介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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科目別概観④ 地域福祉論

2008-05-12 11:04:36 | 国家試験
【その範囲は?】
「地域福祉論」は、まずその概念があいまい?です。
たしかに「日本地域福祉学会」という大きな学会もあるのですが、
「公的扶助論=生活保護法」といった法制度との対応関係に注意が必要です。

「地域保健法」はありますが、「地域福祉法」はありません。
「社会福祉法」の第10章に「地域福祉の推進」という規定があります。

ですから、「地域福祉論」とは何か?については、ほかの科目以上に国家試験問題の内容が注目されます。

2008年出題の10問を、キーワード風に順にならべると、
1 コミュニティの理論
2 地域福祉の理念
3 アメリカの地域福祉の発展
4 住民参加
5 地域福祉計画
6 サービス提供組織
7 財源
8 専門職員
9 社会福祉法
10 ロスコン(学者名)のモデル

【社会福祉法】
2005年から2007年までの出題を重ね合わせると
「地域福祉論」は、社会福祉原論と強い関連があることがわかります。
社会福祉原論が主に扱う「社会福祉法」から多く出題されています。
*「社会福祉原論」として出題されているの事項もあります。

・社会福祉法からの出題 2008問9 
・社会福祉協議会    2007問7 2005問7 (法律の根拠は、社会福祉法)
・民生委員       2005問9
・共同募金       2007問5 2006問10
・社会福祉法人     2005問8

【出題傾向は安定】
2008年の出題は、2005年から2007年までの出題傾向と同じです。

○ 頻繁に出されているもの。
・地域福祉計画
・住民参加
・権利擁護事業

○ 毎年は出ていないが注目すべきもの
・消費生活協同組合 2007問6
・福祉有償運送   2006問8
・防災ボランティア 2006問9 
・個人情報の保護  2006問6

*写真は、昨日5月11日、鹿児島大学郡元キャンパスの農園の一画にて。
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