押井守監督作「立喰師列伝」

別に監督のファンではないのですが
驚愕の<第３の技法>
「スーパーライヴメーション」と

いうのが気になって
押井守監督の「立喰師列伝」

虚構の戦後史
歴史の闇にその名を刻んだ
あらゆる飲食店を戦慄させた
伝説の仕事師＜立喰師＞達の物語

大まかな作品イメージは
上記のようになるのですが・・・

これまた見たことない
作品です。

これはあくまでも
良いか悪いかの作品ではなく
映画を知る上では
観ておかなければならない作品です。

期待した「スーパーライヴメーション」は
冒頭１０分で堪能してしまいますが
観ていくうちにそれはどうでもよくなりました。

「うーん、これって
よく博覧会や資料館に行った時に観る
文化映画？歴史映画？」と思うのですが
それは監督の計算策？

そうそうこの作品は計算ずくです。
「イノセンス」で
ちょい商業映画的になったけど
これは観客が限定されるのがわかって
作りましたよというメッセージを
一般の人に理解できるように作ってある
摩訶不思議な映画です。

上映時間１時間４４分を
８つのオムニバス（エピソード）で

区切り
１つ１３分ぐらいですね。
その１つのエピソードを
６分は時代背景など
６分が立喰師のエピソード
残り１分でメッセージ～
これまた計算されている。

後半のエピソードは
笑があります。

もう見ている間に
不思議な世界に連れて行かれます。

受け付けない人は
１５分で退場願います。
期待感がある人は
最後まで見るべし。
見終わった後
他の映画では味わえない
何か違う討論がしたくなりますよ。

映画業界の方は
これを観ないと成り立たないよ！


※押井　守の原作

立喰師列伝 角川書店 このアイテムの詳細を見る