本棚に爆弾

ボマーの、まあ読書やら二次創作やらなんやら。

『物語』の欠片集めて

2009年10月01日 22時38分39秒 | パロロワ:後書き
 ちょっと投下から日は経ちましたが、ラノオルタの投下作について。

 はい、パーティシャッフル話ですね。
 まずは前の話で6人組で話を組むこと必至だった3チーム合流パート。
 人数が多い上に自己紹介さえもまだロクにしていない、放送へのリアクションも必須、互いのこれまでの経緯も気になる、今後どうするか考えなきゃならない、危険人物だけどマーダーとも言えない零崎人識への対処も必要……と、かーなり大変なパートでした。
 で、そこにさらに対主催グループ・失恋娘3人組を追加ですから……ある意味、かなり無茶な代物です。ってか何もハードル上げなくても、といった雰囲気すらあったかもしれませんねw

 ただ、どのみちあの3人は(6人のうち全員でなくとも、一部と)接触していたでしょうし、そこで一から互いの説明をするのも骨ですし。
 いろいろ他にも利点が見つかったので、一気に行っちゃうことにしました。


 話の構成としては、思いっきり省略しまくってます。
 王道であれば話の展開のキーポイント、例えば3人娘とヴィルヘルミナたちが出会ったシーンとか、それぞれの自己紹介だとか、そういった場面を詳しく書き込むことになるのでしょうが、あえてそこはサラッと流してしまい。
 むしろ、会って間もない者同士の「馴染みっぷり」の描写に力を注ぎました。冒頭の2人ずつの会話×3とか、中盤の7人同時のカオスな会話やら、ですね。なにぶん会ったばかりの者同士、ここで疑いや警戒が先に立つと進む話も進みません。共通の話題や価値観、個人的コンプレックスなどを絡めて、心理的な距離を詰めることを重視しました。

 でもって、考察。特に表題にもつけられた『物語』について。
 クロスオーバーゆえパロロワでは避けられない異世界議論とかで。すぐに「平行世界論」とかに流れがちなのは、そこで「世界」って単語を使ってるせいもあると思うんですよね。なので(仮に今後そういった考察が行われるとしても)一旦そこにクッションを挟む意味で、「世界」って単語は出来れば使いたくなかったのです。
 そこにあの放送。狐さんの持ち出した『物語』という単語は実に有難かったw 作中でも広がっていくといいなあ、と思っているのですが、さて、どうなることやら。

 そして最後に、当面の方針決定とパーティー分散です。
 ここで各人の距離を詰めておいたのが生きるわけです。メンバー構成を変更しても、既に信用は構築しているからさほどの不安はない。テッサや晶穂も気絶した大河を置いて出掛けられますし、美波も水前寺を見送って大河が起きるのを待つこともできるわけです。
 特に、水前寺・美波組が別れることができたのは大きいですね。この2人、確かに名コンビだったんですが名コンビ過ぎて、2人だけで完結しかねない危うさがあったので。それは流石に、勿体無い。結果的に寿命は縮むかもしれないけど、このチャンスは逃せませんでした。


 この次の話は……実はどこも難易度高いです。申し訳なくも思いつつ、分かってて踏み切りました。
 人数や目標という意味では、それなりに書きやすく整えてあるんですけどね。それらとはちょっと違う意味で難しい。
 一抜けした零崎は、全く行動の目処が立っていない状況。自由度高すぎて困る状況かもしれません。
 インデックス・テッサ組は、ちょっと他のメンバーを加えづらい。『壁』メインの話になるか、施設探索の話になるか、2人での考察話になるか……なんにせよ、ロワでは意外と珍しい対主催考察に専念するしかない状況。
 神社居残り組も、大河の心理に真正面から挑まなければならなくなってます。いろんな解釈・いろんなリアクションが可能なよう、一旦大河を「停止」させたわけですが、それだけに「どの方向に向かうか」考える必要があるかもしれません。
 ある意味、物資調達組が一番ラクかもしれないですね。相対的に。誰かと出会うチャンスも多いし、出会わなくても話組めますし。
 まあ最悪、自己リレーで後始末することも考えてますけどねー。

 さてこの先、希望のチームになるのか、無惨に崩壊していくのか……どちらにしても、実に先が楽しみですw

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