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春夏秋冬。

その時々で思いついた妄想文をつらつらと。
二次創作中心。カテゴリのはじめにからどうぞ。

いぎりすー!

2009年06月30日 15時04分29秒 | 書いてみた。
“こうして来てくれただけでもうれしいぞ!”

子メリはほんとイギリス大好きですよね・・!
イギイギもこんな満面な笑顔を見せるのは子メリだけだったんじゃないかな~。
つうか笑顔を作るのが下手くそだろうなぁイギリス。
この頃の米と英はツンデレのツの字もありません(笑

きみのて。

2009年06月30日 05時05分30秒 | 書いてみた。
“これからこいつと2人、支え合って生きて行こう”

きみのてはとってもとっても米英ソングだと思う件。
子メリのほっぺた触りたい・・。

よし!
これから7月のいんでぃぺんでんすでーまで米英米祭りにしよう!
夜中のテンションで決めました。
はっはっは!一人楽しすぎるぜー!

白米は最高だ~♪

2009年06月29日 22時11分38秒 | 呟き。
米の字見るたびニヨニヨする今日この頃です。こんばんは。(kimoi
つーかご本家さまのメリカが可愛すぎる!
ナンツケット引っ張りたい・・。
加さんが混じってますね。
髪型似せるとほんとそっくりだわ・・。
でも米は勝ち気眉毛で加さんは困った眉毛だからすぐ見分けつくw

薄い本にありがちな風邪ネタとかやりたい。
でも米が風邪引くとだいたい世界各国に感染して、他国の方が重症化するから米の看病するやつがいない・・。
米は順調に育ちすぎなんだよ!
もう少し痛い目に遭えば良いのに・・。(すいません愛故の発言です
あっでも恐慌ではろっさまだけ無事でしたね。
それちょっとおいしい・・?

ヘタのDVD表紙は米と仏かぁ。
何か珍しい組み合わせな気も。
まるかいて地球の米・仏バージョンが今から楽しみです!
キャラソン枢軸連合揃ってアルバムになったら欲しいな。
キャラソン欲しいって思ったのは初めてかもしれません(笑

光の差す方へ。

2009年06月27日 20時54分18秒 | 某国擬人化妄想文。
芋兄弟で歴史ネタ。


====


まだ闇の濃い中でハンマーやつるはしを打ち鳴らす音が響く。
それに混じって国民の歓喜の声と敗戦後から禁じられていた国歌の一番が耳に届いた。
・・・信じられない。
ドイツは呆然と目の前で破壊されていく壁を見つめた。
決して越えることの出来なかった不可能の象徴が今取り払われようとしている。

(・・ェ・・ト・・!!)

懐かしい声が聞こえたような気がして顔を上げた。
壁を破壊する国民達の熱気で他の声など聞こえる筈がない。
普段なら理論的じゃないと空耳で片付けた。
しかし今は確かに分かる。
あの人はこの壁の向こうにいて自分を探している。
茫洋としていたライトブルーの瞳に焔がちらついた。
胸の黒い十字架を強く握りしめて落ちているハンマーを拾う。
壁をすぐ側で仰ぎ見ると巨大さがよく分かった。
何度これを呪い、憎んだことか。
28年。
自分達にとって短いはずの時間は永遠と思えるほど長かった。
前髪をかき上げて壁を睨み付ける。
ドイツは力の限りハンマーをコンクリートの固まりにぶつけた。




何時間経ったのだろう?
壁は割れて朝日が差し込み灰色だった世界をオレンジ色に染め上げる。
東からの太陽。
眩しさにドイツは目を細めた。
歓喜の声は今だ鳴り止まず抱き合ったり、踊ったり、紙吹雪を撒き散らす人々で溢れかえっている。

「ヴェスト!」

今度ははっきりと聞こえる。
自分をこう呼ぶのは一人しかいない。
粉塵が舞う群衆の中で視界ははっきりしないが声のする方向へ足を進めた。
胸の高鳴りが押さえられない。
割れたコンクリート、剥き出しの鉄筋の向こうに太陽を背にして現れたのは懐かしい銀色の髪。
汚れた白いシャツにはおそろいの鉄十字のペンダントが揺れていた。
ハンマーを担いだ姿は傷だらけで心なしか痩せた気がする。
あの別れの日、ドイツはアメリカに、彼はロシアに連れていかれて不本意にも冷戦の象徴と呼ばれた。
ロシアの元で暮らす日々は過酷であると分かっていた筈。
それなのに彼は 心配するな、と笑ってドイツの髪をくしゃくしゃに撫でた。
昔の、幼い頃のように。

