横浜市港南区上大岡の整体 オステオパシー たかや治療院のブログ

横浜オステオパシー たかや治療院
痛みや不調を原因から解消へ

患者さんのニュートラル

2020-10-20 16:41:44 | オステオパシー
こちらの更新が止まっていましたので、何か書きましょうか。

また聞きの話しで申し訳ございませんが、とあるヨーロッパ方面のある先生が言いますには、患者さんのニュートラルが熟成するためには1年以上かかるそうです。

ニュートラルは、例えばオステオパシーの治療のスタート地点になる状態です。
もしこの意味で用いられているとしたら、本来のオステオパシーの施術を受けるための準備が受け手側にできるまでに、1年以上は必要ということです。

ですから、施術を受け始めて1年未満の方はまだ本来のオステオパシーの治療を受けられていないという事になります。
う~ん中々厳しいですね。

ただ確かに、何年か以上にわたって当院にお越しになっている方は、どうしてそんなになっちゃったの?と思えるような症状を抱えて久々にお越しになった場合でも、施術がスムーズに進み割とあっさり良くなることが多いです。

反対に、初めてお越しになった方や来院間もない方は、症状の程度はそれ程でなくても回復に時間や施術回数が必要です。

オステオパシーを長期にわたりヘルスケアとして取り入れている方には、特典があるのです。


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出生時のトラブルのチェック

2019-02-05 19:21:09 | オステオパシー
先日参加しましたオステオパシーセミナーのテーマは、出生後にまずチェックするべきことでした。

出産時のショックやトラウマを解放して、新生児の健全な発育を促したり様々な不調を解消するための手助けです。
いわゆるバーストラウマというやつです。


通常分娩だけでなく、帝王切開や無痛分娩、鉗子分娩や陣痛誘発剤や促進剤を使用した出産で生まれた方にも行うべきものです。

新生児だけに行うものではなく、もっと大きな子供や大人にも行えます。


大人の方でも出産時のショックやトラウマ、そこから始まった歪みや不調が残っていることは良くあることです。

例えば体にかかった捻じれや圧縮、最初の呼吸(ファーストブレス)の問題、魂のレベルで起こったトラブルなどをチェックします。


様々な症状をお持ちの方に適応できます。


セミナー後から、何故か発達障害や自閉症の方の新患やご家族からのお問い合わせが立て続けにきております。


現時点で私に与えられた仕事だと思って、できる限りのことをさせていただきたいと思います。



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オステオパシーはオステオパシーです

2016-10-20 18:14:46 | オステオパシー
先日、あるオステオパシー研修の後のお酒の席で

「オステオパシーは何て略しますか?」と聞かれたので、
私は「オステオパシーは省略しません」とだけ答えました。

その時は飲んでいたこともあり、理由を話すのも面倒でしたので(笑)


オステオパシーはオステオパシーだと思うのですが。


良く耳にする略称はオステなのですが、患者さんや一般の方が言うのならまだしも、
オステオパシーを施術していると思われる方からこれを聞くと え~っ?と(心の中で)なってしまいます。



オステオパシーの語源は諸説あるものの、
ギリシャ語のオステオン(骨を意味する言葉)とパソス(病気、病変などを意味する言葉)を組み合わせた
造語であるというものが一般的です。

骨の病変、これはこれで確かにオステオパシーを表す言葉として納得できるものなのですが、
ただそれだけでオステオパシー全てを表現できているかは、疑問を感じます。

語源の意味ではなく、オステオパシーという言葉になって初めて
オステオパシーそのものを表現できる言葉になるのではないでしょうか。


語源で区切るならオステではなくオステオあるいはパシーですが、
これでは意味がわかりません。

ベースボールをベースとかボールとか略しても意味がありませんよね。

フットボールもテーブルテニスもですね。


あ、バスケはこの際どこかに置いておきます(笑)


あとはアメフトなんかはアメリカンとフットボールをうまい事省略した例ですね。
そうすると、オスパでしょうか?

