私自身は修士論文はおろか
学部が法学部だったので
いわゆる「卒業論文」も書いていません。
いぇ
もちろん、自慢ではないのです。
よけい「修士論文」とは何なのかなぁ?
と普通の大学院の教員よりは考えています
ということを逆に言いたかったのです。
そのかわり
というか
沢山の大学院で
修士論文、博士論文の審査・指導はしてきました。
そこで
修士論文の要件は何か?
私の経験則では、
・実態があること・・・聞きかじりや引き写しは論外ですね。
・全体のつながりというか、流れが読んでわかること。
この要件に照らしてみると
意外に厳しいことがわかります。
私が目下担当している修士論文
いよいよ中間発表も迫ってきて、今日院生の構想を下敷きに議論しました。
1 高齢者の権利は侵されている
2 その代表的な事例は、高齢者虐待だ。
3 虐待の中でも、これまでは経済的虐待に関心が乏しかった。
4 最近、幸いなことに、幾つかの法制度が整備された。
・介護保険制度
・民法改正による後見人制度
・高齢者虐待法(略称)
5 後見人活動には
・財産管理 と
・「身上監護」があるが
6 高齢者の日常を支援する上で重要なのは
身上監護の方である。
7 身上監護を行う専門職は
社会福祉士である。
8 目下のところ、後見人活動を行う社会福祉士は
少なく、課題も多い。
9 しかし、今後、高齢化が進展し
認知症患者も増加し、家族や地域の力が一層弱体化することが
見込まれているので、社会福祉士の後見人活動を
支援し、強化する方策が重要である。
院生自身は、長い論文をまとめる経験は初めてで悪戦苦闘しているが
私は、以上の流れを理解して、細かい作業は残るにしても
十分修士論文といえるものになると確信している。
なんといっても強みは、
文献研究だけではなく
虐待の実態も、後見人活動の課題も
院生自身がてがけていることなので
本人の力がついたということだけではなく
完成のあかつきにはいろいろな形で公開すれば
高齢者の権利擁護に向けての貴重なステップとなると思う。
学部が法学部だったので
いわゆる「卒業論文」も書いていません。
いぇ
もちろん、自慢ではないのです。
よけい「修士論文」とは何なのかなぁ?
と普通の大学院の教員よりは考えています
ということを逆に言いたかったのです。
そのかわり
というか
沢山の大学院で
修士論文、博士論文の審査・指導はしてきました。
そこで
修士論文の要件は何か?
私の経験則では、
・実態があること・・・聞きかじりや引き写しは論外ですね。
・全体のつながりというか、流れが読んでわかること。
この要件に照らしてみると
意外に厳しいことがわかります。
私が目下担当している修士論文
いよいよ中間発表も迫ってきて、今日院生の構想を下敷きに議論しました。
1 高齢者の権利は侵されている
2 その代表的な事例は、高齢者虐待だ。
3 虐待の中でも、これまでは経済的虐待に関心が乏しかった。
4 最近、幸いなことに、幾つかの法制度が整備された。
・介護保険制度
・民法改正による後見人制度
・高齢者虐待法(略称)
5 後見人活動には
・財産管理 と
・「身上監護」があるが
6 高齢者の日常を支援する上で重要なのは
身上監護の方である。
7 身上監護を行う専門職は
社会福祉士である。
8 目下のところ、後見人活動を行う社会福祉士は
少なく、課題も多い。
9 しかし、今後、高齢化が進展し
認知症患者も増加し、家族や地域の力が一層弱体化することが
見込まれているので、社会福祉士の後見人活動を
支援し、強化する方策が重要である。
院生自身は、長い論文をまとめる経験は初めてで悪戦苦闘しているが
私は、以上の流れを理解して、細かい作業は残るにしても
十分修士論文といえるものになると確信している。
なんといっても強みは、
文献研究だけではなく
虐待の実態も、後見人活動の課題も
院生自身がてがけていることなので
本人の力がついたということだけではなく
完成のあかつきにはいろいろな形で公開すれば
高齢者の権利擁護に向けての貴重なステップとなると思う。