介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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「この世にお前ほどの女はいなかった・・・」(小田実)

2008-01-12 06:43:09 | 映画・読書
【見事な死】
『文芸春秋』2月号の特集は
著名人52人の死に際の様子を家族や友人が語っているもの。

小田実は
2007年7月、75歳で亡くなった。
夫人の玄 順恵(ヒョン スン ヒエ)による小田の最後。
(p277-p278)

【・・しかし俺ほどの男もいなかっただろう?】
とは、
医師に癌であることの余命を宣告されて
二人で病室に戻ったときに小田が言った言葉。

冒頭の「この世にお前ほどの女はいなかった」
と夫人に言った言葉の続き。

*小田実について、1/11付きの「岩清水日記」(BOOKMARKにあり)を今朝読んだ。私のこのブログでも、2007/6/11& 8/12 の2回触れている。

【日本人が世界の世話係になる日】
「岩清水日記」では、若い人が海外に出かけるので仲間で送る会をしたことが語られる。
日本人のもつ細やかな心配りというものは、世界に貢献できるのではと
先日(1/07)、私の大学院の講義で院生がいったことだが・・

同時に、国内ですら、老老介護、孤独死、介護殺人や、家庭内殺人などさまざまな問題を解決できないでいて、とても世界までは手が回らない・・というのも実感の様子。

ネパールの精神障害者のサポートにノルウエーのソーシャルワーカーが参画しているという話をずいぶん前に聞いたが、ノルウエー国内での活動があればこそ、その活動を国際社会に広げていけた。ネパールの精神障害者を直接援助するのではなく、ネパールの専門職を支援するというプログラムだった。

開発援助でダム工事をやり、そのダムの設計は日本人がやり、現地の方が工事の現場で事故死したという話をテレビでやっていたが・・

【社会福祉ではなく「事務」で】
昔、青年海外協力隊の審査委員を頼まれてやっていた。東京の社会福祉系の大学の教員をしていたときのこと。看護や日本語といった専門分野ごとに審査するわけだが、「社会福祉」という枠はなく、私の担当は「事務」でした。
三島亜紀子の本ではありませんが、さびしい話でした。(現在はどうか知りません)

【暖かい朝】
さっき、新聞を取りに行きましたが、生ぬるいほどのあったかさ。
取り留めのないことを書きました。
FMでは、バッハの無伴奏バイオリン・パルティータのあと、フリードリッヒ大王のフルートをやっていました。久しぶりにバロックを聞きながらブログしました。


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1 コメント

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社会福祉の海外協力 (岩清水)
2008-01-12 11:36:00
そうですか。審査員をされていましたか。送った女性は、保健師と看護師資格者でしたが、看護師では希望者が多く、比較的倍率の低い保健師として赴任するとのことでした。ソーシャルワーカーの国際貢献は非常に大切なことだと考えています。日本にも世界に役立つ「社会福祉」があると思います。遅まきですが、これからの重要な課題だと思います。

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