オスパ・・かっこ悪い・・。

私は「オスパを勉強してます」とは口が裂けても言いたくないです~。



オステオでもパシーでもオステでもオスパでもなく、
オステオパシーはオステオパシーと呼びませんか。


海外のDOやオステオパスは皆オステオパシーと言います。
省略している人は今までいませんでした。


これは勝手な私の基準で恐縮なのですが、省略して呼ぶかどうかは
オステオパシーにどれだけ真摯に取り組んでいるか、
愛情を持っているかのバロメーターかなと感じてしまいます。


ですから、オステオパシーの施術者がオステと呼んでいるのを聞くと、

(あ~そう呼んじゃう!?)とちょっとがっかりしてしまうのです。


まあ、完全に私の独断と偏見ですので(笑)、
お読みになってお気を悪くなさらないようお願いします。


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施術後のスッキリ感

2015-03-31 14:52:12 | オステオパシー
流れでついでに、私はマッサージ師でもあるので、マッサージを行っていた時期もあります。


マッサージを受けた後の、スッキリ感や何かやってもらった充足感は良いですね。


当院のオステオパシーを受けた方の中には、
マッサージを受けた後の様なスッキリ感がしないという感想を持たれる方もいます。

反対に、スッキリした・気持ちよかったとおっしゃる方もかなりいらっしゃいます。



これは、単に術後のスッキリ感の質の違いによるものではないかと思います。


大まかで雑に両者の違いを言いますと、

マッサージは、気持ち良い感覚を加える足し算的なスッキリ感

当院のオステオパシーは、身体の固さや詰まり、不均衡といった余分なものが取れていく引き算的なスッキリ感


といったところでしょうか。



足し算的なスッキリ感に慣れてしまっていたり、それを感じようとすると、
当院の施術後の実感としては良くわからないかもしれません。


「施術で何か感じても感じなくても出る結果に違いはないから、分からなくても心配しないで良い」
と良く患者さんに説明しています。


付け加えたスッキリ感は、必ずしも良くなった証ではありませんのでそれでよいと思っています。



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なにを考えているの

2015-03-12 13:00:37 | オステオパシー
施術中に何を考えながらやっているか、実はあまり考えていません。


どこが悪いんだか・どうやったら治るんだろう・何したらいいんだろう・やばい自分に治せるかな、
集中が途切れてくると、今晩何食べようか・今度の日曜日はどこへ行こうとか・・・

施術者あるあるでついつい考えがちなのですが、
後の2つは論外として、このような考えは治療の妨げになってしまうことがあります。



痛みがある患者さんが来たとして、

よし!この痛みを俺が治してやるんだ!こうやったら治せるに違いない!

とは間違っても思わないようにしています。

こう思った瞬間に、治療に必要な様々な助けを得られなくなり、良い結果が出なくなるからです。


助けが得られないと、それを補い結果を出すために様々な数多くの
「技と力」を使わないといけなくなって、シンプルな治療ではなくなると思います。

施術していてもしんどいです、1日終わったらクタクタになっているでしょう。


もちろん、まずは沢山の「技と力」をきちんと使いこなせる様になることは大切で、
そのための努力もずっと続けないといけないのですが、
それだけに頼るようになると患者の治癒力が働いて治るという、
オステオパシーの哲学の根本にある考えから外れて、
別な治療過程へと行きがちになるのではないでしょうか。

繋がっていくのは「俺が治してやるんだ」というマインドです。



ハートで施術するか、その下のおへそ辺りで施術するか、治療家のタイプの分かれ目だということを習いましたが、
どちらでいるかは人それぞれで、良い悪いは言えませいんが、私は間違いなく前者でありたいと思っています。


ですから、患者さんの痛みが取れたときも、達成感はありますし嬉しいのですが、

よし!俺の治療がうまくいった!治してやった!

ではなく、うまく治ったな、治癒力が働いたなという感じで、患者さんと一緒に喜んでいれば良いと思っています。


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神経は引っ張られたくない

2015-03-09 16:53:00 | オステオパシー
神経にも、他の身体の構造と同様に病変が起こります。

病変を起こしている神経は、周りの組織と滑りが悪くなって可動性が減少したり、
線維化や硬さがみられます。


神経について学んでいるオステオパスは、神経の状態を触知したり感じ取ることが出来ます。
そして、病変の改善・解消に誘導することが可能です。



神経の病変は、身体の構造的にストレスが加わりやすい部分に起きやすく、
神経はけん引されると強くストレスを受けます。

神経は引っ張られたくないのです。

もし痛みやしびれが、神経の病変からくるものであったら、
引っ張ったり乱暴に刺激してしまうと、神経は強くストレスを受けてしまうでしょう。

そうすると、良くてあまり症状は改善しないけれど治りにくくなってしまう、
悪ければ症状の悪化に加えてさらに治りにくくなってしまう、といったことにもなりかねないです。



