写真は、7号館のキャンパス裏門方面から桜島を望む。自家焙煎コーヒー「Gaya通信」 2010.05.27 からお借りしました。
【折り返し】
介護福祉コース1年生に対する「社会福祉概論」の講義も、昨日5月28日で第7講が終わり、前半を終えました。
そこで、これまでの7回分の講義内容をまとめておきます。
というのも、私のこの講義は、「先生が、教壇から、教科書で講義をする」という普通のパターンとはかなり違うので、面食らっている学生もいるからです。
受講学生 15名+「生涯学習」講座の一環で、社会人1人が聴講=計16名
TA Teaching Assistant 講義補助 として、大学院博士課程2年の陳さんが協力
【日程】
毎週金曜日第2時限 10:50~12:20
教室 7号館2階 722教室 LL教室で各自の机にパソコンがあります。
第1講 2010.04.09
第2講 2010.04.16
第3講 2010.04.23
第4講 2010.05.07
第5講 2010.05.14
第6講 2010.05.21
第7講 2010.05.28
【流れ】
初めての大学生活に次第に慣れるように考えています。
第1講 講義を早く切り上げて、歓迎昼食会をガヤ・レストランで行う。3年生及び2年生の有志が参加してくれた。
第2講 4つのチームに分かれる。教室の入り口でトランプを引いて決めました。少人数にして、話し合える仲間を増やすという意味あいですね。(4回分は同じチームで)
第3講 全員の写真を撮った。(記事にアップしています)
第4講 社会人のNさんが、この第4講から「生涯学習」講座の一環として加わる。
第5講 3年生3人をゲストに招き、お話を伺う。質疑の時間をとる。天気がよかったので、後半は、森のカフェ・ガヤの庭にて行う。
第6講 2回目のチーム編成替えを行う。
* ここらで、だいたい、教室の雰囲気も落ち着いてきたように思います。
【話す】
話すのが苦手という学生が多いのですが、社会福祉士といい介護福祉士といい話すことが大切な仕事ですね。
次の3回、1人の持ち時間1分間でスピーチをしています。
第2講 「私のブログネーム」
第3講 「印象に残った先生」
第4講 「私の住む町の福祉」
1人1票よいと思ったものを無記名で書いて、1番多く票を集めた発表を公表して称えます。
* このほか、国家試験問題のチームによる検討なども、マイクを使っての発表形式をとって行ってスピーチに慣れる機会を増やしています。
【ブログを読む】
パソコン、インターネットの普及によって、知識の獲得の方法が劇的に変わったという認識にもとづいて、さまざまなサイトを読む機会をもつようにしています。
次のように、私のブログで「ブックマーク」しているブログを読んで、チームでコメントを書いてきました。
第2講 「奄美・加計呂麻島なんでもありBLOG」*島の暮らしにみる自然と社会
第3講 「安曇野カンポンLIFE」*自然と家庭と介護の仕事と。
第4講 「岩清水日記」 *福祉にとっての思想や社会
第6講 「遥香の日記」 *自殺の統計をめぐって
第7講 「認知症一期一会」 *当事者のブログ
毎回、ブログの管理者の方から、再コメントをいただきました。
【社会福祉士国家試験】
このコースの学生は、介護福祉士の国家試験を受けますが、こちらのほうは普段の講義をうけていれば合格できます。
「社会福祉士」の方は、4年間のしっかりした勉強の蓄積がないと合格できません。
このため、本番の問題に早く触れること、基礎的な問題を理解することを念頭に、これまで講義の中でやってきたテーマは:
第3講 第22回国家試験(問題103 社会福祉援助技術)
第4講 第22回国家試験(問題122 住環境に関する問題)
この2回は、国語力があれば、正解に達することを知ってもらいました。
第5講 第22回国家試験 問題24 日本の社会福祉の特色を外国の対比で考える
第6講 社会保障給付費 (合成問題)統計から見た社会保障の全体像
* まず、各自で考え、次いで、チームで検討する。パソコンで検索する。
【評価】
毎回、講義の終了後、学生からの感想がコメントの形でアップされています。
国家試験問題は難しいという感想ですが、おおむね、この不思議な講義形式には慣れてきたように思われます。
私のブログをふだんからお読みいただいているかた(「げんき」さんや「さはら」さんなど)からのコメントをいただいていることも嬉しいことです。
【今後】
あと、2回、いまのチームで行い、その後は、社会人をお招きしての意見発表の準備に入ります。例年、これが一番盛り上がります。
10分程度の時間、気のあったチームで発表します。(第14講 7月16日予定)
これまでの7回分の講義案とそのまとめは、
2010年度社会福祉概論
にまとめています。
《2354字》
【折り返し】
介護福祉コース1年生に対する「社会福祉概論」の講義も、昨日5月28日で第7講が終わり、前半を終えました。
そこで、これまでの7回分の講義内容をまとめておきます。
というのも、私のこの講義は、「先生が、教壇から、教科書で講義をする」という普通のパターンとはかなり違うので、面食らっている学生もいるからです。
受講学生 15名+「生涯学習」講座の一環で、社会人1人が聴講=計16名
TA Teaching Assistant 講義補助 として、大学院博士課程2年の陳さんが協力
【日程】
毎週金曜日第2時限 10:50~12:20
教室 7号館2階 722教室 LL教室で各自の机にパソコンがあります。
第1講 2010.04.09
第2講 2010.04.16
第3講 2010.04.23
第4講 2010.05.07
第5講 2010.05.14
