介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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社会福祉学会誌の最新号から

2007-09-12 12:54:22 | 社会福祉
2007年8月
第48巻第2号の
『社会福祉学』が届く。
最近は、年4回の発行となっている。

査読を経ての掲載であり、
社会福祉学の分野では
もっとも学術性の高い雑誌となっている。

私自身の勉強テーマと研究方法に近いものは掲載されていないが
このところ研究大会のようなものにも出ていないので
最近の動向を知る意味でざっと目をとうした。

「新たな」社会福祉対象への視点
という特集が組まれていて
(前に開催された政策・理論フォーラム第1部の記録)
・外国人
・DV被害者
・「社会的引きこもり」
・災害被害者
の4つのリポートが掲載されている。

長谷川俊雄の
「社会的引きこもり」問題の生活問題としての位置づけと課題
(p114-p118)
は、この新しくて複雑なテーマの問題点が良く理解できた。
修士2年生でこのテーマで論文作成中のLさんには参考になるのではと思った。

論文と実践報告が8本掲載されている。
はっきりいって私には難しい。

「エビデンスにもとづくリサーチ」
という最近の研究動向を反映していると思うが
8本中4本が「グランデッド・セオリー・アプローチ」
といわれる質的研究法であり
あとは、
・探索的因子分析
・言語的転回
・デルファイ法・ノミナルグループ法
・アクティブサポートモデル
・擬似市場(イギリス)
といった方法論とキーワードが並ぶ。

学部の社会調査法では最近ではこのような調査方法を
学んでいるのだろうか?

中には、修士論文に手をくわえて掲載したとう言う論文も
あったから最近の大学院の論文の「流行」を
反映しているのかも。

8論文の分野としては、
高齢者3、障害者4、児童1 となっていた。


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