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月瀬の大杉。
長野県下伊那郡根羽村月瀬日影平地籍にある月瀬の大杉は、目通り1.5メートルの高さで、幹回り約14メートル、樹高は40メートルに達する巨木であり、全国的にも有数のものであるので、昭和19年(1944)11月国の天然記念物として指定された。樹齢は文部省調査による指定当時の1800有余年を採用している。
平成元年、環境庁の巨木調査により、長野県第一位の巨木であることが確認された。
昔から虫歯に病む者が祈願すると、霊験が著しく、また大事変の起きる時は前兆として大枝が折れると語り継がれている。
旧月瀬神社のご神木として古来から尊崇され、知区民の手で保護されてきた。
弘化元年(1844)の江戸城本丸焼失後の復興用材として、また明治41年(1908)村内神社統合の後、大杉売却の決議がなされたが、月瀬全住民の団結の力によって、保存され現在に至っている(案内板より)。
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