横浜市港南区上大岡の整体 オステオパシー たかや治療院のブログ

横浜オステオパシー たかや治療院
痛みや不調を原因から解消へ

ワクチンを接種された方

2021-05-24 11:16:44 | お身体について
当院でも、ワクチンを接種された方がいらっしゃるケースがボチボチ増えてきました。

ワクチン肯定派あるいは否定派と評価をされることは避けたいので、細かいことは省きます。
ワクチンを接種された後に伝統的なオステオパシーのケアをお受けいただくことは、力を込めて大賛成です!

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感染症への取り組み

2020-02-27 16:19:11 | お身体について
最近のオステオパシーたかや治療院では、感染症への取り組みに力を入れています。


オステオパシーが一躍脚光を浴びるきっかけとなったのが、
約100年前のスペイン風邪(インフルエンザ)のパンデミックに際してでした。


アメリカでの約10万人の感染者を対象とした研究で、

●オステオパシーを受けた感染者の 
肺炎発症率 10%      
死亡率   0.25%
 

に対し

●薬物療法を受けた感染者の
肺炎発症率 30%~60%
死亡率   5% 


というデータが残っています。


もちろん当時の薬物療法とデータの取得法ですから単純に現在に当てはめては考えれらませんが、
当時の人々には、オステオパスの周囲では人が亡くならなかったという実感があったのでしょう。

ウイルス感染と重症化を防ぐには、いかにウイルスへの抵抗力があるか、
どれだけ早く体外に出すかというからだの働きが最重要です。


伝統的なオステオパシーの見方による3つの大きな働きと呼吸器・循環器・リンパ系・脾臓や肝臓の働きの最適化、
また、これらによる免疫と解毒・排泄機能の強化を狙います。


感染と重症化をしにくいからだを目指しましょう!


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夏ぎっくり

2018-08-16 18:39:40 | お身体について
最近になって、ぎっくり腰でお越しになる方が増えています。


ぎっくり腰は当院の場合、それほど回復までに時間がかからないことが多いのですが、
最近になってお越しになる方を観察していると冷えがベースにある場合が多く、
そういったケースではからだの回復がゆっくりになることがあります。

今年のこの暑さなので冷たいものを多く飲食し、汗をかいてエアコンでガンガンに冷えているのかと思います。


暑すぎて熱中症になるのも困りますが、冷やしすぎも考え物ですね。


まずは冷たいもの(特に飲み物)は控えたいですね。
内臓からからだとを疲れさせますし、夏バテにもなりやすいと思います。

あまり冷たいものを飲まないでいると、常温の飲み物でも十分冷たくおいしく感じます。


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忙しいときほど体調管理とおからだのメンテナンスは忘れずに!

2017-12-20 17:00:16 | お身体について
今年も残りわずかになってきました。

仕事や忘年会、大掃除や年末年始の準備など何かと慌ただしい季節ですが、
おからだの調子の維持は万全ですか?


忙しいときほど体調管理とおからだのケアを忘れずに、
良い新年を迎えられるようにしましょう。


私もケアのために先輩の施術を受けてきました。

どうしても飲み食いの機会が増えますので神経系や代謝、
内臓の働きなどがスムーズになっていると楽です!




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尾骨について(番外編)

2016-05-12 14:21:52 | お身体について
尾骨に何かトラブルが起きていると、身体中に影響が波及します。
わかりやすいのはいわゆる歪みというやつです。


大きく身体が歪んでいないか、指標点(ランドマーク)の左右の位置関係の差から見ることがあります。

例えば、
耳の後ろの突起(乳様突起)
肩の高さ(肩峰、肩鎖関節)
(肘頭)
手首
腰の骨のてっぺん(腸骨稜)
太ももの骨の出っ張り(大転子)

内くるぶし(内果)

など等です。(本当はもっとあります)


オレンジの点の所をご覧ください。



*医学書院 プロメテウス 解剖学アトラス 解剖学総論/運動器系 より




これらのポイントの高さに左右差があると、
大まかではありますが身体に歪みが起きていると捉えられます。


尾骨という小さな骨に何かトラブルが起きただけでも、
これらの指標点の全てに左右差が生じることがあります。

尾骨は背骨(脊柱)全体の舵取りをするといわれていますが、
それくらい尾骨のコンディションは骨格全体へ影響します。



当院に初めて来る前に、他院で骨盤矯正を受けていたという方が結構いらっしゃるのですが、
「本当に?」と聞きたくなるくらいに、なぜか大抵の方が骨盤そのものからして全身まで歪みまくっています(涙)

