介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

新しいブログにリンクしています。7つのテーマにわけました。引き続きお読みください。

第3919号 議論は広がり・深まる:「介護の専門性」

2010-09-07 06:16:05 | 介護福祉
昨日のこのブログへのアクセスは700を超えていました。
このところ大体500少しですからびっくりしました。
ツイータで私をフォローする人が400を超えていることが影響しているかと一瞬思いましたが、理由はすぐわかりました。

masaの介護福祉情報裏板 2010.09.06 の記事で私のブログ第3906号(2010.09.03)が引用されていたからです。

【masa氏の論点】

昨日のmasa氏の論点は、以下の2点です。

「医療行為の範囲は時代と共に変わる。家庭でできるようなことは医療行為ではない。それを介護職が行うのは(もはや医療行為とはいえないから)問題ではない。医療行為そのものを介護職がやるという議論ではない」

「審議会委員の発言を注意深くフォローすると、介護職の専門性には否定的な傾向がうかがえるのでは」

ここでの第2の点は重要な指摘だと思います。

*上記ブログ2010.08.25付けの記事へのコメントが46にも達しています。


【介護の専門性に関するブログ記事が相次ぐ】

介護関係のブログでは、この「専門性」をめぐって、重要な記事が相次いでおり、これらの記事に多数のコメントが寄せられています。


笑わせてなんぼの介護福祉士 2010.09.05

飯塚裕久 2010.09.05

ひよこ通信 2010.09.06


【まだまだ世間では知られていない】

想い・思い・おもいver.2 第569回 2010.09.07

では、地域の行事に参加されて、まだまだ介護保険制度を巡る世の中の理解がすすんでいない事情が報告されていました。

「・・・私たちの関係者の中では、
もちろん「介護」は大きなウエイトを占めるのですが、
一般の人も含めて考えると、
「介護」も「ケアマネジャー」も、まだまだ知名度は低いように思います。・・・」


* 写真は、鹿児島市内。見見楽楽~九州ぶらり放浪記~ 2010.09.05 からお借りしました。

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6 コメント

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伝えるチャンスか? (げんき)
2010-09-07 09:16:56
自分自身が、ついこの前まで「介護」とは無縁の生活でしたが、
この4年ほどの間に、周囲の「介護」への関心も劇的とは言えないまでも
少しずつ高まっているように感じています。

昨年、地域で使える車椅子を買おうと募金活動をしました。

そのときに挨拶ぐらいしか交わさない近所の奥さん(70代)が、
いつか自分がお世話になるかもしれないと、かなりの額を
家まで届けてくださいました。

また、商工会の婦人部会の学習会の幹事さんに頼まれ、
話をさせていただくことになったのですが、そのときも
「韓国の話」ではなく「介護の話」をというリクエストで、
実際、介護保険の話をすると、みなさん熱心にメモをとり
いずれ直面する「介護」の備えをしているように感じました。

一般市民は「介護」に不安を感じ、学ぶ機会を欲しているように思います。
(特に、地元は高齢化が進んでいるので)

けれども自主的に学ぶのは、なかなか難しいといったところだと思います。

当事者ではなく、予備軍に「介護について」伝えていくことも
私たち介護従事者の重要な仕事になっていくのではないでしょうか?
絶対的な情報不足 (bonn1979)
2010-09-07 10:03:34
げんきさん

コメントありがとうございます。

最近は
テレビなどで
沢山の情報が流れていますし
本屋さん、図書館、そしてネットと。

でも
質疑のやり取りのできる
ナマ講義の魅力は大きいですね。

人に話すことで
話す方の知識も確かなものになりすね。
専門性とは (ひよこ理事)
2010-09-07 11:27:17
全くかけ離れた回答をしている私のブログまで・・・ありがとうございます。

