介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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第3418号 なじみの空間

2009-12-21 06:35:33 | 鹿児島
写真は、夕刻のフェリーから。垂水港より鴨池港行き。寒くて帰途のフェリーからの写真はこの1枚だけ。

義母のことはなんどかこのブログで触れました。
「91歳認知症要介護3」以上のことは詳しくはお話できませんが、これまで本とインターネットで知っている認知症の知識とちがい重い現実があって、2時間程度一緒にいただけですが、精神的にぐったりしました。
短期記憶の喪失がはなはだしいほかは人格の崩壊はないのは幸いです。

私たちには子どもはいませんが、義弟の関係で義母には孫やひ孫はいます。
昨日の写真を見せたりして話をしましたが、どうも登場人物に混乱がありますね。

田舎の自宅のご近所の動向については理解が深い。
義母の夫は、太平洋戦争で病を得て帰り、戦地から帰国後すぐなくなりました。義母は、田舎で若くして未亡人となり、小学校・中学校の先生を定年まで勤めました。

田舎の自宅の周囲の人たち・・いずれも90歳代か、80歳代後半・・とは、何十年ものつきあいですが、この方々も、施設に入居し、あるいは病を得ています。
すぐ下の妹さんが先年なくなったり、知っている人がどんどん少なくなっていきます。

幸い、食欲もあり、排泄、着衣など自立しています。短期記憶の喪失がはなはだしく、昨日も「今日何日?」という問いは何回もしていました。

たまたま野良猫の話になり、施設の野良猫はあいそがないが、田舎の自宅の野良猫の対応にはなじみがある・・というくだりにはしんみりさせられました。

台所と洗濯ができなくなっているので、一人暮らしは無理なのですが、娘の妻は片道2時間以上(フェリーとバスの連絡の具合では3時間以上)の鹿児島に住む。
昨日は、強い帰宅願望と、一人暮らしは無理、施設以外はない現実・・をどうどうめぐりの2時間でした。
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