第6講 2010.05.21
第7講 2010.05.28
【流れ】
初めての大学生活に次第に慣れるように考えています。
第1講 講義を早く切り上げて、歓迎昼食会をガヤ・レストランで行う。3年生及び2年生の有志が参加してくれた。
第2講 4つのチームに分かれる。教室の入り口でトランプを引いて決めました。少人数にして、話し合える仲間を増やすという意味あいですね。(4回分は同じチームで)
第3講 全員の写真を撮った。(記事にアップしています)
第4講 社会人のNさんが、この第4講から「生涯学習」講座の一環として加わる。
第5講 3年生3人をゲストに招き、お話を伺う。質疑の時間をとる。天気がよかったので、後半は、森のカフェ・ガヤの庭にて行う。
第6講 2回目のチーム編成替えを行う。
* ここらで、だいたい、教室の雰囲気も落ち着いてきたように思います。
【話す】
話すのが苦手という学生が多いのですが、社会福祉士といい介護福祉士といい話すことが大切な仕事ですね。
次の3回、1人の持ち時間1分間でスピーチをしています。
第2講 「私のブログネーム」
第3講 「印象に残った先生」
第4講 「私の住む町の福祉」
1人1票よいと思ったものを無記名で書いて、1番多く票を集めた発表を公表して称えます。
* このほか、国家試験問題のチームによる検討なども、マイクを使っての発表形式をとって行ってスピーチに慣れる機会を増やしています。
【ブログを読む】
パソコン、インターネットの普及によって、知識の獲得の方法が劇的に変わったという認識にもとづいて、さまざまなサイトを読む機会をもつようにしています。
次のように、私のブログで「ブックマーク」しているブログを読んで、チームでコメントを書いてきました。
第2講 「奄美・加計呂麻島なんでもありBLOG」*島の暮らしにみる自然と社会
第3講 「安曇野カンポンLIFE」*自然と家庭と介護の仕事と。
第4講 「岩清水日記」 *福祉にとっての思想や社会
第6講 「遥香の日記」 *自殺の統計をめぐって
第7講 「認知症一期一会」 *当事者のブログ
毎回、ブログの管理者の方から、再コメントをいただきました。
【社会福祉士国家試験】
このコースの学生は、介護福祉士の国家試験を受けますが、こちらのほうは普段の講義をうけていれば合格できます。
「社会福祉士」の方は、4年間のしっかりした勉強の蓄積がないと合格できません。
このため、本番の問題に早く触れること、基礎的な問題を理解することを念頭に、これまで講義の中でやってきたテーマは:
第3講 第22回国家試験(問題103 社会福祉援助技術)
第4講 第22回国家試験(問題122 住環境に関する問題)
この2回は、国語力があれば、正解に達することを知ってもらいました。
第5講 第22回国家試験 問題24 日本の社会福祉の特色を外国の対比で考える
第6講 社会保障給付費 (合成問題)統計から見た社会保障の全体像
* まず、各自で考え、次いで、チームで検討する。パソコンで検索する。
【評価】
毎回、講義の終了後、学生からの感想がコメントの形でアップされています。
国家試験問題は難しいという感想ですが、おおむね、この不思議な講義形式には慣れてきたように思われます。
私のブログをふだんからお読みいただいているかた(「げんき」さんや「さはら」さんなど)からのコメントをいただいていることも嬉しいことです。
【今後】
あと、2回、いまのチームで行い、その後は、社会人をお招きしての意見発表の準備に入ります。例年、これが一番盛り上がります。
10分程度の時間、気のあったチームで発表します。(第14講 7月16日予定)
これまでの7回分の講義案とそのまとめは、
2010年度社会福祉概論
にまとめています。
《2354字》
鹿児島は風邪が流行っているのでしょうか?
みなさん、ちょっとお疲れぎみですね。
古瀬先生の授業に面食らっている学生さんもいるようですね。
私の大学1年生を思い出しても(1年生の皆さんがまだ生まれていない頃です)、キャンパスライフ自体が高校とは全く異なり、それに慣れるのが精一杯だったから仕方がないのかな~とも思っています。
けれども今、私がこのブログに興味があるのは、古瀬先生の授業が、「教壇から、教科書で講義をする」という普通のパターンでないことが素晴らしいと思うからで、学生さんにも授業を大いに楽しんでほしいと願っています。
たぶんこの授業は、国家試験問題をいくつ解答できたかとか、コメントを何回書いたかとか、そういう量的なことじゃなくて、どのぐらい積極的に取り組み、自分を高めていったかという点が評価されるんじゃないかと読んでいますが、違いますか?(笑)
介護福祉士に限らず、就活でも就職してからも、無難な話しかできない平均的な人間よりも、聞き手に好感のある話し方で、自分の考えを相手にしっかり伝える能力のある人が選ばれていくし、それを授業で1年からそのトレーニングをしてもらえるなんて本当に羨ましいです。
コメント有難うございます。
大先生が去年と同じ講義ノートを読みあげ
学生はひたすらノート
という自分の学生時代の
むなしさを
(はからずも教師となって)
教師としての私は繰り返すまいと。
去年から
パソコン教室を借りて
一段と学生の自由度というか
工夫によって楽しく学べるように
なってきたのでは
今年が教師としての最後の授業だ
と言い聞かせてやっています。
ご指摘いただいたとおり
学ぶのは教師ではなく学生であり
仲間と共に学ぶ
という教室を支えるのが教師の仕事だと
考えています。
必要なときは
いつでもブログで聞いて欲しいと。
*大学院の専任なので定年前の最後の年度である2011年度に学部の担当があるかどうか
わかりませんので。