介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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第1550号 「社会福祉学」へのこだわり

2008-09-13 05:50:45 | 社会福祉
【いやでも政治の季節】
岩清水日記9月11日付記事は、
「自民党総裁選を遠くで眺める」として、5人の候補の政策の優先度が岩清水さんとは逆だ、といっておられる。

私も、5人のサイトを比較してみて(第1541号。9/11)

○ ITの世界を理解している人はいる

○ 「社会福祉」への深い共感、たしかな理解があるひとはいない

と思いました。
政治的なリーダーが「社会」的なことへのしっかりした理解をもつことは、いまの日本社会にもっとも欠けていることですね。
だから、国政全般について、経済界のリーダーのいうがままになってしまう。

【社会福祉学の現状】
① 「社会福祉学」の範囲を相変わらず狭く捉えがちですが、最近の京極高宣(国立社会保障・人口問題研究所)や栃本一三郎(上智大学)の問題提起を受けてか、社会福祉士の新カリキュラムをみると、多少、克服されつつあります。

② 権利擁護の関係では、成年後見制度を含め、正式の科目としているなど前進が見られます(第1548号記事)。
*成年後見制度の体制強化などの課題は残っている。

③ 社会福祉の方法論については、依然として、アメリカの直輸入や心理学の模倣が目立ちます。日本の社会福祉の現場で求められている具体的な方法論を深めることが必要です。
*私が「園芸療法」や「音楽療法」の意義を院生から教わって、このような分野への社会福祉士の参画が必要だと考えるようになりました。


*写真は、奄美大島 焼内湾西側。
徒然なる奄美の9月12日付記事からお借りしました。
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