介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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第3200号 武川正吾『社会政策の社会学』(2009-9)

2009-09-25 12:17:09 | 政治社会
武川先生の新著については、いまのところ目次などを詳しく紹介したサイトは無いようです。

武川正吾

武川先生の著書や論文については、このブログでもなんどか触れています。

今日は、
・「社会福祉学」という学問体系では、現在の社会的な問題に対応することに無理があるのでは。

・ヨーロッパにあるSocial Policy ソーシャルポリシー
に近い考えが必要だ。

・戦前から、「社会政策」という学問があり、主として、労働経済学的な視点での研究が行われていた。

・武川先生は、上記のような学問上の流れをもっとも体系的・精力的に発表されてきた。

ことだけを紹介し、その内容については、順次とりあげていきます。

写真の、
左 福武直自伝『社会学と社会的現実』は、非売品。東京大学出版会、1990年。
 福武先生は、故人。東大文学部長など、武川先生の先生。
*なくなられる前の日記を整理している。p.515
1988年11月29日(火)の項・・
  「11時半、日本クラブで古瀬君と伊部さんと社会政策をめぐる研究調査についての相談にのる。」とあります。
 ・・3時過ぎ、厚生省、4時から年金審議会(先生は会長でした)と続いています。

中 伊部英男&早川和男編『世界の社会政策』ミネルバ書房、1992年。
  伊部英男は故人。もと日本社会事業大学理事長など。
*p.284 第6章は「社会政策の新しい方向」とあり、検討した委員会のメンバーが掲載されています。武川先生もメンバーの一人。全部で13人。私が事務局を担当し手板。(報告書の清書とか)上記の日記の相談とは、この委員会のメンバーについての相談でした。当時、伊部さんは、福武先生に委員長をお願いするつもりでした。このあと、福武先生が急逝され、早川先生に委員長をお願いした。

そして、右が、
今回とりあげた武川先生の新著。ミネルバ書房、2009年9月。

*「昼下がりの夜明け」P 1707参照。
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