これから掲載するのは、ある患者さんとのメールでのやり取りです。
施術を受けた後、気になる事がありご連絡いただきました。
こういったやり取りは、当院でも良くあり、同じような疑問をお持ちの方や
これから施術を受けてみようか考え中の方にもぜひご参考にして頂けたらと思います。
技術の話ではなくて、当院でどういったことをやっているのか、
なんとなくお分かり頂けたら良いです。
この方は、私の言葉足らずもあって、なんとなく・うっすらとした気づきだったと思いますが、
ズバッと「ああーそういうことだったのね」と感じ取る方も度々いらっしゃいます。
※ご本人の了解を得て、掲載させて頂きました。
青色=患者
お世話になっています。○○です。
今日の治療でちょっと気になることがありましたのでメールしました。
今日の治療は、ずっと奥の方、子どもの頃のことに関することを…とのことでした。
あの場ではなんだかボンヤリしてしまい聞けなかったのですが、どういうことなのでしょうか。
それが今の私の体に影響を及ぼしているということなのでしょうか。
その、子どもの頃のことというのは、たとえば子どもの頃にうけた外傷的なこととか、トラウマ的なこととかなのでしょうか。
外傷的なことはすでにお話しした骨折くらいしかないのですが、トラウマというか、小学生、中学生の頃ちょっと色々とあったので、その辺のことなんだろうか、と、なんとなく思いました。
治療の過程でそれを話すか話さないかは先生にお任せでいいのですが、単純にどういうことなんだろうと思いましたので質問させていただきました。
お時間があるときで結構ですので、教えてください。よろしくおねがいいたします。
緑色=谷
○○様
ご連絡ありがとうございます。
たかや治療院高谷です。
△が痛むという症状は結果的に出てきているもので、
必ず結果を生む原因があります。
症状の原因は、急に湧いて出たものではなく
○○様の△の痛みでしたら、○○様の歴史の中になにかしら原因が
あるはずです。
原因は、トラウマ(外傷・心理的なもの)も大きな要因になりえますし
本人には自覚がないような、それ以外の要素もあると思います。
原因は1つや2つではなく、無数のものが重なり合って結果(症状)を生みだします。
結果(症状)を変えるには、原因が解消されないといけないのですが、
全ての原因を一つ一つ解除していくことは、非常に非効率というか
無理があります。
原因には、根本(深く)にあるものから、その末梢や枝葉にあたるものまで
いくつもの階層があり、根本は末梢や枝葉にとって支配的な存在です。
ですから、より深い所にある根本に近い原因を解消しないとならないのです。
根本が解消されていけば、末梢や枝葉にあたる原因も自然と解消され、
結果(症状)も薄れたりなくなっていきます。
昨日は、症状のある△には触れませんでしたが、それでも△を含めて
様々な感覚の変化があったと思います。
それは、症状を生んだより根本に近い原因に変化があったからなのです。
その根本に近い原因が何であるかは、必ずしも知る必要はなく、
知ろうとしても施術や回復の妨げになることもありますので、
私もそこは見ずに施術しました。
おそらく子供時代から始まったんだろうなという印象がありまして、
それだけ「古い(深い)原因に対して施術できましたよ」という意味合いで、
お伝えした次第です。
あえて「何が原因だろう?」と興味を持って、探しに行かない様にして下さい。
もちろん今の症状を直接的に悪化させたり、治りを遅くするような原因がありましたら、
対処したり知っておく必要はありますが、○○様がもうすでにご存じのものばかりです。
少々長くなりましたが、以上が回答となります。
何かご不明な点等ございましたら、また遠慮なくお知らせ下さい。
よろしくお願い致します。
お返事ありがとうございます。
小学生から中学生にかけてあったことが、内容的にけっこうキツイことだったので、子どもの頃のこと、に、つい過剰に反応してしまいました。
でも治療についてはその次元じゃないところの話ということですよね。よくわかりました。
もうひとつ、聞いていいですか?
