介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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【問48】回答とコメント

2008-07-06 09:34:58 | 国家試験
【問48】
は、2008年社会福祉士国家試験(第20回)の「老人福祉論」の4問目に出題されたものです。(国試の通算番号は、「問題84」です)

心理学の問題でもあります。

順に検討していきます。

1 「社会の第一線から退き」というくだりでおかしいとわかります。

2 記憶に関する理論化には、タルヴィングが貢献したことはたしかです。
 ですが、内容は、意味記憶とエピソード記憶を逆にしています。
 国語的にもわかるのですが、このような対概念を逆にした文章は、択一試験で最も多い問題の作り方です。
 ふだんから、対概念は、よく理解してセットで覚えておきましょう。

4 流動性知能は、70歳あたりから急速に低下するとされています。
 *対の概念としては、「結晶性知能」があります。

5 「すべての高齢者に特有の」が常識的におかしいですね。

というわけで、残った
3 には、問題がなく、正解は3です。

タルヴィングの記憶理論

で復習しておきましょう。

*写真は、
(問)と同じく、「鹿児島散歩」の7月5日付記事から、鹿児島市内の甲突川べり。


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