骨盤を整えれば、身体が良くなる訳ではないので当然であります。


骨盤での指標点は、
腸骨稜
大転子
坐骨結節

上後腸骨棘(PSIS)
上前腸骨棘(ASIS)
恥骨の出っ張り(恥骨結節)
左右恥骨の結合部(恥骨結合)
仙骨の上部(仙骨底)
仙骨の下部の角(仙骨下角)

等です。

また見た目の差だけではなく、骨盤にある関節の機能に制限が無いかをみます。

腰椎と仙骨の間(腰仙関節)
仙骨と腸骨の間(仙腸関節)
恥骨結合
股関節
そして仙骨と尾骨の間の仙尾関節です。

青文字の項目が14個ありますね。まだ見落としがあるかもしれませんが・・。


これら以外に、骨盤での自動的な動きや、筋・筋膜・靭帯・骨・骨膜等組織の状態、・・・・
などチェックするべき要素はもっとあり実際の施術ではこれらもかなり重要なのですが、
話が広がり過ぎますのでここに載せるのは省略します。

上に書いた骨盤での14個の項目は、たった1つの尾骨に起きたトラブルで、全て検査指標に異常をきたすことがあります。

逆を言いますと、尾骨の問題を解消するとこれらの異常が全て整うこともあります


左右差が整ったからと言って、それでおからだが治った訳ではないのですが、
おからだが本体持っている機能や治癒力が発揮され症状が解消されるる前に、
まずはこういった指標点の左右差が少なくなっていきます。

ですから、施術が終わった時点で症状に変化が無くても、指標が改善されていると
施術が上手くいったという判断ができます。


しかしですが、これは尾骨だけでなく、本来はおからだのどこにでも当てはまることなのですけれど、
尾骨の話ついでにということで・・。

問題を起こしている根本の部位と原因を見つけることが重要です。




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急な寒さにご注意下さい。

2016-04-13 16:25:25 | お身体について
暖かくなったり寒くなったり気候がコロコロ変わりますね。

こういった時期は体調管理に注意が必要です。

最近はこういった気候の変化をきっかけに体調を崩された方がしばしばいらっしゃいますが、
自律神経の機能を正常化する働きかけに加えて、中枢神経(脳・脊髄)への施術がきっちりできると
良い成果につながっています。



脳や脊髄に働きかけるためには、頭蓋や脊柱などの骨格や筋・筋膜、内臓といった身体の構造と機能が
充分に正常化していないとうまくいきません。


当院に定期的に通われている方は、筋・骨格系などのお身体のトラブルが少ない為
中枢神経系への施術に入りやすく気候の変化がきっかけの不調からの立ち直りが早いです。


初めて当院にいらっしゃった方や、まだ通い始めの方は、先に解消しないといけないトラブルを多く持っているので
そこまでスムーズにはいかないかもしれませんが、いずれ身体や体質が変わり気候の変化の影響を受けにくくなったり
不調からの立ち直りが早まっていくと思います。


環境の変化に対して、間違った身体のリアクションを起こすような「記憶」をリセットすることが、
温暖差や湿度・気圧の変化といった、気候からくる不調を解消する鍵になると考えています。


オステオパシーの技術ではこんな事も可能です。
脳や脊髄の間違った記憶をリセットしましょう!



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尾骨について3(どうやって施術するか)

2016-04-08 20:00:10 | お身体について
少々お久しぶりになってしまいました。


尾骨の続きですが、どのように施術するかの前に尾骨について1で書きました
仙尾関節以外にある病変についてお話しします。


仙尾関節以外にあるオステオパシー病変

仙尾関節や尾骨に付着する靭帯や筋膜、筋肉、腱やその他の尾骨周囲の組織(血管、神経、脊髄終糸など)に
病変があり仙尾関節に変位を起こすことがあります。

また、尾骨の骨膜や、尾骨そのものにある病変(骨内病変)もあります。
骨内病変がある骨は、触るとカチカチになっています。


尾骨の画像をじっくり見ていただきたいのですが、節くれ立っているのが分かりますか?