痛みやしびれに対して構造的に行う療法としては、一般的に押したり揉んだりやけん引・ストレッチなどを
行うことが多いのではないかと思います。


何でも筋肉や関節を緩めれば良くなる訳ではありませんので、
痛みがあるからと言って、すぐさま押したりストレッチをするのは考え物ですね。


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症状の原因とオステオパシーで起こる変化

2015-02-25 19:57:32 | オステオパシー
これから掲載するのは、ある患者さんとのメールでのやり取りです。

施術を受けた後、気になる事がありご連絡いただきました。

こういったやり取りは、当院でも良くあり、同じような疑問をお持ちの方や
これから施術を受けてみようか考え中の方にもぜひご参考にして頂けたらと思います。

技術の話ではなくて、当院でどういったことをやっているのか、
なんとなくお分かり頂けたら良いです。



この方は、私の言葉足らずもあって、なんとなく・うっすらとした気づきだったと思いますが、
ズバッと「ああーそういうことだったのね」と感じ取る方も度々いらっしゃいます。






※ご本人の了解を得て、掲載させて頂きました。

青色=患者



お世話になっています。○○です。

今日の治療でちょっと気になることがありましたのでメールしました。

今日の治療は、ずっと奥の方、子どもの頃のことに関することを…とのことでした。
あの場ではなんだかボンヤリしてしまい聞けなかったのですが、どういうことなのでしょうか。
それが今の私の体に影響を及ぼしているということなのでしょうか。

その、子どもの頃のことというのは、たとえば子どもの頃にうけた外傷的なこととか、トラウマ的なこととかなのでしょうか。
外傷的なことはすでにお話しした骨折くらいしかないのですが、トラウマというか、小学生、中学生の頃ちょっと色々とあったので、その辺のことなんだろうか、と、なんとなく思いました。

治療の過程でそれを話すか話さないかは先生にお任せでいいのですが、単純にどういうことなんだろうと思いましたので質問させていただきました。

お時間があるときで結構ですので、教えてください。よろしくおねがいいたします。




緑色=谷

○○様

ご連絡ありがとうございます。
たかや治療院高谷です。


△が痛むという症状は結果的に出てきているもので、
必ず結果を生む原因があります。


症状の原因は、急に湧いて出たものではなく
○○様の△の痛みでしたら、○○様の歴史の中になにかしら原因が
あるはずです。


原因は、トラウマ(外傷・心理的なもの)も大きな要因になりえますし
本人には自覚がないような、それ以外の要素もあると思います。


原因は1つや2つではなく、無数のものが重なり合って結果(症状)を生みだします。

結果(症状)を変えるには、原因が解消されないといけないのですが、
全ての原因を一つ一つ解除していくことは、非常に非効率というか
無理があります。


原因には、根本(深く)にあるものから、その末梢や枝葉にあたるものまで
いくつもの階層があり、根本は末梢や枝葉にとって支配的な存在です。

ですから、より深い所にある根本に近い原因を解消しないとならないのです。
根本が解消されていけば、末梢や枝葉にあたる原因も自然と解消され、
結果(症状)も薄れたりなくなっていきます。


昨日は、症状のある△には触れませんでしたが、それでも△を含めて
様々な感覚の変化があったと思います。

それは、症状を生んだより根本に近い原因に変化があったからなのです。

その根本に近い原因が何であるかは、必ずしも知る必要はなく、
知ろうとしても施術や回復の妨げになることもありますので、
私もそこは見ずに施術しました。

おそらく子供時代から始まったんだろうなという印象がありまして、
それだけ「古い(深い)原因に対して施術できましたよ」という意味合いで、
お伝えした次第です。


あえて「何が原因だろう?」と興味を持って、探しに行かない様にして下さい。


もちろん今の症状を直接的に悪化させたり、治りを遅くするような原因がありましたら、
対処したり知っておく必要はありますが、○○様がもうすでにご存じのものばかりです。


少々長くなりましたが、以上が回答となります。

何かご不明な点等ございましたら、また遠慮なくお知らせ下さい。

よろしくお願い致します。




お返事ありがとうございます。

小学生から中学生にかけてあったことが、内容的にけっこうキツイことだったので、子どもの頃のこと、に、つい過剰に反応してしまいました。

でも治療についてはその次元じゃないところの話ということですよね。よくわかりました。

もうひとつ、聞いていいですか?

