介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

新しいブログにリンクしています。7つのテーマにわけました。引き続きお読みください。

アメリカ社会とアメリカの社会福祉

2007-11-11 09:13:12 | 地球→ドイツブログ
明日夜の大学院修士課程
集中講義第4回は
アメリカです。
後半は、院生の発表、第2シリーズです。

最初に
院生の皆さんの「アメリカ観」を聞きます。
さまざまな側面からそれぞれのアメリカを語ってほしいです。

だいぶ昔になりますが
アメリカには都合10回は行きましたので
まずそのときの体験をお話します。
・ミシガン大学でのチームケアのトレーニング
・当時の東大老年学講座の折茂教授と訪問した幾つかの老年学研究所
・日本経済新聞の企画で日本のシルバー産業関係者と訪問したナーシングホームなど
・ニューヨークのマウントサイナイ大学医学部での講演
・セントルイスに在るワシントン大学でのシンポジウム
など。
特に、ミシガン大学へは、5年間、毎年夏2週間行きましたので思い出が多いです。

アメリカの社会福祉の制度的な細かなことを学ぶ前に
アメリカ社会が日本社会とは違う構造的な部分を知っておきたいです。
『現代アメリカのキーワード』(中公新書、2006)という面白い本を見つけました。
文化人類学とか歴史学とか基礎的な学問を中心に
アメリカ人にとってはなじみがあるのに日本人にはあまり知られていない81項目についてコメントしています。
このうち、
・移民政策
・刑務所の産業化
・家事労働者
・教育への連邦の介入
・ごみ問題
などをとりあげます。(最初の4項目は、相互に関係している)

これらのアメリカ社会の概観を踏まえて
・Social Security
・HMO(健康維持組織)
について、ごく基礎的な政策の流れを学びます。

後は、時間があれば
すでに私のホームページやブログでリンクしたり・投稿した記事に関連して
情報の取り方についてのヒントをお話したいです。

院生の皆さんのテーマ(療育、介護予防、高齢者虐待、年金、園芸療法、農村医療)に即した情報提供とまではいかないですが・・
何らかのヒントがあれば幸いです。



コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「塾のような教室」が一つの... | トップ | 試行錯誤する社会福祉士 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (院生)
2007-11-12 17:50:07
今日も講義よろしくお願いします。
先生の講義は実体験を含む内容なので非常に面白く楽しい授業です
なかなか (bonn1979)
2007-11-12 23:36:58
終わって帰ると
自分お話のほうには
中身が薄く
われながらがっかりです。


院生の発表というか
質疑は
楽しいし
ヒントがいっぱいですね。


学校ソーシャルワークのことなども
大切なテーマですね。

というわけで
今日の講義については
いつものまとめを書かずに
このコメントで済ませることに・・


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

地球→ドイツブログ」カテゴリの最新記事