「兄さん・・!」

赤みの強い紫の瞳が悪戯っぽく煌めいた。
別れた時と同じ笑顔で自分を見上げる。

「待たせたな!」

頬を熱いものが伝う。
涙なんてもう出ないと思っていたのに。

「おいおい、泣いてんじゃねーよ」

そう言った兄、プロイセンも笑顔が崩れて今にも泣き出しそうだ。
コンクリートの固まりを飛び越えて乱れた金色の髪に腕が伸びる。
久方振りの再会を兄弟は顔をくしゃくしゃにして抱き合い喜んだ。

長かった夜はようやく明けようとしていた。




1989年11月10日ベルリンの壁崩壊。

東西ドイツの統一はアメリカ、ロシア、そして西ドイツ首脳が考えていたよりも、はるかに速いスピードで進められた。
この驚異的なスピードで進んだドイツ再統一の原動力は、ベルリンの壁が崩壊した事によって生み出された「歓喜」と「感動」以外の何物でもなかった。




====


最後のくだりはウィキ先生から引っ張ってきました。
無性にこの一文に感動してうっかり壁のお話です。
同ネタ沢山ありそうだか・・(^^;
芋兄弟も大好きです!
プーがドイツを可愛がってる所に禿萌える。
プロイセン=東ドイツってのはまだハッキリしないけど、戦後はロシアの元で暮らしてたとかドイツを「ヴェスト(西)」って呼ぶ所からそうだと良いなぁと思います。
戦後のプロイセン国家解体で消えた・・っていうのは悲しすぎるので。(二次創作なら良いけど!←

しかしヘタは兄弟萌えが半端ない。

ヴェ~。

2009年06月25日 23時42分19秒 | 呟き。
実は今日でこのブログ1周年です!
いやぁ月日が経つのは早いなぁ・・!
そして自分の妄想っぷりに呆れるぜ!
こんな駄文を読んでくれてる方々にはほんと感謝です。
今だに読んでくれている人がいるのか半信半疑ですがw
アクセス数は全部自分の足跡なんじゃないかと思っちゃうよ・・。

もうすぐメリカの誕生日だし何かやりたいな。
ニコでもメリカMADが増えるんじゃないかと期待している♪

あなただけ見つめてる。

2009年06月24日 15時20分31秒 | 某国擬人化妄想文。
ほのぼの目指した米英前提な露米。


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――海神の娘クリュティエは太陽神アポロンを一目見て恋に墜ちました。
しかしアポロンは女神カイアラピに夢中でクリュティエには目もくれません。
恋に破れたクリュティエは嘆き悲しみ涙を流しながら9日間にも渡って昼も夜も地上から天空のアポロンを見つめ続けました。
そしてクリュティエはとうとう向日葵の花になってしまったのです――


初めて会ったのがいつだったかなんて忘れてしまったけど、多分僕の一目惚れだったんだ。
濃い蜂蜜のような金髪に空を溶かしたような瞳、はつらつとした表情。
向日葵みたいだと思った。
太陽の下で輝く大輪の花。
向日葵は元々北アメリカの原産らしい。
成程、と妙に納得してしまった。


「ロシア!聞いてるのかい!?」
「聞いてるよ」

嘘だけど。
回想の旅に出ていた意識を元に戻そうとするがなかなか集中出来ない。
確か温暖化の話・・だっけ?
アメリカ君は京都議定書から離脱した癖に偉そうだなぁ。
冷戦が終わってもすっかり冷え切ってしまった僕達の仲は容易には暖まらない。
日本君やイギリス君に笑いかける彼を見るとどうしようもなくイライラする。
僕には虚構で塗り固められた笑顔か嫌悪や拒否の表情しか見せてくれないから。

会議が終わっても僕は椅子に座ったまま物思いに耽っていた。
すっかり彼に追い越されちゃったなぁ・・と一人ごちるが悔しさが込み上げてこない自分はおかしいのだろうか。
かたん、と扉が開く音がして緩慢に目を向けるとアメリカ君が目を丸くして立っていた。

