毎年夏
金沢時代にお世話になったN さんから
『金澤文學』が送られてくる。
私は、同人ではなく会員でもないが
ともかく届く。
(第23号 2007 August。写真)
金沢で発行されているが
「地域にまったくこだわらない全国展開の文学集団」
という。(p284)
これまでは、Nさんのエッセイのようなものしか
読まなかったが、今度の号は幾つかの小説や詩
のようなものを読んだ。
歳のせいか。
Nさん「人生第二のステージへ」では、
「人間の生活を豊かにするのが経済、
人間の心を豊かにするのが文学」と還暦になった
心境を書いている。(p226)
・「ミチルの庭」(吉村まど)
は、知的障害を持つミチルの母親が亡くなり
一人暮らしになって、周りの人たちが施設入所を勧めるが
本人は自宅で暮らしたい・・という葛藤のようなことを
テーマにしている。途中、「成年後見制度」ということが
出てきて、おやっと思った。院生の修士論文のテーマだから。
(p116-p123)
・「生かされている」(村雨晴彦)
は、大病で金沢大学で手術したが、同じ病棟にいた方が
なくなった・・というこれは実話にもとずくエッセイのようなもの。
(p153-p154)
・「変人と云われても」(山形 紗和代)
は、
「仏壇の灯はライターよりは燐寸が良い
電話よりメールより手紙が嬉しい
パソコンより手書の賀状が好き」
と幾つかあげ、自分は(変人と人に言われても)
この流儀で行きたい という詩です。(p237)
というわけで
地域の人との交流は(床屋さん以外は!)少ないので
この文学集に人の生活を感じました。
鹿児島にも
「全国展開」している文芸誌はあるのでしょうか。
金沢時代にお世話になったN さんから
『金澤文學』が送られてくる。
私は、同人ではなく会員でもないが
ともかく届く。
(第23号 2007 August。写真)
金沢で発行されているが
「地域にまったくこだわらない全国展開の文学集団」
という。(p284)
これまでは、Nさんのエッセイのようなものしか
読まなかったが、今度の号は幾つかの小説や詩
のようなものを読んだ。
歳のせいか。
Nさん「人生第二のステージへ」では、
「人間の生活を豊かにするのが経済、
人間の心を豊かにするのが文学」と還暦になった
心境を書いている。(p226)
・「ミチルの庭」(吉村まど)
は、知的障害を持つミチルの母親が亡くなり
一人暮らしになって、周りの人たちが施設入所を勧めるが
本人は自宅で暮らしたい・・という葛藤のようなことを
テーマにしている。途中、「成年後見制度」ということが
出てきて、おやっと思った。院生の修士論文のテーマだから。
(p116-p123)
・「生かされている」(村雨晴彦)
は、大病で金沢大学で手術したが、同じ病棟にいた方が
なくなった・・というこれは実話にもとずくエッセイのようなもの。
(p153-p154)
・「変人と云われても」(山形 紗和代)
は、
「仏壇の灯はライターよりは燐寸が良い
電話よりメールより手紙が嬉しい
パソコンより手書の賀状が好き」
と幾つかあげ、自分は(変人と人に言われても)
この流儀で行きたい という詩です。(p237)
というわけで
地域の人との交流は(床屋さん以外は!)少ないので
この文学集に人の生活を感じました。
鹿児島にも
「全国展開」している文芸誌はあるのでしょうか。