この治療中って、体に変化があるだけじゃなく、気持ちの面とかでも変化が出てくることがあるのでしょうか。
変に構えるとかではなく、単純な経過としてうかがってます。
また時間があるときでいいので、教えていただけると嬉しいです。
よろしくお願いします。
○○
○○様
ご返信ありがとうございます。
どのような事があったかは分かりません大変だったようですね、
心中お察しします。
ご質問の様に気持ちの面での変化が出てくることは良くあります。
身体的な症状はもちろん、ものの考え方や見方などの精神・心理面も
過去の出来事が関わっていますから。
オステオパシーは身体だけではなく、様々な領域へのアプローチを
同時に行っています。
当然、精神や心理面への働きかけもありますが、分かりやすい形での
心理療法をしている訳では無いので、気づかない方もいらっしゃいますが、
気持ちの面でのラクや開放感の報告を、色々な方から頂きます。
症状と同じ様に、揺れ動いてから良くなる方もいらっしゃいます。
過去に受けたトラウマが、外傷であれ心理的なものであれ、
その出来事自体が無かった事になる訳ではありませんが、
トラウマにより変化してしまった身体・心理が、
オステオパシーの施術によって、より健全に近い所へ戻っていくということは
可能だと思います。
大変良いご質問をいただきまして、嬉しく思います。
まだ何かあるようでしたら、ぜひお知らせください。
たびたびのご返信ありがとうございます。
あの場でパッと聞けないこととか、聞きたいと思ってもなんとなく聞きずらいこととか、結構色々あったりするので、思い切って聞いてみてよかったです。
私自身、苦痛に思うことをそれを上回る何かで打ち消して過ごしているところがあり、それは小さい頃から自然に身についた作戦みたいなところがあると自覚しています。
結果いろんなものから引くに引けなくなり、自分の首を締めることになっているように感じています。
それが体調にどう関わっているかはわかりませんが、なんとなく話してみたくなったので話してみました(笑)
長々と読んでいただき、ありがとうございます。
○○
横浜市上大岡のオステオパシー
たかや治療院
http://earth-takaya.com/
施術を受けた後、気になる事がありご連絡いただきました。
こういったやり取りは、当院でも良くあり、同じような疑問をお持ちの方や
これから施術を受けてみようか考え中の方にもぜひご参考にして頂けたらと思います。
技術の話ではなくて、当院でどういったことをやっているのか、
なんとなくお分かり頂けたら良いです。
この方は、私の言葉足らずもあって、なんとなく・うっすらとした気づきだったと思いますが、
ズバッと「ああーそういうことだったのね」と感じ取る方も度々いらっしゃいます。
※ご本人の了解を得て、掲載させて頂きました。
青色=患者
お世話になっています。○○です。
今日の治療でちょっと気になることがありましたのでメールしました。
今日の治療は、ずっと奥の方、子どもの頃のことに関することを…とのことでした。
あの場ではなんだかボンヤリしてしまい聞けなかったのですが、どういうことなのでしょうか。
それが今の私の体に影響を及ぼしているということなのでしょうか。
その、子どもの頃のことというのは、たとえば子どもの頃にうけた外傷的なこととか、トラウマ的なこととかなのでしょうか。
外傷的なことはすでにお話しした骨折くらいしかないのですが、トラウマというか、小学生、中学生の頃ちょっと色々とあったので、その辺のことなんだろうか、と、なんとなく思いました。
治療の過程でそれを話すか話さないかは先生にお任せでいいのですが、単純にどういうことなんだろうと思いましたので質問させていただきました。
お時間があるときで結構ですので、教えてください。よろしくおねがいいたします。
緑色=谷
○○様
ご連絡ありがとうございます。
たかや治療院高谷です。
△が痛むという症状は結果的に出てきているもので、
必ず結果を生む原因があります。
症状の原因は、急に湧いて出たものではなく
○○様の△の痛みでしたら、○○様の歴史の中になにかしら原因が
あるはずです。
原因は、トラウマ(外傷・心理的なもの)も大きな要因になりえますし
本人には自覚がないような、それ以外の要素もあると思います。
