8月13日のこのブログの記事で
週刊経済誌『ダイヤモンド』の特集のことを紹介しました。
その特集のpp.42-43に年金額の推計に関する解説がのっています。
そのもとは、
厚生労働省が関係の審議会に説明用に提出している資料です。
*社会保障審議会年金部会 2007年2月26日(第4回部会)提出。
年金額の長期推計に関する資料
のp.1 と p.2 を参照ください。
○ 年金額の推計は
・経済情勢の推計 (運用利回りなど)
・人口統計 (出生率)
の2つの長期推計に依存します。
○ 年金制度の改正が続いて、生まれた歳でモデル年金の額が違います。
このことを前提に、
例えば、(2006年に)65歳だった人が
夫婦で(基礎年金込みで)もらえる月額は22.7万円とあり(これは賃金の59.7%の相当する)
これに対して、(2006年に)20歳だった人は、2051年に年金をもらうときは、
一番高い推計額は、年額39.2万円(賃金の54.2%)
低い 27.3万円(賃金の43.9%)
となります。
このように、
○ 長期の推計では、前提条件によって幅がある
○ 年金額は名目では上がるが、賃金との対比では減少していく
○ 減少はするが、生活の基礎部分を支えることはできよう
『ダイヤモンド』の記事は、
この長期推計に伴う問題点を解説しています。
厚生労働省も、
審議会の専門家には、このような資料で説明しているのですが、一般にはあまり知られていませんね。
週刊経済誌『ダイヤモンド』の特集のことを紹介しました。
その特集のpp.42-43に年金額の推計に関する解説がのっています。
そのもとは、
厚生労働省が関係の審議会に説明用に提出している資料です。
*社会保障審議会年金部会 2007年2月26日(第4回部会)提出。
年金額の長期推計に関する資料
のp.1 と p.2 を参照ください。
○ 年金額の推計は
・経済情勢の推計 (運用利回りなど)
・人口統計 (出生率)
の2つの長期推計に依存します。
○ 年金制度の改正が続いて、生まれた歳でモデル年金の額が違います。
このことを前提に、
例えば、(2006年に)65歳だった人が
夫婦で(基礎年金込みで)もらえる月額は22.7万円とあり(これは賃金の59.7%の相当する)
これに対して、(2006年に)20歳だった人は、2051年に年金をもらうときは、
一番高い推計額は、年額39.2万円(賃金の54.2%)
低い 27.3万円(賃金の43.9%)
となります。
このように、
○ 長期の推計では、前提条件によって幅がある
○ 年金額は名目では上がるが、賃金との対比では減少していく
○ 減少はするが、生活の基礎部分を支えることはできよう
『ダイヤモンド』の記事は、
この長期推計に伴う問題点を解説しています。
厚生労働省も、
審議会の専門家には、このような資料で説明しているのですが、一般にはあまり知られていませんね。