介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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第2981号 遠山啓「数学入門」(その2)

2009-06-16 07:48:16 | 映画・読書
花富(けどみ)峠。徒然なる奄美の6月15日付けの記事からお借りしました。

遠山啓『数学入門(上)』(岩波新書、1959)を読んでいます。
*第2959号(2009.06.05)では、第1章の感想を書きました。

第2章 分離量と連続量・・分数と少数
第3章 数の反意語・・・プラスとマイナス

を読みました。
大体は、電車の中とプラットホームで。

あいかわらず数学や数学者以外の話が面白いです。

○ ゲーテがスランス人と数学者を似ているといったこと  p.31

○ カントがマイナスとプラスについて書いたこと  p.59

○ エスペラントの反意語はmalという接頭語をつける  p.61

○ スタンダールが数学者になるのをあきらめた話  p.67

最後のスタンダールの話こそ、数学のN教授のお話にあったものです。
*第2933号(2009.05.27)

というわけで、
中学や高校のときは数学が嫌いでしたが、N先生の語り口で数学を聞いてしまうと、なんて面白い世界だ!と思わされます。



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2 コメント

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数学が嫌いになる理由 (genesislife)
2009-06-16 23:19:17
数学が嫌いな人の大半が小学校・中学校で算数・数学を教える教師が嫌いだったようです。

その反対に数学が好きな人は「数学の本を読んで」とか「知り合いに数学好きがいた」といった具合に良い出会いが有ったようです。

私の場合小学校・中学校で算数・数学の教師は単なる『詰め込み』でした。

でも幸運な事に出会った教科書が素敵なものだったので授業は余り聞かず余計な知識(?)を得ることなく自由な想像(妄想?)の中で数学を育むことができました。

数学は自由な発想無くしては決して育まれることはないものですから数学に携わる担当教官にはくれぐれも細心の注意を払っていただきたいものです。
先生と教科書 (bonn1979)
2009-06-17 06:08:00
genesislife さん

コメントありがとうございます。

どうも夏のような日が続きますね。
先生が駄目でもいい教科書があれば・・
この遠山先生の本は名著だと思います。

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