介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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第4145号 形式だけの公務員にカネを払う虚構

2011-01-18 09:39:10 | 国家試験
鹿児島では阿久根市。

名古屋市長。

テレビや新聞では地元の詳しい感覚はわからないのですが、「公務員の給与が民間より高い」という事実は重く受けとめられる必要がある。

公務員の年収

鹿児島に来て、現代の生活が、江戸時代のみならず、それ以前の島津700年の治世の面影も強く残っていることを実感しています。
「大隅国高山郷の歴史」 で考えていきたい。

江戸時代には、いまでいう市役所の住民登録といった基礎的な仕事は神社・仏閣の仕事だったという。いまは、宗教組織の社会的役割は「宗教法人」としての特典をいかしながら、結婚式とか年始、葬式といった役割に限定されている。

日本には江戸時代まで「市民のための組織」はなかったということですね。

ヨーロッパにおける自治体のシステムを学んで中央政府に「内務省」→「自治省」→「総務省」をおいている。

「地方自治推進のための中央省庁」って、これほど矛盾した組織はない。
鹿児島の例では、県知事は、その「自治省」の出身であり、交通政策を担当する県の課長は「国土交通省」からの出向です。そのことを誰も疑問に思わない。むしろ、ありがたいと思っている様子ですね。

形としてヨーロッパの市役所や市議会を真似たが、「市民のために政策を工夫する。サービスの改善をする」ということはされていない。市の職員や市議会議員はいたずらに威張っています。多くの市町村ではこの役所と議会というものは無駄に税金を払っているにすぎない。その実態はあまりに大きく政権交代ぐらいではびくともしていない。

*写真は、名古屋市内の「徳川園」にて。江戸時代の設計による池の背景は近代的なビル群が。1月15日午前。
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4 コメント

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思うところ (白いぶた君)
2011-01-18 12:50:28
思うところを思うままに投稿いたします。重複しあっているので読みにくいかと思いますが、ご容赦ください。

1.この「働き」にどれだけの報酬が「適正」なのか。
この事については、民・公・正規・非正規を含め、相当な議論があるやと思いますが、不当な評価、使われ方はあってはならないと思います。この事への不満が底流に大きく流れていると思います。
2.「年功」の額か「仕事」の額か。
昨夜のあるツイートで院卒心理職の給与が手取り前?19万円、「新卒」公務員ならぎりぎりの高いほうだと思いますが、仕事に見合う額なのか。一線の相談員などの待遇も仕事に見合う額が出ていない…。
3.特に官側での人の流れが「硬直化」している。
中途採用、正規雇用に極めて慎重な状況です。即戦力たるその分野の練達の士を雇うことなど特例中の特例。これでは…。また官からの流れは「天下り」ぐらいでは…。
   
この問題は諸事に対応が手をこまねくばかりの議会や官に対する、痛烈な異議申し立てと思います。
これらの対策を怠った痕跡は後々まで残ります。現にいろんな職場、いろんな所で目にします。技術の継続や伝承にも支障が出ています。
今後どのような「改革」の流れになるのか、どう是正されるのか。固唾を飲んでいる所です。

お目汚しのようで失礼いたしました。

返信する
必要なものへは社会が払う (bonn1979)
2011-01-18 13:27:14
白いぶた君さん

コメントありがとうございました。

記事は一面だけを強調しました。

「社会サービスを担当する専門スタッフには
欧米並みのきちんとしたコスト(賃金)を払え」

ということは当然ですね。

というか
そのためには
遊んでいる地方議員などに大きな手を加える必要があります。

スウェーデンの市役所は
福祉の仕事をする正規職員がほとんど。
(議員はボランティア)

ドイツでは
介護スタッフ(民間)にも
最低賃金制を適用した。
返信する
ありがとうございます (白いぶた君)
2011-01-18 18:21:08
コメントをいただき、ありがとうごさいました。
ご指摘の通り、本来、支払われるべき所に報酬が支払われていない、いびつな社会の構造が顕在化していると思います。この是正は困難な事なのでしょうが、敵対ではない、あくまでも対話での解決を求めなくてはと思います。

昼休みに慌てまして、足りないまま投稿してしまいました。
非常に申し訳ありませんが、間抜けたスタイルになってしまいますが、前項にもう2つ付け加えさせてください。これで5つです。


4.誰がどの仕事をするのか 
何度か改革の試みがあったのですが、「丸投げ」に終わったり、仕分けも検証無くパフォーマンスに終わった事は記憶に新しいです。何の為の規制か、何の為の仕事か、切りやすい所を切るでなく、そこのところを精査しなくてはならないと思います。

5.地域と経済への関心
 地域の経済が語られることは少ないような気がします。都会の皆さんが食習慣やB級グルメの変り種ばかりに関心を持ってもらっても…。円高などで日本の産業構造が変容する中で、工業系の企業誘致も至難の技。農林漁業も振るわず。新しい産業として期待されていたのもありますが…。その中の給与構造…。その事に関心が無ければいけない。余談になりますが、ある藩では財政に影響があった場合でも侍階級でやりくりし、領民には極力影響が行かぬようにしたといいます。ただ、多くの藩ではそうはいかず、経済が破綻したまま、一揆の騒乱の中、明治を迎えた所も少なからずありましたし。このような姿にはしてはならないと思います。

失礼いたしました。
返信する
不安定の中の安定を求める人々。 (岩清水)
2011-01-19 02:36:08
行政の職員や地方議会の議員の方に対して、
一人ひとりについては言えないのですが、
構造としては、既得権益者ですね。
自分たちの権益を守ることがファーストに
なっています。
業を煮やしたのが名古屋市長、大阪府知事でしょうか。
もっとも変わらないのが、地方自治体と地方議会です。
恐ろしいほどです。
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