介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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第3790号 政治家の「お願い」よりは福祉の第一線の叫びを

2010-07-11 07:06:06 | 政治社会
【日本の文明的な位置】
民俗学の梅棹忠夫がなくなった。池田信夫のブログが、梅棹さんの『文明の生態史観』を解説しながら、日本という国には強力な政治的リーダーが生まれない理由について触れている。

池田信夫 2010.07.06

*図版は、梅棹さんの理論を図式化した部分。池田氏のブログからコピーした。

いわゆる「中間集団」への帰属という説明を読むと、なるほどと思わされる。中央官庁でも一つの省程度の規模で固まるという歴史的な学習があるわけですね。
専門職団体などもそうですね。組織を逸脱するものは非難される。


【政治へのスタンス】
今度の選挙は、長年の自民党政権を倒した民主党の評価ということになる。昨秋のような圧勝とはいかないとの予測がでている。往年の「自民党対社会党」のようなイデオロギー的な対立はなくなり、本当の意味の争点はなくなった。
・ 外交軍事でのアメリカ依存については、民主・自民に本質的な違いはない。
・ 行政のムダ排除、赤字財政からの脱却、セーフティ・ネットの充実
などに基本的な違いはない。


【東京中心の是正を東京で叫ぶ矛盾】
内政面での最大の課題は、経済のしたがって人口の都市集中をどう是正するかだが、政治・行政・司法・メディアなど権力の中心をすべて東京においてままこのような議論を続けるむなしさを感じますね。最大の悲しさは、多くの地方都市の精神面での東京依存が高まっていることです。


【大都市問題のネックは認知症の介護】
団塊の世代が要介護認定を受ける比率が高まるのはこれからですね。地方都市での対応も大変ですが、私は大都市における介護問題、特に認知症への対策が内政上のもっとも大きな課題になってくると思います。地域によってはすでにしっかりした対応を取っています(大牟田市など)が、長い間、介護サービスの供給・介護専門職への投資を怠ってきたツケが噴出する。認知症の場合は、短期記憶を喪失していき、家族や友人などの存在も重要になってきます。


選挙の日の朝、ふだん敬服しながら読んでいるブログから次の3つの記事を掲げます。

先が見えない 「想い・思い・おもいver2」2010.07.03

哀しい国やね 「masaの介護福祉情報裏板」2010.07.02

社会的包摂 「社会福祉士Maachanのブログ」2010.06.14


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