*メディカルサイエンスインターナショナル 「ヴォルフハイデッガー人体解剖カラーアトラス1」より


尾骨は元々一つの骨ではなく、3~5個の尾椎が成人以降までにくっついて(癒合)出来上がります。

ですから、まだ癒合していない時期に尻もちをついたりしてストレスがかかって歪まされると、
その歪みのままくっついてしまうことがあります。


その様な場合などでは、尾骨の骨内や、尾椎一つ一つを別なものとして、
第1尾椎、第2尾椎・・・・とそれぞれにある病変を解消しないといけない場合があります。
このように尾骨をみて病変を解消できるのは、オステオパシーならではでないかと思います。


これまで挙げたような尾骨や尾骨周辺に病変が単独あるいは、いくつも重なっているのですが
こからどのように解消していくのかについてお話致します。



どのように解消していくのか

手法は沢山ありますので大体の概略を述べたいのですが、
まずは前提としまして基本的には着衣のまま・服の上から・体外から施術します。

ここは大事な所ですね(笑)


ショック・ベクター

外傷ベクトル・ベクターと言われるものやショックが身体に残っていれば、まずはこちらを解消します。
ベクターはオステオパスにとってはお馴染みなのですが、他ではあまり聞きませんね。

これらが綺麗に解消できるとそれだけでも充分な治療になりますし、
逆を言いますとこれが取れないとぶつけた・転んだといった外傷由来の不調は解消できないと思います。

文句のつけようがないくらいに、綺麗に解消できる様になるまでの技量を身につけるのは大変な道のりですので、
これは一生努力を続けないといけません。

尻もちをついたりすると、打ちつけた尾骨や仙骨の辺りの所から骨盤や背骨などをショック(衝撃)が伝い
体幹や頭部まで到達することがあり、ショックが到達した場所でエネルギーが留まっています

ショックが通り抜けた道のりがベクターです。
このベクターやエネルギーをリリース(解放)します。


尾骨や周囲の組織の病変を解消するために

仙尾関節の変位や周囲の組織の病変を解消するために当院で行うのは、

尾骨や周囲の病変が解消される特定の角度になるように、尾骨や身体のポジションを変えて待つ、
バランステクニック・インダイレクトテクニック

尾骨が本来あった位置へ向けて動かしていくダイレクトテクニック

骨や靭帯等の組織を弾くように動かすリコイル

身体を揺らすオッシレーション

脚や頭部など他の部位をテコにして動かすアーティキュレーション・その他

様々なエネルギーや波動を使うエネルギーテクニック

等ですが、これらを組み合わせて使うこともあります。

また、パーカッションバイブレーターという機械を使い、振動で病変をリリースさせることもあります。


他の場所を施術するのと特に違いはありません。
こうやりますと聞いても、オステオパシーや他の療法を学んでいる方以外は全くピンとこないと思いますが、
でもまあこうやっています(笑)

強い力を使うことはそうありませんし、どれも受けていても不快感は無いと思います。



詳しいことは省略しますが、体内から行うテクニックもあります。
これは非常に強力なのですが、法的・倫理的にもお医者様しかできません。

当院では、これに匹敵するような強力な施術が必要な場合は尾骨上にダイレクトに触れることがありますが、
衛生面やタッチの仕方の配慮はしますし、必ず体外から行います。



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尾骨について2 (トラブルの原因)

2016-03-15 18:57:33 | お身体について
なぜ尾骨にトラブルが起こるのか。


原因としては、尻もちをついたり転んで骨盤を打つ様な外傷性のショック・トラウマと
尾骨を踏んで座るような変な座り方、例えばあぐらや体育座りなど腰が後ろに丸く湾曲するような座り方や、
太ももの裏ではなくお尻の辺りが接地して体重が乗るような座り方をして、
尾骨にストレスをかけるといったように、力が加わってトラブルが起きている事が最も多いように思います。


