【財政赤字→社会保障削減 論のからくり】
先週(2/29)
堂免信義氏の本(写真)を取りあげました。
全部を読んでから順次紹介しつつ、考えてみようと思っているうちに
日がたっていきます。
これまでの経済学の常識に異論を唱え、
そこから議論が展開するので
入り口で格闘してしまいます。
でも
普通の人々が一生懸命まじめに生きているのに
どうして
・介護専門職の給与が低く
・医療危機がおこり
・高齢者医療が改悪されるのか
という疑問を解く鍵がこの本にあるとの思いはつのるばかりです。
【目次の紹介】
それで
今日は、思考停止をさらけ出すようで恥ずかしいですが、
目次を紹介しておきます。
*多くの本がそうであるように、冒頭の「はじめに」と巻末の「おわりに」は大切です。
序章 財政赤字は国民への贈与になる
第1章 景気拡大と同時に進行した不況
第2章 社会全体では「節約はできないが贅沢はできる」
第3章 全員は儲からない(金持ちが儲けるのは貧乏人のおかげ)
第4章 国内総生産は多ければ良いというものではない
第5章 企業利益の一部は公(おおやけ)のカネである
第6章 高い国産品の代わりに安い輸入品を買うと国民の収入が減る
第7章 グローバル化による生産性向上が格差を広げる
第8章 グローバル化にどう対応するか
終章 経済学というミステリー
*巻末に、多少経済学の心得のある人向けの算式(各論1~各論4)が掲載されている。
(各論4 増税による財政再建 は常識的なラインを冷静に説明している)
【この本をどう読むか】
経済学は経済学者の占有物ではないです。
「社会保障国民会議」の進行が経済学者によって進められているので
社会福祉・社会保障に関係する多くの人が「経済学的思考」になじむ時代ですね。
「大事なことを簡潔に話す」ことの重要性を細川瑞子氏は『知的障害者の成年後見』でアダムスを引用して強調しています。
このところ
「コーヒーショップ」や「カントリー雑貨」のお店に出入りする「普通」の人が社会の問題にどう思っているのか?
というアプローチの重要性を感じ、及び腰ながらその方向を向いているつもりです。
そのためにも、
堂免信義氏のような「素人経済学」の指し示す論点をよりやさしく、そして具体的な政策論議へとつながる素材に発展できればと考えています。
先週(2/29)
堂免信義氏の本(写真)を取りあげました。
全部を読んでから順次紹介しつつ、考えてみようと思っているうちに
日がたっていきます。
これまでの経済学の常識に異論を唱え、
そこから議論が展開するので
入り口で格闘してしまいます。
でも
普通の人々が一生懸命まじめに生きているのに
どうして
・介護専門職の給与が低く
・医療危機がおこり
・高齢者医療が改悪されるのか
という疑問を解く鍵がこの本にあるとの思いはつのるばかりです。
【目次の紹介】
それで
今日は、思考停止をさらけ出すようで恥ずかしいですが、
目次を紹介しておきます。
*多くの本がそうであるように、冒頭の「はじめに」と巻末の「おわりに」は大切です。
序章 財政赤字は国民への贈与になる
第1章 景気拡大と同時に進行した不況
第2章 社会全体では「節約はできないが贅沢はできる」
第3章 全員は儲からない(金持ちが儲けるのは貧乏人のおかげ)
第4章 国内総生産は多ければ良いというものではない
第5章 企業利益の一部は公(おおやけ)のカネである
第6章 高い国産品の代わりに安い輸入品を買うと国民の収入が減る
第7章 グローバル化による生産性向上が格差を広げる
第8章 グローバル化にどう対応するか
終章 経済学というミステリー
*巻末に、多少経済学の心得のある人向けの算式(各論1~各論4)が掲載されている。
(各論4 増税による財政再建 は常識的なラインを冷静に説明している)
【この本をどう読むか】
経済学は経済学者の占有物ではないです。
「社会保障国民会議」の進行が経済学者によって進められているので
社会福祉・社会保障に関係する多くの人が「経済学的思考」になじむ時代ですね。
「大事なことを簡潔に話す」ことの重要性を細川瑞子氏は『知的障害者の成年後見』でアダムスを引用して強調しています。
このところ
「コーヒーショップ」や「カントリー雑貨」のお店に出入りする「普通」の人が社会の問題にどう思っているのか?
というアプローチの重要性を感じ、及び腰ながらその方向を向いているつもりです。
そのためにも、
堂免信義氏のような「素人経済学」の指し示す論点をよりやさしく、そして具体的な政策論議へとつながる素材に発展できればと考えています。
イデオロギー論争を好まない私としては少々引き気味になってしまいます。
※氏の主張は正当なものだと思うが
イデオロギー論争は勝ち負けしか考えないようで味気ない。
ところで氏の考えはマンキュー教授の言うところの「お気に入りではない考え」ではないかと?
人道的見地・財政学・国家体制・個人的見解福祉の捉え方は夫々違うと思いますが政治上の福祉に対する考え方は、もっと現実的です(選挙時の票獲得の手段)
私が言う「福祉は難しい」という原因のひとつです。
コメントありがとうございます。
いつも
節目でのコメントでありがたいです。
堂免氏は
ソ連の崩壊を例に
「社会主義ではうまくいかなかった」と明言しておられます。
このあとこのブログで
ロールズを書きましたが
この人の根本は
イデオロギー論争をやめる
ということだった(岩田靖夫による)
私としては
「社会福祉学」の現在の不確かさを
少しでも考え直したい
とは思っているのですが
意図せざる荒波沸き立つ大海へ漕ぎ出すつもりはありません・・
学者のブログは稀ですが
たまに見るのは不毛の論争ばかりです。
理想は
tamago さんと genesislife さんとのやりとり
そこに(機を見て)bonn1979 も参加させていただく
という
「鹿児島散歩」の世界です。