ドリームチーム

「　木曜日、ジェイリンが来てくれるんだよ。休む？」

カフェ上司に聞かれた私だったが、、、、木曜日休みは私にとってメリットがゼロ。月曜日か火曜日が休みならば、友人と会えるのだが。木曜日休んで金曜日出勤、土曜日また休みで日曜日出勤、、、というのも、、、、木曜日が休みになっても、、、、と休むのを拒否した。

「　だよね、、、イーサンに聞いてみる。」

結局、イーサンが休みとなり、木曜日、、、、、、


サミー、ジェイリン、私、、、、久しぶりのオンリー女子チーム。ジェイリンはめでたく大学生で、現在は大学の寮に。助産婦さんになる勉強をしているのだが、この週末は実家に戻るという事で急遽1日だけ働く事に。

ご両親の(醜そうな)離婚に巻き込まれ、お母さんと暮らしていたジェイリン、、、、兄弟の世話をしながらお母さんのサポートもしていた感じ、、、、自分の娘より一つ年下なのに、すごいしっかりしている。男は好きだけど男に操られるのは絶対嫌。若いのに年寄りっぽい感じも受ける。すごい強い生活。これもご両親の離婚から子供としてサバイバルするために成長した結果か、、、、と思う。自分がしっかりしないと誰もサポートしてくれない、、、という不安。本当は薄い氷みたいなのだろうが、めちゃくちゃ強がっている感じ、、、それが本人の性格に定着したような、、、、

すごく尖った印象のジェイリンが、最初、私は苦手であった。しかし、その尖った部分は本人の自己防衛なのかも、、、と思い出したらなんだかかわいそうになり。サミーをお姉さんのように慕う彼女を見ると、自分も遠い親戚のおばちゃんのような気持ちに、、、、

サミーとジェイリンは話しが尽きない。避妊の話しなど具体的な話しも出て2人は大盛り上がり。
え？私？年は取っているが、避妊とか男の話しでアドバイスなど何もできない。2人のめちゃくちゃ早い会話をなんとなく聞いているだけが精一杯。

最近テレビのニュースになっている事、、、、クラブにて飲み物に変な薬を入れられて、知らずに飲んだ女の子はめちゃ酔っ払い意識を失ったり、、、、、最悪なケースは男に襲われたり、、、、

「　ジェイリン、ブリストルのクラブ、気をつけてよーーー　」

避妊の話しも男の話しもコメントができない私、、、、いきなりお母さんコメントを振ってみた、、、、

「　知ってる！ニュースになったクラブ、私、あの日にあそこにいたの！！！！！」

えーーーー！

「　あの事件から、飲み物には蓋がついて、お店に入る時のボディチェックがもっとすごくなったよ。」

「　踊る時はどうするのよ？」

「　飲み物は自分で持ってこんな風に踊ってるよ！」


それじゃあ踊った感じしないだろ、、、、と笑いながらも、ジェイリンのガードの高さでちょっとは安心した。。。
ジェイリンにとって自宅はほっとする場所では無いらしく。

「　今日はドリームチームで働けてよかったーーー！！」

強がっているくせに、実はこのカフェに小さな暖炉を見つけているようで、、、
私もドリームチームの一員か、、、、それはよかった、、、、、ジェイリンの助産婦さん、、、私はとても楽しみだよ。


木曜日　お茶漬けーーーー！！！友人からのお土産のお茶漬けの素！！！1人暮らしって自由ーーー