介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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第4106号 寛容な社会

2010-12-17 06:27:03 | 地球→ドイツブログ
写真は、15日、鹿児島神宮で。
真中に小さく写っているのは、ミュンヘン大学から鹿児島大学に1年間の短期留学で来ているIさんです。

ヨーロッパと日本との違い。

鹿児島にいるイスラム系の人はヨーロッパに住むイスラム系の人々よりはのびのびしている。
それはなぜなのだろうか、と考えるという。

ヨーロッパは、キリスト教社会だ。
キリスト教は一神教で他の宗教を許さない。
最近のドイツやフランスの移民政策(外国人の受け入れ)や外国人労働者への一般市民の偏見・差別感は高まっている。

そういう排他的な価値観の中での生活を強いられるヨーロッパに比べて、日本ではなんでもありだ。

聖書を読んだことがなくてもキリスト教の教会で結婚式を挙げている。
ドイツではクリスマスにケーキを食べる習慣はないという。日本でケーキメーカーがはやらせた習慣ともいえそうだ。

そういう日本の「なんでもあり社会」ののびやかさは、アジア・東洋などの特色ともいえる。

Iさんは、3月にはドイツに帰る。これまで2度お会いしただけですが、若いヨーロッパ人の目は普段私たちが気のつかない視点を提供してくれます。

そのIさん。
15日は、認知症の方のディサービスに音楽療法をやっているのを見学に行ったのですが、これまでの鹿児島大学の環境や人々に比べて、明るく楽しい人々に会えたと喜んでいます。
初めての人たちの中でもすぐ打ち解けて一緒に太鼓をたたいていましたがそれが利用者の皆さんの大人気でしたね。
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