この治療中って、体に変化があるだけじゃなく、気持ちの面とかでも変化が出てくることがあるのでしょうか。

変に構えるとかではなく、単純な経過としてうかがってます。
また時間があるときでいいので、教えていただけると嬉しいです。
よろしくお願いします。

○○




○○様

ご返信ありがとうございます。


どのような事があったかは分かりません大変だったようですね、
心中お察しします。


ご質問の様に気持ちの面での変化が出てくることは良くあります。

身体的な症状はもちろん、ものの考え方や見方などの精神・心理面も
過去の出来事が関わっていますから。


オステオパシーは身体だけではなく、様々な領域へのアプローチを
同時に行っています。

当然、精神や心理面への働きかけもありますが、分かりやすい形での
心理療法をしている訳では無いので、気づかない方もいらっしゃいますが、
気持ちの面でのラクや開放感の報告を、色々な方から頂きます。

症状と同じ様に、揺れ動いてから良くなる方もいらっしゃいます。


過去に受けたトラウマが、外傷であれ心理的なものであれ、
その出来事自体が無かった事になる訳ではありませんが、
トラウマにより変化してしまった身体・心理が、
オステオパシーの施術によって、より健全に近い所へ戻っていくということは
可能だと思います。


大変良いご質問をいただきまして、嬉しく思います。
まだ何かあるようでしたら、ぜひお知らせください。



たびたびのご返信ありがとうございます。

あの場でパッと聞けないこととか、聞きたいと思ってもなんとなく聞きずらいこととか、結構色々あったりするので、思い切って聞いてみてよかったです。

私自身、苦痛に思うことをそれを上回る何かで打ち消して過ごしているところがあり、それは小さい頃から自然に身についた作戦みたいなところがあると自覚しています。

結果いろんなものから引くに引けなくなり、自分の首を締めることになっているように感じています。

それが体調にどう関わっているかはわかりませんが、なんとなく話してみたくなったので話してみました(笑)

長々と読んでいただき、ありがとうございます。

○○



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掘り下げろ!

2015-01-22 16:50:52 | オステオパシー
昨年末位から治療の過程の中で、より深い領域に入っていくことが多くなりました。


もしかしたら、以前からその領域に行っていたのかもしれないのですが、自分では良く分かっていなかったものが
明確になってきたのかもしれません。


深い領域ってどこなんじゃい?と聞かれても、一般の方に「はい、ここです!」と容易に答えられないのがもどかしいですが、
より「健康」や「身体の問題の出どころ」に近い部分というのが、私の解釈です。


深い所にいられるようになってくると、それ以前の領域で起こっていることに、今迄と段違いに気づける様になるものです。
水平で見ているよりも、ちょっと小高い丘に登って見下した方が良くわかる、なんて感じです。



施術中も色々と良い事が起こるようになったのですが、特に子供の施術が良くなったかなと思います。
なぜなら、だれでも子供の間は常に深い領域にいるので、こちらも同じ領域に居ないととうまい事いかないんだそうです。


分かる事が増えてきたのは良いのですが、新たな疑問も次々と湧いてきて、また分からないことだらけに(笑)
昔から、先輩達もこうやってやってきたんでしょう。


"Dig on"(掘り下げろ) オステオパシーの創始者A.Tスティルの言葉です。


掘り下げていこうと思います!


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どこも同じかな?

2014-03-27 18:19:13 | オステオパシー
患者さんから良く質問されることに、


「他所でオステオパシーをやっているところは、どこでもたかや治療院と同じように施術するの?」

「他の先生もみんな同じことができるの?」


なんてことがあります。


そういった時には大体が、

「どこでも同じじゃないです」

とか

「他の先生は違うと思いますよ」

と答えています。



オステオパシーは考え方であって技術の名前ではないので、一つのやり方=オステオパシーではないんです。


私が良く教わっている先生や、先輩、同じような講習を受けている仲間の先生、皆違うと思います。
(パッと見だけではそれほど違わないかもしれません)




例えば、私の所属するAJOAのホームページの「オステオパシーの治療技法」

http://www.alljapan-osteo.net/intro.html

には、


a.直接法
b.間接法
c.頭蓋領域テクニック
d.筋エネルギーテクニック
e.関節テクニック
f.ストラクチャルテクニック
g.スティルテクニック
h.ストレイン&カウンターストレイン
i.チャップマン反射テクニック
j.筋膜リリーステクニック
k.促通位(FPR)リリーステクニック
l.リンパマニピュレーションテクニック
m.軟部組織テクニック
n.神経筋骨格リリーステクニック