「どうしたんだい?もうみんな帰ったぞ」
「別に何でもないよ」

お決まりの笑顔で間髪入れずに言うとアメリカ君はむっとした顔で、ああそうかいご勝手に、と言い放った。
可愛くないなぁ。
アメリカ君は忘れ物でもしたのか先程の会議で自分が座っていた辺りをウロウロしている。
もしかして落とし物かな。
心当たりが無きにしもあらずだけど、彼から何も言ってこない限り僕は何も言わないよ。
そんな空気を纏わせて彼の姿をじっと見つめた。
やっぱりあの髪も瞳も好きだ。
相当僕好みのルックスなんだなぁ。

「っ・・・ロシア!」

あ、やっときたね。
僕は勿体ぶるようにゆっくりと何?と聞き返した。

「君、さっきからジロジロとなんなんだい!?」

なんだ、そっちか。
良いじゃない、別に減るもんじゃ無いし。
心が狭いとヒーローにはなれないよ。

「ごめんね?」

自意識過剰って憎まれ口を叩いても良かったけど僕が君を見ていたのは事実だし面倒なので心とは裏腹に形だけの薄っぺらな謝罪を述べる。
我ながら全く反省の色は見えない。
アメリカ君もそれが分かったのかますます不機嫌そうな顔だ。
空気読めないって言われるわりには、こういう時の空気には敏感だよね。

「・・・ここにハンカチが落ちてなかったかい」

やっと本題。

「落ちてたよ」

僕は相変わらず笑顔の仮面を崩さない。
少しだけ空色の瞳が安心したように和んだ。

「これでしょ?」

真っ白なレースに丁寧に縫い込まれた深紅の薔薇の刺繍。
正直アメリカ君らしくない持ち物。

「薔薇の刺繍なんて悪趣味」

赤面する彼を横目で見てハンカチをひらひらと振る。

「ありがとうロシア。それ返してくれよ」

僕に礼を言うなんて合衆国にとっては最大最高の譲歩。
何だかまた面白くない気持ち。
そこまでするほど大事なの?
こんな悪趣味なハンカチをアメリカ君に渡す奴なんて一人しかいない。
気にくわないな。

「拾ったんだから僕のモノだよ」
「なっ・・!どこの理屈だよ!?」
「僕んちの理屈」

上目遣いで睨む瞳にゾクゾクする。

「じゃあどうしたら返してくれるんだい?」
「そうだなぁ・・」

僕にとって利益のあること。
貿易の規制緩和とか。
安保理で拒否権を行使しないとか。
でもたかがハンカチ一枚のことで大人げない気もする。
アメリカ君だってそこでYesとは言わないだろう。
言ったら逆にこっちが引く。
考えた挙げ句出てきたのは自分でもびっくりするようなお願い。

「подсолнечник・・」
「え?」
「一緒にひまわり畑を見に行かない?」
「sunflower?」
「うん」

アメリカ君は困ったような迷ったような顔で何度も茶に近い金色の睫毛をしばたかせる。

「どうして向日葵なんだい?」

もっと無理難題を言われるかと思ったよ と明け透けに言う。

「君には薔薇より向日葵の方が似合うから」

これは彼の後ろにいつもいる元保護者に宛てた言葉。
きょとんとした顔はいつも会議で顔を合わせた時よりずっと幼い。

「オーケイ!それならお安い御用だぞ!」

いきなりにっこり笑った顔に思わずドキリとする。
じゃあ約束、と小指と小指を絡ませた。
日本式の約束の仕方らしい。
日本に教えて貰って使ってみたかった、とか、破ったら針千本飲むんだぞ!とか言っていたが正直上の空だった。
嫌な顔をされると思っていたから。

「上手くスケジュール調整してくれよ!」

スーツの上からいつものフライトジャケットを引っ掛けて会議室を出ていく彼。
これは夢?
あのアメリカ君が僕にあんな笑顔を向けるなんて何世紀ぶりだろう?
約束って僕がハンカチを必ず返すっていう約束だよね。
一緒にひまわり畑に行くことを約束したんじゃ無いよね?
もう良く分からない。
アメリカ君は遠足を待つ子供のようにウキウキしていた・・ようにも見えた。
今になって顔が熱くなりその場に蹲る。

(少しは期待しても良いのかな?)