こういった経験が出生時から症状が出るまでの間に、1度だけでなく何度も繰り返されている事が
多くみられます。

それに加えて出産やスポーツ、心理面からくるストレスやトラウマがトラブルを増強する例もあります。



アメリカのあるオステオパシー医師の団体には、
慢性疲労症候群、繊維筋痛症、慢性的な頭痛、首の痛み、腰痛を持つ患者の
95%に尻もちの経験がある
というデータがあるそうです。



また精神科・心療内科の領域のトラブルにも関わりがあるとされています。

これは私がみさせていただいた範囲内のことであり決して科学的なデータではありませんが、
当院にお越しになっている患者さんで、うつパニック障害をお持ちの方や過去に発症したことがある方の
ほぼ全ての方に
、尻もちをついたか尾骨・骨盤部にショックがかかった経験か痕跡が見られています。


尻もちをついたからといって必ずしも上記のような不調になるわけではありません。

単なる偶然や私の思い込みということも考えられますが、
こういった不調から開放されるための鍵やヒントにはなり得るのではないかと思います。


次に続きます


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尾骨について1 (主に解剖)

2016-03-11 18:22:07 | お身体について
このブログの記事のアクセスを調べると、何と4年前に書いた 「尾骨のお話 肩や腰が軽くなります」
いつもトップにいます。

書いた本人が忘れているくらいなのに、尾骨が大人気なのですね。

そんな大人気の尾骨ですが、それだけでも沢山の要素がありますので
何回かに分けて書きたいと思います。


ここで書いていることは、オステオパシー的な尾骨の捉え方。
あるいはオステオパシーを学んだ私の尾骨についての考え方ですので、
お気に召さないことがありましても「そんなことありえない!」
とお怒りにならないようお願いします。


尾骨周囲でおきる痛みの原因は、尾骨周囲にあるとは限りません。
また尾骨やその周囲で起こるトラブルは全身の至る所の不調の原因となることがあります。



尾骨で起こったトラブルがなぜ全身の不調の原因となるかですが、
尾骨のトラブルの影響を靭帯・筋・筋膜・脊髄神経・髄膜・血管などの組織のつながりが、
全身に波及させるからだと思われます。

これはオステオパシーで重要視されている、
頭蓋骨と仙骨・尾骨の間の構造的・機能的メカニズムの繋がりである
頭蓋仙骨のシステムも関わってきます。



尾骨は骨盤部にあって仙骨と仙尾関節でつながっています。


*医学書院 プロメテウス 解剖学アトラス 解剖学総論/運動器系 より


仙尾関節では、
・尾骨の先端がお腹側や背中側どちらかに動く前/後
・尾骨の先端が右か左に傾く左/右
・尾骨が右か左にねじれる回旋
3つの動きがあります。



この仙尾関節で1~3つの方向に変位して、動きが制限されていることが多いです。

例えば
尾骨の先端がお腹側へ傾いている。
尾骨の先端がお腹側で、さらに右側に傾いていて、なおかつ右側に回旋している。

等々です。


この仙尾関節での変位を見つけ解消することが、尾骨で起こったトラブル解消の基本的な考え方です。


ただし、仙尾関節以外にも解消しなければいけない尾骨のトラブルは沢山起こることがあります。
仙尾関節以外にも起こるトラブル、尾骨になぜトラブルが起きるのか、どうやって解消するのか等はまた次回以降です!




下に尾骨周囲の組織の解剖図を載せました。
尾骨になにか起きると色々な所に影響が伝わったり、
どこか別な場所のトラブルの影響が尾骨まで波及するイメージが湧くかもしれませんね。



尾骨周りの靭帯
関節の所で尾骨を折り曲がると、尾骨周りの靭帯にもテンションが伝わるのが想像できますよね。


*医学書院 プロメテウス 解剖学アトラス 解剖学総論/運動器系より抜粋


尾骨周りの脊髄神経や髄膜
終糸という組織を通じて、背骨の中の神経(脊髄神経)やその周りを包んでいる膜(髄膜)とのつながりがあります。
神経や髄膜は背骨の中を通して頭(脳や脳の周りの髄膜)と繋がっています。


*医学書院 プロメテウス 解剖学アトラス 頭部/神経解剖より抜粋



尾骨周りの静脈
静脈の他に動脈もあります。

*医学書院 プロメテウス 解剖学アトラス 頭部/神経解剖より抜粋



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