介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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日本の医療に希望はある

2007-11-21 13:50:59 | 医療
日本の医療問題、とくに医療費をめぐる実証研究では
二木立先生をまずあげなくてはならないでしょう。

先生は、
日本福祉大学教授で大学院委員長をされています。
リハビリの部門での臨床医でもある。

今回
勁草書房から
『医療改革
危機から希望へ』
と題された論集が出ました。

まとまった論集としては、実に20冊目です。
(kinokuniya Bookweb)

初期の論集『医療経済学ー臨床医の視角から』
(医学書院、1985)
や『現代日本医療の実証分析ー続医療経済学』
(医学書院、1990)
など
は、私が教員となったばかりのときでもあり、
先生の本を何度も読んで、その明快な論理と実証性
それに現状改革への熱意を感じとったものです。

その後、
私自身がぼんやりと20年をすごし
折々のご活躍を遠くからぼんやりみてきただけなので
(『保健・医療・福祉複合体』1998年、医学書院は話題を呼びました)
今回の本をいきなりとりあげるのは
先生には失礼かと思います。

少なくとも
『介護保険制度の総合的研究』2007 勁草書房
『医療制度改革の国際比較』2007 勁草書房
『医療経済・政策学の視点と研究方法』2006 勁草書房
は、あらかじめ理解しておきたいものです・・・

このブログでは
最近の医療問題をどのように読み解いてよいのか?
新聞や雑誌レベルの情報ではわからない・・
という(私や)このブログの読者の皆さん(多くはOB/OGや院生)
を念頭に
「基礎図書の読み解きシリーズ」の第3弾として
数回、場合によれば、10回程度、解説と簡単な感想を書いていきたいと思います。

私自身、医療問題や医療費政策について、専門的な論文を書いてきたわけではありませんから、なるべく市民レベルの視点で読んでいきます。

今回は
最初ですから
章立てだけを紹介します。

第1章 世界の中の日本医療とよりよい医療制度をめざした改革
第2章 後期小泉政権の医療改革
第3章 安倍政権の医療改革
第4章 医療改革と医療ソーシャルワーカー
第5章 医療満足度と医療費の常識のウソ

「はしがき」と「あとがき」も重要です。
各章には冒頭にその章の趣旨が、各節にははじめにその節の要点が
かかれてある。
最近3年半に発表された論文を編集してまとめている。
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