自分が思うほど彼に嫌われてはいないということ。
向日葵・・遠い昔、姉が枕元で語ってくれた向日葵に纏わるギリシャ神話を思い出す。
彼のことを向日葵のようだと思っていたけど、実は逆なんじゃないか・・そんな気がしてきた。
太陽に恋した哀れな娘。
こんなにも太陽に焦がれている僕。
でもね、僕は見てるだけなんて可愛いものじゃないよ。
太陽を手に入れる貪欲な向日葵がいてもいいんじゃない?



向日葵の花言葉─憧れ・崇拝・愛慕・敬慕・熱愛・光輝・高慢。

貴方だけを見つめている。




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ロシアの国花が向日葵なんて可愛すぎる。
でもロシアでは向日葵は観賞用じゃなくて主に食用(種)だそうです。
もしメリカを向日葵に例えるなら・・ロシアに食べられちゃうんだなぁ・・それも良いなぁ・・なーんて・・ふふ(駄目だこいつ

米は好意には好意で悪意には悪意でツンデレにはツンデレ(しかもデレ率低い)で返す子。
敵意には敏感で容赦しないけど好意が分かればついていきます!そんなイメージ(笑

ご本家が。

2009年06月23日 00時57分05秒 | 呟き。
たまやーな日米が可愛すぎる・・!!
トルコの仮面が・・!!
北欧夫婦万歳!!
そのままイギイギひんむいて下さ(死

週末さんざん米英米英言ってたのにまだ足りないようです。
むしろ余計あれな感じ・・?

最近イギリスでは子供にタイ式ボクシング習わせるのが流行ってるそうですね。(by世界まるみえ
瞬時に子メリに仕込むイギリスを想像しました自分気持ち悪い。
でも子供の頃から怪力っぽいので・・練習に付き合ったイギがボロボロになりそうですねw


「おい!ボクシングやるぞ!」
「え~・・いいよ、めんどくさい」
「バッカ、お前護身用にもなるじゃねぇか!たとえば道で突然変態に襲われたら・・」
「大丈夫だよ」(変態なら目の前にもいるし)
「お前・・自分がどれだけ可愛いか分かってんのか?」
「もういいから黙りなよ」

とことん英に冷たい米に萌える。

秋雨。

2009年06月18日 00時57分00秒 | 某国擬人化妄想文。
1781年10月ヨークタウンの戦い。


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雨音が耳鳴りのようだ。
昨日から降り続いている雨は衰えることなく、むしろその勢いを強めている。
日が落ちると急激に空気が冷え、雨は秋が来たことを教えた。
カナダは窓際から暗闇を凝視したが頼りない蝋燭の灯りでは何も見ることが出来なかった。
雨を確認する術は耳に頼る以外に無い。
外に出れば話は別だが冷えた体をこれ以上冷やす気も毛頭無かった。
目を閉じて耳を澄ますと雨音に混じってうなり声が微かに聞こえる。
心当たりは一つしか無かった。
隣室に続く扉に手を掛けて中に入ると額に汗を浮かべてうなされているイギリスの姿。
強く握った拳を胸の上に置いて、酸素を求める魚のように唇が動く。
苦しそうな様子にカナダは起こすべきかどうか迷う。
ここ数日イギリスは眠っていない。
憔悴しきった彼を無理矢理ベッドに押し込んで寝るよう促したが、夢の中ですら安息を得ることが出来ない。
躊躇ったあげくカナダはイギリスの汗をそっとハンカチで拭った。
眠りが浅かったのか、軽い刺激で金色の睫毛が震え薄く開く瞼。

「アメリカ・・?」

焦点の合わないぼんやりとしたダークグリーンの瞳。
カナダは泣き出しそうな思いを必死で堪えた。
今ほどアメリカに間違えられて辛いと思ったことはない。

「カナダです」

だんだんと現実味を帯びる瞳が後悔に歪んだ。

「ごめん、カナダ」
「いいえ・・」

罪悪感が胸を焦がす。
ここにいるのが自分で、アメリカでは無くてごめんなさいと逆に謝りたくなるくらいだ。

「大丈夫ですか・・?大分うなされていたようですが・・」
「あの、事件の夢を見てた」

ボストン港が紅茶色に染まったあの日から埋めようの無い溝が出来てしまった。
いや、元々あった溝が明らかになったと言うべきか。
イギリスは自嘲するように皮肉気な笑みを浮かべた。

