横浜市港南区上大岡の整体 オステオパシー たかや治療院のブログ

横浜オステオパシー たかや治療院
痛みや不調を原因から解消へ

19日(土)~21日(月)までお休みです

2016-03-18 22:06:30 | お知らせ
尾骨のお話の途中ですが、Dr.ケリー・ダンブロジオのトータル・ボディエナジェティクス(TBEN)セミナー参加の為、
明日19日から21日まで3連休します。



私自身楽しんで勉強してこようと思いますが、しっかり施術をスケールアップさせてきますので、
休み明け以降に来院予定のある方はどうぞお楽しみにしてください!



メールでのご予約お申し込みの期限は、2回目以降の方は前の営業日の19時まで、初めての方は2営業日前までですのでご注意下さい。

期限を過ぎましたら、お電話(留守番電話)にてご連絡下さい。

ご予約のお申し込みはメール、電話どちらでも24時間いつでもどうぞ。
(対応は営業時間内にさせてきます。)

電話の場合はお名前程度でも結構ですので、必ずメッセージをお願いします。




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尾骨について2 (トラブルの原因)

2016-03-15 18:57:33 | お身体について
なぜ尾骨にトラブルが起こるのか。


原因としては、尻もちをついたり転んで骨盤を打つ様な外傷性のショック・トラウマと
尾骨を踏んで座るような変な座り方、例えばあぐらや体育座りなど腰が後ろに丸く湾曲するような座り方や、
太ももの裏ではなくお尻の辺りが接地して体重が乗るような座り方をして、
尾骨にストレスをかけるといったように、力が加わってトラブルが起きている事が最も多いように思います。


こういった経験が出生時から症状が出るまでの間に、1度だけでなく何度も繰り返されている事が
多くみられます。

それに加えて出産やスポーツ、心理面からくるストレスやトラウマがトラブルを増強する例もあります。



アメリカのあるオステオパシー医師の団体には、
慢性疲労症候群、繊維筋痛症、慢性的な頭痛、首の痛み、腰痛を持つ患者の
95%に尻もちの経験がある
というデータがあるそうです。



また精神科・心療内科の領域のトラブルにも関わりがあるとされています。

これは私がみさせていただいた範囲内のことであり決して科学的なデータではありませんが、
当院にお越しになっている患者さんで、うつパニック障害をお持ちの方や過去に発症したことがある方の
ほぼ全ての方に
、尻もちをついたか尾骨・骨盤部にショックがかかった経験か痕跡が見られています。


尻もちをついたからといって必ずしも上記のような不調になるわけではありません。

単なる偶然や私の思い込みということも考えられますが、
こういった不調から開放されるための鍵やヒントにはなり得るのではないかと思います。


次に続きます


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尾骨について1 (主に解剖)

2016-03-11 18:22:07 | お身体について
このブログの記事のアクセスを調べると、何と4年前に書いた 「尾骨のお話 肩や腰が軽くなります」
いつもトップにいます。

書いた本人が忘れているくらいなのに、尾骨が大人気なのですね。

そんな大人気の尾骨ですが、それだけでも沢山の要素がありますので
何回かに分けて書きたいと思います。


ここで書いていることは、オステオパシー的な尾骨の捉え方。
あるいはオステオパシーを学んだ私の尾骨についての考え方ですので、
お気に召さないことがありましても「そんなことありえない!」
とお怒りにならないようお願いします。


尾骨周囲でおきる痛みの原因は、尾骨周囲にあるとは限りません。
また尾骨やその周囲で起こるトラブルは全身の至る所の不調の原因となることがあります。



尾骨で起こったトラブルがなぜ全身の不調の原因となるかですが、
尾骨のトラブルの影響を靭帯・筋・筋膜・脊髄神経・髄膜・血管などの組織のつながりが、
全身に波及させるからだと思われます。

これはオステオパシーで重要視されている、
頭蓋骨と仙骨・尾骨の間の構造的・機能的メカニズムの繋がりである
頭蓋仙骨のシステムも関わってきます。



尾骨は骨盤部にあって仙骨と仙尾関節でつながっています。


*医学書院 プロメテウス 解剖学アトラス 解剖学総論/運動器系 より


仙尾関節では、
・尾骨の先端がお腹側や背中側どちらかに動く前/後
・尾骨の先端が右か左に傾く左/右
・尾骨が右か左にねじれる回旋
3つの動きがあります。



この仙尾関節で1~3つの方向に変位して、動きが制限されていることが多いです。

例えば
尾骨の先端がお腹側へ傾いている。
尾骨の先端がお腹側で、さらに右側に傾いていて、なおかつ右側に回旋している。

等々です。


この仙尾関節での変位を見つけ解消することが、尾骨で起こったトラブル解消の基本的な考え方です。


ただし、仙尾関節以外にも解消しなければいけない尾骨のトラブルは沢山起こることがあります。
仙尾関節以外にも起こるトラブル、尾骨になぜトラブルが起きるのか、どうやって解消するのか等はまた次回以降です!




下に尾骨周囲の組織の解剖図を載せました。
尾骨になにか起きると色々な所に影響が伝わったり、
どこか別な場所のトラブルの影響が尾骨まで波及するイメージが湧くかもしれませんね。



尾骨周りの靭帯
関節の所で尾骨を折り曲がると、尾骨周りの靭帯にもテンションが伝わるのが想像できますよね。


*医学書院 プロメテウス 解剖学アトラス 解剖学総論/運動器系より抜粋


尾骨周りの脊髄神経や髄膜
終糸という組織を通じて、背骨の中の神経(脊髄神経)やその周りを包んでいる膜(髄膜)とのつながりがあります。
神経や髄膜は背骨の中を通して頭(脳や脳の周りの髄膜)と繋がっています。


*医学書院 プロメテウス 解剖学アトラス 頭部/神経解剖より抜粋



尾骨周りの静脈
静脈の他に動脈もあります。

*医学書院 プロメテウス 解剖学アトラス 頭部/神経解剖より抜粋



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