介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

新しいブログにリンクしています。7つのテーマにわけました。引き続きお読みください。

スウェーデンの社会福祉学(英文文献)

2008-02-23 13:11:13 | 地球→ドイツブログ
写真は
鹿児島中央駅。
夕方市電を待っているときに撮りました。

【Social Work & Society】
今日は、
英文文献の紹介です。

Social Work & Society

は、
ソーシャルワークに関する専門雑誌です。
(ヨーロッパを中心に編集されている)

この雑誌は、インターネットだけでしか見れません。
印刷された雑誌はないのです。
 世の中はこちらの方(ペーパーレス)に動いていますね。

今日は、このうち、
2007年第1号(最新号)の
Articles(論文)
の4番目を紹介します。

【スウェーデンの学生を調査対象に】
論文のタイトルは、
Social Work Students' Use of Knowledge in Direct Practice-
Reasons, Strategies and Efects

です。
著者は、B.Blom ほか4人です。ウメア大学。
*スウェーデン語のウムラウトのような記号が読めないので自己流の読み方。

A4 版で24ページあります。18ページの下から以降は文献リスト。

【調査の趣旨】
スウェーデンの社会福祉を学ぶ学生が実習の参加する場合、どのような知識を必要としているか、どのような知識をもちいたのか、を調査したもの。

【調査の背景】
社会福祉サービスが進んでいるといわれるスウェーデンですが、社会福祉学は(医学などに比較して)サービスの効果測定が恣意的である。
いわゆる evidence-based ではないとの批判を受けている。
このため、144名の学生の実習を対象に、narrative method によって、調査した。

【調査の結論】
調査の結論は、
「ソーシャルワーク実践に於いては、どのような知識がどれだけあればよい
とは断定できない。」
という興味深いものです。

私自身は、
・ソーシャルワークの臨床家・実務家でもなく
・社会調査の素養もないので

この論文を読みましたが
内容的には難しかった。(英語は、決して難しくはないです)

調査結果は、たくさんの表で示されていますし、
先行研究(多くはない)の吟味がしっかりしている
ので、
院生の方などにはチャレンジして欲しいです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「対人福祉サービス」(坂田... | トップ | ヨーロッパは一つか(河東哲夫... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

地球→ドイツブログ」カテゴリの最新記事