「軍隊を持たないあいつが独立なんて無理だと思ってた。こんな争いはすぐに収まる、そう思っていたんだけどな・・」

いつの間にか世界を巻き込んでイギリスは孤立していた。
先のフランスとの海戦に破れ援軍が望めなくなった今、アメリカはこの街を包囲し、徐々にその包囲網を狭めている。
食料も弾薬も残り僅か。
頼みの綱だったニューヨークからの救援隊も遅れている。

「僕はイギリスさんの味方です」
「ありがとう、カナダ」

力無く笑うイギリスに胸が締め付けられる。

(何やってるんだい、アメリカ・・!!)

遠くなってしまった自分の半身。
いつからこうなってしまったのだろう?

また三人で過ごしたい。
イギリスさんが入れた紅茶とホットケーキにたっぷりのメイプルシロップをかけて、三人で。

カナダの望みはそれだけだったが今の状況では叶わない夢のように思えた。

雨は恐らく嵐になる。
まるでアメリカが柵を断ち切ろうとしているかのように見えた。
どうせなら全て白紙に戻してくれたら良いのに・・。
カナダはぼんやりとまた雨音に聞き入った。




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独立前夜。
アニメの倉庫掃除にあてられて。

古い手紙。

2009年06月17日 03時29分44秒 | 某国擬人化妄想文。
日と中で若干しんみり?
戦争表現ありなので苦手な方はバックバック!


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世界会議が終わり各国が友好国と談笑を始めた。
静かだった会議室は明るい喧噪に包まれ、まるで学校の休み時間のよう。(学校なんて行ったこと無いけど)
小柄な黒髪の姿を見かけて声を掛けようか迷っているうちに中国の想い人はアメリカに連れて行かれて姿が見えなくなってしまった。
兄貴!一緒にキムチでも食べるんだぜ!と強引に誘ってきた韓国を何とか振り切って、会議室を飛び出し庭の真っ白なベンチに腰を掛ける。
英国風の庭には鮮やかな花と濃い緑が絶妙な計算によって配置されており、薄い雲を透して弱い光が降り注いでいた。
雲の切れ間からは地上に向かって伸びる光の梯子。
国交を回復してから何年も経つというのに、今だに胸の奥にあるしこりが言葉を遮る。
最近は上司の仲が悪いせいか日本に会える機会も少なかった。
韓国とは一緒にワールドカップをしたりと、文化面での交流が多くなっていると聞いているのに自分はなかなか変われない。
昔のように戻りたいという気持ちとまだ許せないという思い。
相反する感情に呑まれて目の前が暗くなる。
鉛を吐き出すように重い吐息が唇から漏れた。
天国の階段を見ながら、思い出すのはまだ幼い日本の姿。
無口だがそっと袖を引っ張って黒曜石の瞳で見上げてきた子供。
懐から黄ばんでボロボロの冊子を取り出し、そっと表紙を撫でた。
遥か昔、日本に漢字を教えるために使用した紙の束。
文字を伝えれば遠くにいても思いを伝えられるような気がした。
日本は飲み込みが早くすぐに覚えたが、漢字は難しいと平仮名を作って中国を困らせた。
初めてくれた手紙もすべて平仮名で読めないと諦めたまま何百年も過ぎてしまった。

「それ・・ひらがな?」

低く澄んだよく通る声。
見上げると眠たそうに目を擦り、頭の上に真っ白な猫を載せたギリシャが立っていた。
膝の上で広げた冊子には大きく墨で平仮名が書かれておりお世辞にも綺麗とは言えない字。

「ひらがなと言えば日本・・」

そういえばギリシャと日本は仲が良い。
時々だが会議の前や合間で猫と戯れる微笑ましい二人の姿をみることがあった。
ただの文字の羅列をギリシャに見やすいように傾げると、同じように首を傾けて覗き込んでくる。

