介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

新しいブログにリンクしています。7つのテーマにわけました。引き続きお読みください。

第3306号 ブログをはじめてから1000日目の贈り物

2009-11-15 14:53:16 | 鹿児島
【3度目の正直】
実は、このブログの前に2度中座したブログがあるのです。
その一番の原因は、「自分には人様に伝えるようなことは無い」という厳しい現実で、2007年2月22日、3度目のスタートの際には始めるかどうか本当に悩んだのです。

当時、カナダ人のマックさんから「英語で俳句を作る」ことを薦められていたので、
・英語で日本人が書くブログ
・英語の俳句なら世界に発信できる
・マックさん1人が読んでくれればよい
という考えではじめたのです。

その証拠?に、最初の10回ほどの記事は全部英語の俳句です。その俳句グループとは続かず、それ以降、英語の俳句は作っていません。このブログの初期の記事の拙劣さは目を覆うばかりです。

【カッパタヌキチさん】
今朝、8時台のコメントに、カッパタヌキチさんから、医療費問題(第3305号)に関連して、
「医療改革は常に白い巨塔を追い続けてきた」とのコメントをいただいた。

カッパタヌキチさんは、「笑わせてなんぼの介護福祉士」でのご縁ではと思いますが、最近、国家試験問題の批判など貴重なコメントを続けていただいていました。

日本の医療問題は、「開業医=日本医師会=自民党」という構図で展開してきてそれが今日の疲弊した日本の医療を導いた・・という仮説は、
40年ごろ前の厚生省在職時にペンネームで「日本医師会の思想と行動」を『社会保険旬報』に投稿したときからの私の体験的な意見です。
*「遥香の日記」へのコメントで書いたことがあります。

【chachaさん】
午前中、10時過ぎに、ご両親が鹿児島とのご縁で拙ブログをお読みいただいているとの前置きで、chachaさんというかたから、初めてのコメントをいただきました。(第3301号の記事に対して)

「・・また、福祉の現場職をしていると、「公平性」と「公正性」の問題を考えます。現場ではやはり手のかかる方や、問題のある方の支援を中心に考えがちです。公平で公正な支援を毎日しているのか自分に問うている方は、いい支援ができているのかなと逆説的に考えたりしますが。・・・」

私自身は、ソーシャルワークを学ぶ学生に政策系の講義をしたりしていますが、現場経験があるわけではありません。chachaさんのような良心的なソーシャルワーカーがおられることを一般の市民の方にも知って欲しいです。

【ソーシャルワークの宅急便】
お昼に、昨日の続きで鹿児島大学の大学祭をからかって帰りましたら、しばしば辛口のコメントをいただいている「おうぎやさん」から、ブログを作成されたとのコメントをいただいていました。

社会福祉というのはどういう学問なのか?
どのような方法でその体系を伝えることができるのか?

について、現役のソーシャルワーカーとしての傾聴すべき意見が盛られています。

私のブログに何か社会的な意義があるとすれば、介護や福祉の現場からの意見が伝えられているブログをブックマークしていることです。
「ソーシャルワークの宅急便」をすぐにブックマークに加えました。

【明日から】
中だるみだったこのブログにも、こうして今日だけでも貴重なコメントをいただきました。
「1人だけでも」と始めた頃を思い出して文字通り夢のようです。

*最近のアクセス数は、1日450前後というところ、閲覧ページ数の方は、連日2000件前後です。

コメント (17)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 第3305号 医療経済実態調査... | トップ | 第3307号 今朝の新聞 »
最新の画像もっと見る

17 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
1000日、おめでとうございます (どりーむ)
2009-11-15 20:36:19
ブログ開設1000日、おめでとうございます。

先ほど、その1日目から数ヶ月分の記事を読ませていただきました。
ブログがつなぐ社会の礎をみさせていただいたように思いました。

どうぞ、これからもブログを通じて学ばせていただきたいと思います。どうぞ、よろしくお願いします。

訪問御礼 (おうぎや)
2009-11-15 23:42:01
とりあえずブログを始めて見たものの、システムがよくわからず、最近になって扱い方がこなれてきて、ようやくお知らせできたのが真相でございます。

