
(C)2024 PAGE 114 – WHY NOT PRODUCTIONS – PATHE FILMS - FRANCE 2 CINEMA
COPYRIGHT PHOTO : (C)Shanna Besson
映画「エミリア・ペレス」
製作国
フランス=ベルギー=メキシコ
(HP)
https://gaga.ne.jp/emiliaperez/
(予告編)
https://youtu.be/a_r-iaJDf0M?si=dUfvHexa5nTH8Wr0
(あらすじ)
弁護士リタは、
メキシコの麻薬王マニタスから
「女性としての新たな人生を用意してほしい」
という極秘の依頼を受ける。
リタの完璧 な計画により、
マニタスは姿を消すことに成功。
数年後、
イギリスに移住し新生活を送るリタの前に現れたのは
新しい存在として生きるエミリ ア・ペレスだった。
過去と現在、罪と救済、愛と憎しみが交錯する中、
運命は思わぬ方向へと大きく動き出す――
<高橋裕之のシネマ感>
普通の感じで始まるが
ミュージカル映画なんだ?(プチ?)
まずは弁護士リタとは?から。
そしてメキシコの麻薬王
マニタス
(カルラ・ソフィア・ガスコン男)と会う
男パターンでラップ調の台詞も。
そして「女になりたいと要望」
この展開の為に
カルラ・ソフィア・ガスコンの
存在があるね。(変型二重構造)
本人と役がシンクロする部分が~
バンコクでの性適合手術交渉へと
(軽やかな展開)
ミュージカルに、することで
この辺が嫌味なくスッと入ってくる。
ジェンダー的な事を
歌にはノセテイルが
内容は真剣だ。
マニタスの決断も、ある意味凄いね。
上映時間約40分から
”エミリア・ペレス”登場
(ジェンダー女優
カルラ・ソフィア・ガスコンと共に)
手術から4年の歳月が・・・
ロンドンにて
リタとの再会!
彼女(エミリア)にも
やはり苦悩はあるね。
それを乗り越えてからの物語。
エミリアはマニタスの
遠いイトコの設定に。
リタの協力を得て
メキシコで
正体を隠しながら
妻と子供達と会う事に。
コメディタッチではなく
シリアス感がハラハラする。
歌の詞が微笑を誘う。
舞台の国が変わるのも
”変化”があって良い。
話の展開が
色々考えると奥深い。
性別は関係ないと思いながら観てるが
やはり外せない性別な気持ちもあるね。
”パパ”は”パパ”であって性別は関係ないかな?
折り返し点から
話が益々、面白くなるなあ~
エミリアの行動の
最終目的は何だろう?
そういう事も
取り入れるのか?
と思ったエピソード
半分の言葉が付き刺さる。
ラスト30分どうなるのか?
感動路線をぶち込むか~
ゲー!
何も言えません。
劇場で・・・
今までにない
ニュータイプの作品でした。
エンドロールの歌も良い。
<映画会社への短評>
アカデミー賞作品賞ノミネートに
相応しい作品でした。
プチミュージカル映画ですが
インド映画の流れの要素も?
話の内容も豊富過ぎで
”マイノリティ”が中心だが
”心”の映画でしたね。
カルラ・ソフィア・ガスコンあっての映画
彼女の魂の作品だとも感じました。
コメディっぽくもあり
シリアスタッチもあり
良くまとまったなあと思います。
終盤の展開も予想出来ず
ラストの方に感動を持ってくるなあと思ったが
大ラスも意外でした。
見応えあり映画!