母が2週間ほど前にかかりつけのクリニックで「最近、ちょっと歩いただけで息切れがする」と伝えたところ、いきなり肺気腫と診断され、気管支拡張剤を処方されました。
薬を飲んでも症状は改善されないし、肌も青白くなっていく感じだったので、「大丈夫?明日にでも呼吸器系の専門医に診てもらった方がいいよ。肺気腫じゃないかもよ。」と諭し、昨日、このあたりでは評判の良い専門医のところへ連れて行きました。
「2時間ほどしたら、帰ってこられるかな」と思っていたら、甘かった。身体の様子から、先生は貧血なのではと疑って、血液検査の結果をすぐに取り寄せたようなのですが、何と、血色素が標準値の半分、赤血球も標準値の半分ほど。レントゲンの結果を見ても、「肺気腫ではなく、この異常な値が原因」とのことで、急遽、ベッドに空きのある別の病院へ移動することになり、即入院となりました。
紹介された病院への移動中、「まさかこんなことになるなんて思わなかったね。でも、肺気腫だと思って薬を飲み続けていたら、家で倒れてしまうところだったね。今日診てもらって良かったね。」と話ながら、どこかホッとした気分になったものの、貧血自体の原因が不明なので、まだ安心するわけにはいきません。
そんなこんなで、入学式気分が一気に吹っ飛び、我が家は緊急時対応モードに切り替わったのでした。老人が定期的にかかりつけの病院に通院しているからといって安心してはいけませんね。あちこち落とし穴だらけです。
重度喫煙者以外はまず肺気腫にはなりません。
若年者を除けば、貧血の原因で一番多いのは上部消化管出血ですので、内視鏡検査をすべきです。
次は下部消化管出血ですので、便潜血検査が必須です。
そして次が血液疾患です。
採血や、必要に応じて骨髄穿刺をします。
夕方、病院に着いたら、すぐに一連の検査があり、内視鏡検査も受けましたが、その時点では異常が見られなかったようです。金曜日の夜に輸血したので、月曜日以降に詳しい検査を受ける予定です。東夷さんの書かれている検査が予定表に書かれていました。入学式が2つありますから、我が家は、喜びと心配と不安で忙しい一週間になりそうです。
まだ原因が特定できずにいます。また輸血だそうで...。