「い、ろ、は、に・・・?」
「お前、読めるあるか?」
「うん・・・。ひらがななら・・・」

何かが体の中で弾けて、冊子の一番最後の頁に挟んだ手紙とは名ばかりの紙切れを二枚取り出す。
一つはあの月の綺麗な晩、何も言わず日本がそっと残していった手紙。
平仮名のみを使った言葉はきっと読めなくても良いと思ったのだろう。
ほんの一行しかない言葉を調べようとしなかったのは自分の怠慢。
その後すぐに始まった戦争で日本と名の付くものは見たくなくて、この冊子に挟んだまま机の奥深くに封印した。

「これ、何て読むか分かるあるか・・?」

知りたい。
でも怖い。
拒絶や否定の言葉が書かれていたら日本との関係を戻すことは二度と出来なくなる気がした。
多分あの夜、すでに日本は戦争を考えていたのだろうから。
じくじくと背中の傷が痛み出す。
捨てることも読むことも出来ないまま女々しく残った手紙。

ギリシャは古い紙切れを慎重に受け取って目を通す。
他国の目に晒すものでは無いことは分かっている。
これがイギリスやアメリカなら絶対に見せたりはしなかった。
しかしギリシャになら・・そう思わせられる不思議な空気を纏った青年だった。
高鳴る心臓を静めようと目を瞑る。
ギリシャが淡々と言葉を紡いだ。


「ごめんなさい」


「え・・?」
「そう、書いてある」

脳裏に日本の笑った幼い顔と自分に斬りかかってきた時の暗い表情がフラッシュバックする。

「じゃ、じゃあこれは!?」

一枚目のものよりも遥かに古い遠い記憶の断片。
日本が初めてくれた手紙。

「ありがとう、にい、さん ・・?」

涙が堰を切ったように溢れて、その場に蹲る。
日本が自分を兄と呼ぶことなど今まで一度も無かった。
それは支配下には置かれない、対等でありたいという心の表れ。
でも自分にとっては可愛い自慢の弟だったのだ。
目線を合わせるようにしゃがみ込んでぽんぽんと軽く頭を叩くギリシャ。
顔を上げると澄んだ青い瞳とかち合う。
無表情の中にも人を労るような瞳に日本の姿が重なった。

会いたい。
話がしたい。
また二人で月見がしたい。

「謝謝!希腊!」

涙を拭ってギリシャに手を振り駆け出す。
まだ間に合うだろうか。
全速力で走る中国を他の国々が怪訝そうに見つめていた。




====


イメージは小○内閣くらいの時。
っていうか中国別人だね!
もっと飄々としてズバッと言う子だよね(^^;
日本のウジウジが移った・・?
そんな馬鹿な。

日本とアメリカは正反対だけど弟気質(?)な所は似てるんじゃないかと。
兄に対する複雑な心境とか。
でも米英よりは深刻というか・・解決してない感がまだあるからなぁ・・。

これで連合の五人と枢軸の三人は全員書いた!
色んな国を書いてみたい・・!(あてにはなりませんよw

ヘタリアバトン。

2009年06月14日 00時40分03秒 | 呟き。
まるでカナダさんのような休みの過ごし方をしてました・・。
何て勿体ない(><)

面白そうなバトン貰ってきました!
前の時(ミクシィかな)と被ってる可能性有り。
同じこと何回も言ってたらごめんなさい・・。

① お名前をどうぞ。
じゅんです。

② いつから「ヘタリア」にハマりましたか?
先輩に漫画を借りました。
始めは登場人物の多さに頭こんがらがってましたがご本家様に行ってどツボにはまり。
ニコニコ動画で某ヒーローの可愛さ(たしかイーアルカンフー)にやられました。

③ 「ヘタリア」の中で一番好きなキャラは誰ですか?(すなわち一番好きな国はどれですか?)、そして好きな理由も語ってください!
(※日本と答える人が多いと思いますが、その場合は2番目に好きなキャラも…)
一番始めは日本が好きで次がイギリスでしたね。
けど某笑顔動画で(以下略
なので今はアメリカが一番好き。
空気読まなくてメタボで強引で我が儘でヒーローと正義が大好きで世界は自分中心に回ってると思ってるって言うとやな奴っぽいのに憎めないんだ!
可愛いんだもの・・!!
馬鹿なのか天然なのか鬼畜なのか腹黒なのかツンデレなのかよく分からない不思議国家ですよ。
友達が日本しかいませんよ。(イギリスは除外 笑
でも可愛いんだもの・・!!(病気
若さ溢れる挫折を(あまり)知らない超大国ってのも美味しいポジションじゃね?
いつか痛い目見るだろーねw(によによ

あと外見もかなり好みです。
金髪碧眼眼鏡・・!

