咬む
お前ら知っていたはずだろ、
おれに多くの社員の首を切らせて
いざ立て直しができたら、調子に
付かせてホイホイと忖度の振りを
して神輿に乗せて、
ココゾとばかりにタイミングを図
って追い落とす策略だったのか!

拘置所の独房の中で、そんな恨み
つらみで暮れているのではないの
かな?



窮地に陥ると保身がベースとなり
自身の甘さを棚上げして、相手を
責めるものだから、この辺りで間
違いは無いのではないか。

倒産危機の頃には、この上層部で
は、さもありなんと指摘される程
にバカ揃いだったらしいけど、
腹黒い意味での臥薪嘗胆が生きた
のか、こういう策略に関しては日
本の歴史に多く見られる、家康の
本多正信やらの黒い策謀に長けて
いる。

健全な組織なら、此処まで放置は
しなかったはずだ。
関連会社からの指摘もあったらし
いが無視したという。
ココゾ!という犯罪レベルのとき
まで告発の時期を待っていたのだ
ろうと考えられる。

調子に乗せて神輿に乗せる者、
その神輿に奉られて、欲望感覚が
マヒする者、相互の相性がマッチ
したのだろう。

二万を超えるリストラで首を切ら
れた元社員の感情が手に取るよう
に察せられる。
悔しいだろうな・・・・
腹立たしいだろうな・・・
追い出したバカ達がまた経営権を
握ると、再びの不安が現社員に抱
かせないか?

名画座・孤狼の血

2018年11月23日 | 映像関連
先に原作を読むか、それとも映画を観るか
映画より原作が良かった、だとか
小説を映画化したものを比べる話題がある
けれど、一緒くたに捉えるのは間違いです。

小説は小説、映画は映画、
決して二つを比較して考えないことです。
原作をタイトルに使用するなら大筋の話の
流れは似たものになるのは当然です。

宮本輝の「道頓堀川」を深作監督が映画化
しましたが情緒ある宮本文学をまるで東映
映画に変貌させたのには驚きました。
輝さんにとっては、決して一緒にしてくれ
るな、が正直な思いでしょう。

で・・・
柚月裕子の人気作品「孤狼の血」が今年の
初夏頃に公開されました。

作家、柚月は東北出身でありながら、
どのような関りからなのでしょうか、
広島を舞台にする作品が幾つかあります。

「孤狼の血・公式サイト 👈」

この内容もハンディカメラを駆使した名作
「仁義なき戦い」の流れを汲む広島県警と
ヤクザ抗争が主な筋となります。
大筋は原作に添い細かな設定に違いをみせ
ます。



真木よう子が演じたママの店は、原作では
小料理屋のようでしたが、映画ではクラブ
となります。
これは映画なるスクリーンの広がりから設
定を変えたのかもしれません。
音楽がいいですね、安川午朗・・見事です。

主役は役所広司が二課の刑事、市民を守る
為なら法律なんてクソくらえ思考です。
ヤクザの抗争となると必ず一般市民に危害
が及ぶ、なんとかバランスをとる算段をし
て事を収めたいと、あらゆる手段を用いて
奔走します。

これに従うのが若きエリート刑事、役所の
奔放な捜査手段に戸惑いながら次第に成長
してゆくのですが、この二人の本当の関り
が原作では最後の数行で語られて、まるで
クリスティのアクロイドのような驚きを感
じますが、映画では早々に知らされます。
うーん、この流れにはモッタイナイかなと
感じました。



最近、よく見かけますが男優の音尾琢真、
当初見たときは竹中直人か?なんて思った
ものでしたが、真珠を自慢にするヤクザ役
に奮闘しておりました。
嶋田久作は気楽な仕事をしてましたね。
江口洋介はTVの「ひとつ屋根の下」辺り
からでしょうか「白い巨塔」だとか穏やか
な役柄の彼になりましたが、当初はこのよ
うな役柄が似合う男優だと感じましたから
原点復帰だなと感じました。



舞台は広島・呉市を思わせる呉原市、
消費者金融に勤める男が行方不明になる。
これを鶴瓶の息子が演じます。
竹野内豊が広島ヤクザを演じるとは驚きです。
どこに消えたか、鶴瓶の息子・・・
事件の発端です。
男がヤクザ風の数人に拉致されたとの情報
から、捜査線上に勢力争いが絡んできます。



映像がいいですね、とても内容にマッチして
います。
正義とはなにか?
穏やかな毎日、安全な日常を維持するために
大上刑事のような男も確実に必要なのです。

原作を読んでいた時には大上役に内野聖陽を
イメージしていましたが、役所広司だと知り
なるほどなと納得せざるをえない適役でした。
公開を終えて早くもレンタルされております。