【司法試験:合格者の出せない法科大学院】
研究のための覚書。
の9月12日付記事では
司法試験の合格発表を伝えています。法務省のPDFがリンクされていて、そこには大学院別の受験者と合格者のリストが公開されています。
合格者がゼロだった大学院が3校あるということです。
同じ、大学院でも、大きな格差があるわけです。
合格者が多いのは大都市の有名大学。
地元、鹿児島大学の法科大学院も合格者が1名でした。大学間の格差が地域の格差に、司法試験の場合には、将来は弁護士などへの道が開かれているわけですから、合格者の少ない地域の権利擁護といっても専門家がいないのでは空文化します。地域の生活の格差が一層拡大することになります。
*義務教育レベルの学力格差については、このブログで2008年9月3日付け記事があります。(第1511号)
【現場の専門家から評価されない研究論文とは・・】
masaの介護福祉情報裏板
の9月11日付記事では、
「お寒い調査論文~大学の質の低下?」と題して
送られてくる大学関係の論文集を批評しています。
調査しなくても常識でわかる結論を引き出すために長々と書いた論文などを例に、こんな大学では社会的に意味がないのではないのか、と疑問を提起しています。
連日、1300件前後のアクセスが全国の社会福祉の専門職から寄せられているサイトの管理者の感想だけに重みがありますね。
【大学人として】
新学期を控えて、「この学生達をどのように教えて社会へ出してやればよいか」と問う日々が再開されます。
意味ある教育をするためには、ふだんの研究の蓄積がものいいますね。
私のこのブログでも、
1542号 (9/11) では、社会福祉学会の学会誌について
1535号 (9/09)では、研究者のブログサイトが少ないことを
2008.01.13 の記事では、国立の研究所が発行する理論誌の難しさを
書いています。
○ いま、社会で、社会福祉の現場で必要なテーマ
○ 世間の人や、専門職の人に理解・評価されるアウトプット
が必要ですね。
*写真、正面が5号館で社会福祉関係の学部の先生方の研究室がある。右手に図書館の一部が見えます。
研究のための覚書。
の9月12日付記事では
司法試験の合格発表を伝えています。法務省のPDFがリンクされていて、そこには大学院別の受験者と合格者のリストが公開されています。
合格者がゼロだった大学院が3校あるということです。
同じ、大学院でも、大きな格差があるわけです。
合格者が多いのは大都市の有名大学。
地元、鹿児島大学の法科大学院も合格者が1名でした。大学間の格差が地域の格差に、司法試験の場合には、将来は弁護士などへの道が開かれているわけですから、合格者の少ない地域の権利擁護といっても専門家がいないのでは空文化します。地域の生活の格差が一層拡大することになります。
*義務教育レベルの学力格差については、このブログで2008年9月3日付け記事があります。(第1511号)
【現場の専門家から評価されない研究論文とは・・】
masaの介護福祉情報裏板
の9月11日付記事では、
「お寒い調査論文~大学の質の低下?」と題して
送られてくる大学関係の論文集を批評しています。
調査しなくても常識でわかる結論を引き出すために長々と書いた論文などを例に、こんな大学では社会的に意味がないのではないのか、と疑問を提起しています。
連日、1300件前後のアクセスが全国の社会福祉の専門職から寄せられているサイトの管理者の感想だけに重みがありますね。
【大学人として】
新学期を控えて、「この学生達をどのように教えて社会へ出してやればよいか」と問う日々が再開されます。
意味ある教育をするためには、ふだんの研究の蓄積がものいいますね。
私のこのブログでも、
1542号 (9/11) では、社会福祉学会の学会誌について
1535号 (9/09)では、研究者のブログサイトが少ないことを
2008.01.13 の記事では、国立の研究所が発行する理論誌の難しさを
書いています。
○ いま、社会で、社会福祉の現場で必要なテーマ
○ 世間の人や、専門職の人に理解・評価されるアウトプット
が必要ですね。
*写真、正面が5号館で社会福祉関係の学部の先生方の研究室がある。右手に図書館の一部が見えます。
旧帝大といえども地方の大学は悲惨なものがあります。
これは学生のレベルではなく明らかに担当教官のスキルの差といっても言い過ぎではないのでは?
ところで東大・京大・中央大・慶応大の合格者の多さは目を見張るものがありますが、これは法科大学院からの受験者以外に学部生の受験者も可なり居るのではないでしょうか?(各大学の法科大学院の定員はそんんなに多くは無い筈)とすると特例で学部出身者の受験が認められていた今年までということにもなりますね。
この調子で行くと司法試験対策の予備校が誕生しかねないですね。(特に鹿児島では)
とすると
来年の結果が見ものですね。
いつも取り上げていただいて、ありがとうございます。
genesislifeさまのコメントに横やりですが、実は、すでにWスクールは当たり前になっていますし、大学の方も、それを勧めています。
結局、もとの状態と同じ、ということかもしれませんが、個人的にはいろんな分野から(医師やIT、国際関係など:私が知る限り)弁護士になろうという方が出てきて、それはそれでよかったのではないかと思っています。
一方で、法律系の研究論文が減ってきているようで、教育と研究のバランスが問われているようにも思います。
再度法務省の資料を見直すと『未履修』というのが東大・京大・中央大ともに多いようですね。
これは明らかに学部時代に受験して落ちて予備校代わりに法科大学院に進学したというものでしょう。
※それが悪いとは思いませんが。
はるむん。さんが仰るとおり様々な分野からの参入は法曹界の活性化に繋がるとは思います。
というか量の増加によって質の低下を招かないための法科大学院ですから今後期待したいとは思います。
ただ大学院とは名が付くものの他の大学院とは違って研究機関とは一線を画すのは仕方ないでしょうね。
おそらく専門過程に進むには『法科大学院を出て博士課程に』というルートになるでしょうから修士課程の論文は減るでしょうね。