④ 「ヘタリア」の中のキャラになれるなら、誰がいいですか?理由も…
日本。
アメリカのデレは日本に対してのみ過多な気がするv

⑤ もし外国に行くなら、どの国に行きたいですか?もしくはどの国に住んでみたいですか?(複数可)
イタリア、フランス、ドイツ、トルコあたりかな?
住むのは日本が良いけど・・どうしてもっていうならカナダ。
アメリカにはあんまり・・行きたいような行きたくないような。
でも行きたいかな。
自由の女神!グランドキャニオン!ハワイ~!

⑥ 「ヘタリア」の漫画やCD、グッズはお持ちですか?どれくらい持ってますか?アニメは観てますか?
漫画のみです。
アニメは見てます。
アメリカがとってもウザイです。(褒め言葉
HAHAHA!って感じだよネ。

⑥ 「ヘタリア」のキャラをBLさせるなら、誰と誰がいいですか?
(どのCPがお好みですか?)また攻め受けもはっきり教えてくださいね。 (複数CP可)(*´艸`*)
米英米。
もうどっちが左でも右でも良いよ!
独立って別れがあったから尚更萌えるカプです。
色んなシチュエーションが楽しめますしねー!
英は米が可愛くて仕方ないと思います。
米は子供扱いされるのがすっごく嫌で英が大好きなんだけど素直になれない。
どっちもツンなので進展しない(笑
あ、でもデレ全開変態という名の紳士な英とドン引き米も好きです。

日米日。
おじいちゃんと孫。
米は日本にはめちゃめちゃ甘えます。
日本はやれやれ仕方ないな って感じ。
米英だとにっさまは良き相談相手になってくれそう。

露米。
急激にはまりつつある(笑
バイオレンスな薫りがしますね~。
ドロドロしてそう。
でも上司には内緒で付き合ってて実は仲良いとかでも萌える。
とあるサイト様でロミオとジュリエット的な露米小説見ちゃったから・・。
大国同士しか分かり合えないこともあるだろうし。
あと米に力で敵うのはろっさましかいないと思うんだ・・!

他にも独伊、芋兄弟なんかも好きです。

というか基本受け攻めどうでも良いのかもしれない・・私。。

⑦ あなたが一番マスターしたい外国語はどれですか?いまは英語以外何か外国語勉強していますか?
そりゃあ英語・・。
でも6年以上やって無理だったんだよ。
でもでも海外行きたいとなると必須・・とか涙目になります。

今は日本語を勉強したいです。

⑧ 「ヘタリア」のキャラを自分の家族メンバーに設定してみてください!(妄想してください!)
(例:お父さん―アル、お母さん―アーサー、兄―菊などなど)
母:アーサー 父:フランシス 弟:アルとマシューの双子。
何ということでしょう・・!
しかしDVが絶えない夫婦ですな。
あと飯はフランシス担当でお願いします。

⑨ 無人島に行くならどのキャラと一緒に行きたいですか?
ドイツ。
頼りがいがありそう~!

⑩ 自分の大好きなキャラに告白の一言を!!(もしくは突っ込みの一言!)
アメリカ好きだ!可愛い!

⑪ 「ヘタリア」で好きな台詞一つ言ってください!
くたばれイギリス。

⑫ 一番好きな外国の料理(食べ物)は何ですか?「ヘタリア」のせいで気になってきた食べ物はあります?
イギリスのフィッシュアンドチップス、アメリカのバケツ級アイスなんか見てみたいね!(食わんのか・・
好きなのはパスタです。

最後に またなんかコメントや感想があったら自由に語ってください!
アメリカ可愛い・・まじで。(しつこい

ほのぼの露米が書きたいが上手くいきません。
腹黒なメリカも書きたい。
ヤンデレな英様でも良い。
もっと文章うまくなりたい!