昨日、9月12日の地元紙「南日本新聞」p.12 (写真の右側)
全国で相次いだ高齢者の所在不明。
鹿児島県では8月中旬、100歳以上の約1000人全員の所在が確認された。
「全員」ってのはすごくない?
でも、鹿児島に越して4年余り、私はこの記事に深く納得します。
記事では、
公民館
民生委員
地域包括支援センター
などの各地における活動を取材しています。
これは誇ってよいことではないでしょうか?
鹿児島県以外の人には伝えられることがないだろう・・
と本ブログ(読者は、鹿児島県外が多い)で取り上げました。
たまたま、8月に刊行された
『鹿児島の日本一』
という堂々のタイトルの新書を読みました。(写真の左側)
島津家の支配が700年続いていて、日本ではもっとも長い長期政権です。p.182
人口に対する武士の比率26・7% (1826年)p.62
* 明治5年(1872年)の全国の武士比率 4%
動植物や農業関係でたくさんの日本一がありますが、
私は、これまでの北陸、北海道、東京での生活体験と重ね合わせて
鹿児島らしさの本質は、社会生活における人間関係の濃さ にあると思います。
それが、高齢者の孤立を許さない という(当然の)社会を生んでいます。
「都会よ、鹿児島を見直せ!」
と、大声で言いたいですね。
でも、記事は、最後に、最近は鹿児島市内の中心部には、病院や買い物などの利便性を求めて高齢者がマンション住まい始めていて、安否の確認が難しくなっていると指摘しています。
となると、
いま、駅近くのマンションに住んでいますが、時折、近くのおでん屋さんで同じマンションのお客さんと一緒になるなんていい話でしょ?
「Aさんはしばらくこないけど元気かなぁ」という会話はしょっちゅうです。
お子さん連れが来たり、80歳以上の方がみえたりと、小宇宙です。
今度近くの空き地に来るサーカスのうわさ
その空き地に5年後オープン予定の市立病院の設計の進行状況
Bさんの就職
Cさんの旅行のみやげ話
Dさんのゴルフの上達ぶり
Eさんのソフトバレーが全国大会に行くこと
などなど。
今夜あたり
久しぶりに顔をださなきゃ。
「介護福祉の話」カテゴリ「鹿児島」 190件の記事
「介護福祉の話」カテゴリ「上荒田界隈」 46件の記事
「介護福祉研究」カテゴリ「111 鹿児島」 77件の記事
全国で相次いだ高齢者の所在不明。
鹿児島県では8月中旬、100歳以上の約1000人全員の所在が確認された。
「全員」ってのはすごくない?
でも、鹿児島に越して4年余り、私はこの記事に深く納得します。
記事では、
公民館
民生委員
地域包括支援センター
などの各地における活動を取材しています。
これは誇ってよいことではないでしょうか?
鹿児島県以外の人には伝えられることがないだろう・・
と本ブログ(読者は、鹿児島県外が多い)で取り上げました。
たまたま、8月に刊行された
『鹿児島の日本一』
という堂々のタイトルの新書を読みました。(写真の左側)
島津家の支配が700年続いていて、日本ではもっとも長い長期政権です。p.182
人口に対する武士の比率26・7% (1826年)p.62
* 明治5年(1872年)の全国の武士比率 4%
動植物や農業関係でたくさんの日本一がありますが、
私は、これまでの北陸、北海道、東京での生活体験と重ね合わせて
鹿児島らしさの本質は、社会生活における人間関係の濃さ にあると思います。
それが、高齢者の孤立を許さない という(当然の)社会を生んでいます。
「都会よ、鹿児島を見直せ!」
と、大声で言いたいですね。
でも、記事は、最後に、最近は鹿児島市内の中心部には、病院や買い物などの利便性を求めて高齢者がマンション住まい始めていて、安否の確認が難しくなっていると指摘しています。
となると、
いま、駅近くのマンションに住んでいますが、時折、近くのおでん屋さんで同じマンションのお客さんと一緒になるなんていい話でしょ?
「Aさんはしばらくこないけど元気かなぁ」という会話はしょっちゅうです。
お子さん連れが来たり、80歳以上の方がみえたりと、小宇宙です。
今度近くの空き地に来るサーカスのうわさ
その空き地に5年後オープン予定の市立病院の設計の進行状況
Bさんの就職
Cさんの旅行のみやげ話
Dさんのゴルフの上達ぶり
Eさんのソフトバレーが全国大会に行くこと
などなど。
今夜あたり
久しぶりに顔をださなきゃ。
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なんか、うれしいですね。鹿児島に生まれ育った者として。
「長幼の序を正せ」「年長者は下級者の善導につとめよ」といった郷中教育のなかで、地域の高齢者は皆から「頼りにされて」いた存在でした。
なので、それが「人間関係の濃さ」という風土を生んでいるのかもしれません。
15歳から集落の一員とされ、高齢者に教えを乞いながら、地域の人間として育っていく。
でも、その「裏」として、若者が都会へ出てゆくのはそんな「人間関係の濃さ」がウザイと感じるからでしょう。地域崩壊の原因でもあったりするのかもしれません。
地域の力に頼るのではなく、「地域を創る」事も、今後、専門家の仕事の一つになってくるのではないかと思います。
早くから
コメントいただきました。
鹿児島の裏だけではなく
堂々としたところも確認できて嬉しいですね。
欧米や
東京のマネではない
鹿児島の伝統に沿った
方法で
「ご近所力」
を強くしていきたいです。
上荒田の魅力は
まだまだですから
次の機会には
ベルギービール「麦酒本舗」
おでん屋「那津」
さんをご案内したいです。
細かいことはわかりませんが,子育てがしやすい地域なのだろうと思います。
高齢者が生活しやすい,そしてこどもが安心して育つ地域,これこそに「生活の真実」があるような気がします。
もっと「地方」に学ぶ,ということを意識しなければなりませんね。
コメントありがとうございました。
子どもの問題も
高齢者の問題も
根っこは同じですね。
人は簡単に住所を替える事はできないので、
A市か
B町か
自分に縁のある場所で生きていきますね。
若いときは
あまり考えませんでしたが
69歳の今は
どこか20年は住む定位置が必要だった
と反省しています。
人それぞれですね。
納得できるようでもあります。
当市では、とりあえず満百歳だけの確認です。
全員の所在がわかればうれしいのですが。
地域によってずいぶんちがいますね。
コメントありがとうございます。
薩摩には
昔から
「うそをつくな」ということが
重きをなしていて
日常生活でも
「正しくある」ことへの
こだわりが大きいです。
都会人の要領よさとは
違った文化ですね。