なんて書いてあります。
14種類ありますが、一つ一つにいくつもの異なるやり方があるので、×(かける)幾通り!?でしょうか。


他にもまだまだありましてパッと思い浮かぶ所だけでも、LAS、BMT、クラシカル、内臓マニピュレーション、誇張法、SAT、メカニカルリンク、バイオダイナミクス・・・・・実はまだまだございます。


さらには、~~先生のやっていたテクニックとか、○○先生の初期のテクニックとか晩年使ってたテクニックとか、△△先生の新しいやり方とか、数えだすとキリがなく、一握りの先生しか知らないテクニック等無数にあると思いますので、もう良く解りません。



まとまりがなくなりましたが、これだけ沢山技術があって、それぞれの施術者が持っているものが異なり、受け手の方とその時の状態によって使い分けるので、皆同じにはならないのはお分かりいただけましたか!?



各所でオステオパシーを受けた方の体験談で目にしたり、うちに来た患者さんに話を聞いて多いのが、

「何をされたか分からないけど、良くなった」

「紹介したい人がいるんだけど、その人にどうやって説明して良いか分からない」

ということです。


困ったことですが、仕方ないですね。



当院では、

「何をされたか分からなくても、変化に気付けたり何か感じれば良いです」

とか

「施術を受けてみて、感じたままをお話しして下さい」

「分からなくても、私(高谷)が言うとおりにしてみて下さい」

などと言うようにしています。




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傷痕の施術

2013-05-09 18:01:38 | オステオパシー
気が付いたらブログの更新も忘れ、あっという間に時間が経っていました。


皆様ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたでしょうか?
私は3連休を取り、1日目はしっかり遊び、2日目は技術を学びに先輩の治療院へ、3日目は本を読んだりゆっくり過ごしました。


今年は花粉症の方はには辛いシーズンでしたね。
ゴールデンウィークも終る頃には、症状にお悩みの方もだいぶ少なくなると思いますが、今週も「まだ続いています」という方もちらほらお見えでした。

ただ花粉そのものに反応しているというよりは、その他の様々なストレスで引き起こされていたようでした。
当院の見方では、電磁波の影響がかなりあるようです。




話は変わりますが、最近お腹の手術をされた方がいらしています。

先月手術を受けた後お腹の痛みがなかなか抜けず、大分治まってきたと思ったら、寝違えたようなひどい首の痛みで動かせなくなったということで来院されました。


みさせていただくと、

・背中が丸まり下腹部とアゴが突き出たような姿勢(頭の上から重しを載せられて、少々縮んでしまったような姿勢)。
・首を動かすと痛みが走る。
・前かがみをするとお腹に違和感が出る。



お身体のチェックし施術した場所は、、

・やはりいくつかある手術痕が問題になっているようで、そのうちの2か所ほどをリリース。
・頭部の調整。


で、首には施術をしませんでした。
というよりまだ下手に触らない方が良い状況でした。


施術後は、

・痛みなく首を左右に倒したり回せるようになる。
・前かがみでも違和感が出なくなった。

ただ、首を後ろに反らすことはできないようで、アゴも少し突き出ている姿勢。


深追いすると良くなさそうでしたので、2日間経過をみていただいてまだキツイ様なら3日後、そうでなければ1週間後に再度来ていただくようお話しして、施術は終了しました。


2日後連絡がありかなり良くなったとのことで、1週間後にお越しいただくと、痛みなく首を反らすことができ姿勢も良くなっていました。


身体の回復力は素晴らしいですね!

と今回言いたいのはそこではなく、手術痕骨折ネンザなどの古傷が、思いもよらない場所に症状を出すことが良くあるということです。

これは、筋膜(きんまく)をはじめとした身体の組織の繋がりで引き起こされます。
Tシャツを着てお腹の辺りをねじって引っ張ったら、首まで引っ張られますよね。


身体もお腹の組織がひきつれていたら、首まで引っ張られてしまいます。
これはお腹や首だけに限った話ではないですけどね。


こういったお身体の見方ができるのは、オステオパシーの良いところです。

聞いた所によりますと、アメリカのオステオパシーのドクター(D.O.)がいる病院では、手術後すぐにオステオパシーの治療をするそうです。
そうすることで、手術後の回復を早めその後に起こる2次的3次的な症状の予防ができるということです。


手術痕や古傷がある場合は、早めに対処してそこから派生してくる問題を防ぎましょう!


痛みとアレルギーの専門治療院
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