ちくま新書679
『大学の教育力ー何を教え、学ぶか』
金子元久著
2007.9.10刊
206ページ、680円+税。
著者は、
東大教育学部長で、中央教育審議会の委員。
大学はいったいどうなっているのか?
と
正直な気持ちで手に取る。
・学生像にいろいろあり、学ぶ動機の弱い学生が増えている
実態を説明している(p23)
・教育の方法として、webサイトを使った双方向のものを
あげている(p164)ことは、自分でもこれからその方向を
めざしているのでわが意を得た気持ちです。
・グループ学習も取り上げている(p172)
これは、勤務する大学の私の講義でも去年からやっている。
全体に
社会の動向と大学の動向を重ね合わせて方向を示している。
アメリカ型の大学とヨーロッパ型の大学とを対比しながら
日本の大学の特色を整理している。
残念ながら
東大には
「社会福祉学部」はないせいか
この新しい分野の教育については書かれていない。
「社会福祉学」の観点からは物足りない本となった。
前にも書いたが
アメリカの有力な大学やヨーロッパでは
社会福祉学に相当する学問分野は大学教育としてちゃんと展開されている。
(ドイツは、少し弱いようです)
『大学の教育力ー何を教え、学ぶか』
金子元久著
2007.9.10刊
206ページ、680円+税。
著者は、
東大教育学部長で、中央教育審議会の委員。
大学はいったいどうなっているのか?
と
正直な気持ちで手に取る。
・学生像にいろいろあり、学ぶ動機の弱い学生が増えている
実態を説明している(p23)
・教育の方法として、webサイトを使った双方向のものを
あげている(p164)ことは、自分でもこれからその方向を
めざしているのでわが意を得た気持ちです。
・グループ学習も取り上げている(p172)
これは、勤務する大学の私の講義でも去年からやっている。
全体に
社会の動向と大学の動向を重ね合わせて方向を示している。
アメリカ型の大学とヨーロッパ型の大学とを対比しながら
日本の大学の特色を整理している。
残念ながら
東大には
「社会福祉学部」はないせいか
この新しい分野の教育については書かれていない。
「社会福祉学」の観点からは物足りない本となった。
前にも書いたが
アメリカの有力な大学やヨーロッパでは
社会福祉学に相当する学問分野は大学教育としてちゃんと展開されている。
(ドイツは、少し弱いようです)