原因は1つや2つではなく、無数のものが重なり合って結果(症状)を生みだします。
結果(症状)を変えるには、原因が解消されないといけないのですが、
全ての原因を一つ一つ解除していくことは、非常に非効率というか
無理があります。
原因には、根本(深く)にあるものから、その末梢や枝葉にあたるものまで
いくつもの階層があり、根本は末梢や枝葉にとって支配的な存在です。
ですから、より深い所にある根本に近い原因を解消しないとならないのです。
根本が解消されていけば、末梢や枝葉にあたる原因も自然と解消され、
結果(症状)も薄れたりなくなっていきます。
昨日は、症状のある△には触れませんでしたが、それでも△を含めて
様々な感覚の変化があったと思います。
それは、症状を生んだより根本に近い原因に変化があったからなのです。
その根本に近い原因が何であるかは、必ずしも知る必要はなく、
知ろうとしても施術や回復の妨げになることもありますので、
私もそこは見ずに施術しました。
おそらく子供時代から始まったんだろうなという印象がありまして、
それだけ「古い(深い)原因に対して施術できましたよ」という意味合いで、
お伝えした次第です。
あえて「何が原因だろう?」と興味を持って、探しに行かない様にして下さい。
もちろん今の症状を直接的に悪化させたり、治りを遅くするような原因がありましたら、
対処したり知っておく必要はありますが、○○様がもうすでにご存じのものばかりです。
少々長くなりましたが、以上が回答となります。
何かご不明な点等ございましたら、また遠慮なくお知らせ下さい。
よろしくお願い致します。
お返事ありがとうございます。
小学生から中学生にかけてあったことが、内容的にけっこうキツイことだったので、子どもの頃のこと、に、つい過剰に反応してしまいました。
でも治療についてはその次元じゃないところの話ということですよね。よくわかりました。
もうひとつ、聞いていいですか?
この治療中って、体に変化があるだけじゃなく、気持ちの面とかでも変化が出てくることがあるのでしょうか。
変に構えるとかではなく、単純な経過としてうかがってます。
また時間があるときでいいので、教えていただけると嬉しいです。
よろしくお願いします。
○○
○○様
ご返信ありがとうございます。
どのような事があったかは分かりません大変だったようですね、
心中お察しします。
ご質問の様に気持ちの面での変化が出てくることは良くあります。
身体的な症状はもちろん、ものの考え方や見方などの精神・心理面も
過去の出来事が関わっていますから。
オステオパシーは身体だけではなく、様々な領域へのアプローチを
同時に行っています。
当然、精神や心理面への働きかけもありますが、分かりやすい形での
心理療法をしている訳では無いので、気づかない方もいらっしゃいますが、
気持ちの面でのラクや開放感の報告を、色々な方から頂きます。
症状と同じ様に、揺れ動いてから良くなる方もいらっしゃいます。
過去に受けたトラウマが、外傷であれ心理的なものであれ、
その出来事自体が無かった事になる訳ではありませんが、
トラウマにより変化してしまった身体・心理が、
オステオパシーの施術によって、より健全に近い所へ戻っていくということは
可能だと思います。
大変良いご質問をいただきまして、嬉しく思います。
まだ何かあるようでしたら、ぜひお知らせください。
たびたびのご返信ありがとうございます。
あの場でパッと聞けないこととか、聞きたいと思ってもなんとなく聞きずらいこととか、結構色々あったりするので、思い切って聞いてみてよかったです。
私自身、苦痛に思うことをそれを上回る何かで打ち消して過ごしているところがあり、それは小さい頃から自然に身についた作戦みたいなところがあると自覚しています。
結果いろんなものから引くに引けなくなり、自分の首を締めることになっているように感じています。
それが体調にどう関わっているかはわかりませんが、なんとなく話してみたくなったので話してみました(笑)
長々と読んでいただき、ありがとうございます。
○○
横浜市上大岡のオステオパシー
たかや治療院
http://earth-takaya.com/
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