このブログのように充実していない小生のブログですが、時折ご指導ご鞭撻をいただければと存じます。

これからもよろしくお願いいたします。
贈り物を頂いているのは・・・。 (JUNKO)
2009-11-15 23:51:06
古瀬先生、ブログ開設1000日目おめでとうございます。
こちらが(ブログを読む者として)贈り物をいつも頂いています。
現場の介護福祉士として(大学などの)座学で学ぶような勉強は眩しく厳しく今まで避けて通ってきたようなところがあります。
通信の大学はスクーリング以外は一人よがりの勉強に偏りがちです。(自分次第だと思います、通信でもしっかり勉強されている方はたくさんいます)
先生のブログと出会ってから社会福祉、介護福祉を広く深く、日本という国の枠を飛び越えて覗き見することが出来るようになりました。
現場ではなかなか知ることの出来ない、他専門職の思いを知ることが出来るようになりました。
誰に訴えればいいのか悩み揺れている現場の介護職員の声を先生に丁寧に拾って頂いたり、学生さんの未来輝かしい希望の声を聞けたり、嬉しいことづくめです。
これからも学びを続けたいと思います。
宜しくお願いします!
ブログと社会 (bonn1979)
2009-11-16 06:52:11
どりーむさん

コメントありがとうございました。
節目節目に励ましのコメントいただいてきましたね。

最近は
twitterも加わり
暮らしのリズムも踏まえながら
貴ブログを拝見しています。

ケアマネ仲間というか
より深いコメントも多くなってきましたね。

私のほうは
1年後に迫る退職後の生活にも
照準をあてる日々です。


助走期間 (bonn1979)
2009-11-16 06:56:47
おうぎやさん

コメントありがとうございました。

真正面からの問題提起は
慣れてきた紙面展開に活を与えてくれます。

鹿屋のご縁ははじめて詳しくうかがいました。
私のほうも高山にいた義母が目下鹿屋の老健にいたりして大隅半島に向いた生活です。

「海星社」なつかしい出版社ですね。
阿部志郎先生編の本の分担をしたときに編集者にお会いしました。
体系だったブログ (bonn1979)
2009-11-16 07:02:55
JUNKOさん
コメントありがとうございます。

貴ブログに「坂之上介護福祉研究会」を特記いただいているのを知りました。まだ、中身は無いのですが嬉しいです。

大学のとき以来、教室での学びと世の中での学びとの違いに気がついてきました。

世の中の学びが体系化・言語化することが望ましいですね。

JUNKOさんのように、苦境の中にも明日を信じて強く歩む日々でありたいと励まされています。

福山のプレゼント言うかドラマが近づきましたね。試行錯誤の準備のプロセスそのものが貴重です。
おめでとうございます (カッパタヌキチ)
2009-11-16 11:01:36
後れ馳せながら、ブログ1000回おめでとうございます!
Junkoさんのブログが縁となり、古瀬先生のブログには、度々お邪魔させて頂いていますが、幅広く福祉に関する情報を発信されている研究者としての姿勢と、私などの若輩者の意見にも耳を傾けられる感性に感動と尊敬の念を禁じません!
これからも福祉の先覚者としての益々の御活躍を、お祈り申し上げます。
Unknown (又佐)
2009-11-16 20:50:50
ブログだけでなく、書籍をとおして学ばせていただた一人です。
その上に立っているということをあらためて感じています。
今のお年寄り存在そのものが私たちの社会を照らしているように思います。
個である目の前のお年寄りをしっかりとみていきたいと、ますます思うようになりました。ありがとうございます。
先生のように1000回続くかわかりませんが頑張ります。
ブログの世界には年齢は (bonn1979)
2009-11-16 21:54:58
カッパタヌキチさん

コメント有難うございます。
ウェブの世界は
言葉の重みだけですね。

言葉の底には
感性がありますね。

ご紹介いただいた
千笑さんとカッパタヌキチさんとの対話から
多くを学びます。

福山に
カッパ軍団とタヌキ連合とが
集結するとか?
twitterでも (bonn1979)
2009-11-16 21:56:53
又佐さん

コメント有難うございます。

最近は
twitterでも
お見かけします。

少し立体的な又佐像が
浮かんできました。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

鹿児島」カテゴリの最新記事