介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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第2068号 ソーシャルワークと社会【イギリスの教科書 その2】

2009-01-05 13:33:42 | 地球→ドイツブログ
イギリスのソーシャルワークの教科書
SOCIALWORK 3rd.ed. 2008 を紹介しました。
(第2006号、2008.12.21)

これから、その教科書の章から毎回1つを取り上げて、内容を紹介しつつ、日本の現状について考えてみることにします。

【Social Work】
日本では、社会福祉学の体系について研究者の間で議論が未整理のまま、アメリカの教科書に従って説明するものが多いです。
このシリーズでは、イギリスのSocial Work が、日本の社会福祉士の学ぶ「社会福祉援助技術」と近い内容を基礎にしていると考えて、「イギリスを素材としながら日本の社会福祉学を考える」試みです。

【Social Work and Society 】
第4部第1章は、「ソーシャルワークと社会」です。(写真はその冒頭部分。pp.289-302)
著者は、Viviene E.Cree (エジンバラ大学教授)

各節の見出しです。
What is Social Work ?
What is Society ?
Social Work and 'Pre-industrial' Society
Social Work and 'Modern' Society
Social Work in the Twentieth Century
Social Work and 'Postmodern' Society
Conclusion

【要点】
・ソーシャルワークについては、IFSW(国際ソーシャルワーカー連盟)の定義を紹介
・イギリス社会の歴史と関連付けてソーシャルワークの歴史を述べる
・ポスト・モダン社会におけるソーシャルワークの特色(キーワード風に)
 ヨーロッパの中のソーシャルワーク
 財源の不足
 不平等の増大
 市場機構が強くなる
 IT
 social exclusion
 risk society

【社会との関連】
ソーシャルワークは、個人と社会をつなぐ仕事になる。
公私の役割区分が不明確になる。
人々が抱える構造的な問題への発言が期待される。
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