介護や福祉は一般の方々の「興味・関心」の度合いが低いのは感じております。また、自分には関係ないと考えている人も少なくはないでしょう。

今は失業者の受け皿でも、近い将来として皆が進んで飛び込めるような業界にしていきたいものです。
いろいろな立場の方が (JUNKO)
2010-09-07 11:28:21
いろいろな立場の方が「介護福祉士の専門性」について書かれていますね。
おそらく圧力や挑発だけで動くのならもっと前に(こんなに何十年も同じ水掛け論に終始しないで)動いていたのでしょう。(大分の吉田先生のお言葉も何十年前のものなんだか。)

私の駄文をリンクして頂き有難うございます。
私自身、老健やデイサービスと言った「リハビリ出来る」人を対象に介護福祉士の仕事を行ってきた人間が「介護福祉士の専門性」について書くにはまだ経験も知識も未熟だと思い、暫く書くか書くまいか迷っていました。
ただ「このままではいけない」と危機感を持って働いているのは確かなことでお粗末ながらブログ発信や笑福会の会長をつとめさせて頂いている者として未熟な文章で意見を述べさせて頂きました。

「家族にも出来ること」というのには反論がありましたので、私も現場の底辺の介護職として一生懸命説明させていただきました。
アセスメントやモニタリング、他職種との連携、生活環境を整え生活を支える仕事を軸に、この腕と足と頭を使って、一人一人の心身に応じた対応を行っているつもりです。
そしてもし自分が特養に勤務していたのなら「痰の吸引をしたい」と看護師にお願いしていたと思います。

でも医療行為に限らないのですよね。
正しいことを訴える人が辞めさせられたり居づらくなってしまう現場・・・。
世の中の施設長クラスの人たちは新聞を読まないのでしょうか、現場を回らないのでしょうか?
病院で行われていた行為を施設で在宅で介護福祉士が行えば、正しい知識技術を受け取って行うことが出来るのなら、その責任も知識も介護福祉士を一回りも二回りも成長させるでしょうに。
「ここまで舐められていいんか、おまえら!」と鼓舞する施設長クラスの人はいないのでしょうか。
介護福祉士が介護の世界を支えるべく誕生したことを、介護の世界の上層部が認めていないに等しいと思います。
世間が相手 (bonn1979)
2010-09-07 14:38:25
ひよこ理事さん

コメントありがとうございます。

介護福祉士ができて20年
介護保険ができて10年

まだまだ
世間の理解は浅いし

残念ながら世間の常識というか
利用する側からすれば
問題が多いですね。

ひよこ理事さんは
毎日まさにその中で格闘されているわけで
声を大にして
発言されてよいと思います。

いまは
議論が重なり合ってないようなところも
回を重ねて
関係する職種も含めて
社会に問題提起を強める時だと愚考します。

私なぞこそ
「俺は第1号被保険者であ~る」
ということだけが売り物で
しばらく
(この専門性の議論は)
静かにしていようと思ったのでしたが・・

「笑福会」のたくさんのコメントが
示しているとおり
いまは
介護の世界の迷いと良識を広く
世間に届ける時期だと思います。

10月ですか
裸王田中さんも山形に見えるとか。
あちこちで
さまざまな意見交換・交流の機会ができることは希望がもてますね。
歴史を変えてきたのは? (bonn1979)
2010-09-07 14:48:15
JUNKOさん

コメント有難うございます。

大分の任運荘の吉田先生
厚生省の現役の時には
吉田先生と会う機会はなかったのですが
退職して
最初に(もちろん自費で)訪問したのは
大分でした。

ドイツのくだらない話をしたことを
思い出します。

だいぶたって
もう大学で生活できるようになって
なが~い お手紙を書き
元気でやっていますって
投函しましたら
その投函した日に先生はお亡くなりになった
奥様からの知らせをいただいたのでした・・

先生に
どうしてもお礼を言いたかった
人生にはそういうことがありますね。
ばんやりして1日を過ごせないと
思いました。

その吉田先生の頃は
ネットはないので良心的な介護従事者は
「老人生活研究」という雑誌に投稿していました。

この雑誌はもうなくなりましたが
当時の介護界の良識でした。

いまはネットがあり、ツイートがある。
それが「笑福会」となっています。
時代が進んで希望が持てることもあると思います。

神戸でさらにヒートアップ。

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