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高橋裕之のシネマ感G

シネマコミュニケーター称号授与から18周年
感じる×感想×伝道×映画館=シネマ感
尼崎から全国へ映画情報を発信中!

香港・シンガポール合作 映画「白日青春 生きてこそ」

2024-03-28 20:56:23 | 香港映画
PETRA Films Pte Ltd (C)2022
 
 
 
香港・シンガポール合作
映画「白日青春 生きてこそ」
 
<概要>
香港は難民の国際中継地であり、毎年、
数千人の難民がこの街で政府の承認を待っている。
この長いプロセスには10年以上かかることもある。
ハッサンはパキスタンから香港にやって来た
両親の下に生まれ、香港で育ったが、
自分の将来がここには絶対にないことを知っていた。
彼の唯一の夢は家族とともにカナダに移住すること。
だが、突然の交通事故で父親が命を落としてしまい、
彼の夢も打ち砕かれた。
チャン・バクヤッ(陳白日)は1970年代に
本土から香港に密入境し、
現在はタクシー運転手として働いている。
香港で警察官になった息子の
チャン・ホン(陳康)とは、
あまりうまくいっていない。
父親を失ったハッサンは、
難民で構成されたギャングに加わるしかなかったが、
警察によるギャング対策に巻き込まれ、
追われる身となってしまう。
バクヤッはハッサンの逃亡を手伝うことを決心し、
二人の間には絆が芽生え始める。
しかしハッサンは、バクヤッが
父親の死亡した事故を引き起こした
運転手であることを知る。
ハッサンとバクヤッの関係、
そして逃避行はどうなるのか…
 
 
<高橋裕之のシネマ感>
香港、パキスタン、難民、密入境の
重いテーマが奥底にあり
そこに警察、弁護士、
タクシー運転手と
状況の違う人間たちが
絡んでいく。
でもメインは父と子の絆
それは、いつしか人と人の
絆を考える展開に・・・
アンソニー・ウォンは
出演するだけで
作品の格をあげてしまうね。
本作が長編第1作となる
ラウ・コックルイ監督も
しっかりした作品を届けてくれた。
交通事故をきっかけに
話は急転するし早い。
この作品も〝死”を描き
〝生”も描いている。
嘘を隠しての優しさは
バレた時に大きな裏切りになる。
 
 

 

 

 
 
 
 
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映画 「FEAST 狂宴」

2024-02-25 20:34:07 | 香港映画

© 2022 HONG KONG PICTURES HEAVEN CULTURE & MEDIA COMPANY LIMITED. All RIGHTS RESERVED. 


香港映画
「FEAST 狂宴」

(HP)

映画『FEAST -狂宴-』公式サイト

 

(予告編)

【本予告】映画「FEAST 狂宴」2024年3月1日全国公開

 

<あらすじ>
息子が起こした交通事故の罪を被り、
刑務所に収監されていた家族の長の
帰還を祝う宴の準備が進められている。
収監されている間、妻と息子は、
協力しあって家族と家計を守り、
亡くなってしまった男の妻と子供たちを
引き取り使用人として面倒を見ていた。
しかし、宴の日が近づくにつれて
後ろめたさと悲しみが再びあらわれ、
「失った者」と「失わせた者」との間の
平穏はかき乱されていく…

<高橋裕之のシネマ感>

ひき逃げ事件から物語は始まる。

加害者側の状況
被害者側の状況が
交互に映し出される。

加害者側の行動は
良いことだと思いますが
当たり前の行動?
と思いながら
被害者の父親が亡くなる。

第1幕が終わり
第2幕へ

裁判に向けての
状況が描かれていく
どちらの家庭も
やはり暗い気持ちに・・・

事故は運命を変えてしまうね。

流れは、あらすじで
あらかじめ、わかっているので
各々の気持ちを
観客が、どうとるかが重要。

加害者の父親は
刑務所での服役へ

そして第3幕

話は進んで
こういう関係性もありかで
被害者家族は
加害者家族の元で世話になり
同一家族の形になっている。
時間は流れ

最後の第4幕へ

加害者の父親が
仮保釈で出所してくる”宴”が
行われようとしているが
題名の”狂宴”になる?

果たして?

地域や身分、色々あるが
珍しいケースの、一つだと思う。

”罪とは?”




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香港製サスペンス・ホラー・ オムニバス映画 「香港怪奇物語 歪んだ三つの空間」神戸2月3日公開

2024-01-30 23:13:34 | 香港映画
(C)2021 Media Asia Film Production Limited, Movie Addict Productions Limited All Rights Rese
 
 
3編の作品で構成される
香港製サスペンス・ホラー・
オムニバス映画
「香港怪奇物語 歪んだ三つの空間」
 
 
<概要>
 
中学生時代に眼を見開いた死体を発見したことから
トラウマを抱えた女性が一人暮らしの部屋で
あの「眼」に見られている恐怖を描いた
「暗い隙間」(監督:ホイ・イップサン)
 
客のいない暗闇のモールに
突如現れたガスマスクの女と
不気味な警備員と対峙するはめになった
2人のネット配信者を描く
「デッドモール」(フルーツ・チャン監督)
 
溺死者と見られる顔面蒼白の幽霊が
目撃された古びたアパートに住む
5人の住人たちが幽霊退治に立ち上がる
「アパート」(フォン・チーチャン監督)
 
 
<高橋裕之のシネマ感>
 
「暗い隙間」
ホラーワードは”眼”
主人公は女性シンガー
恋愛映画風だが・・・
”わっ”と驚いた回数5回
寒い時期に観たら
更に寒さが増してしまう展開。
ホラーでした。
 
「デッド・モール」
主人公はオカルト捜査局ライバー
明るい雰囲気で始まるが~
マスク息が不気味。
どんな所でも
1人でいれば怖いこともあるが
真夜中のモールは、そら怖い。
このエピソードも怖い怖い。
でもサスペンスには
事の要因は必ずある。
少しヒューマンが入っていたり
ライブ配信だったり
今風な展開でした。
普段から何気ない行動には
気を付けようという教訓。
自分に帰ってくる。
 
「アパート」
怖い中のコメディ?
幽霊退治で
香港ゴーストバスターズか?
いや、ちゃんとした
サスペンスでした。
真実がわかった時
怖いというよりも
”なるほど”感でおもしろかった。
 
この映画は
カイロを貼って
温かいのものをお供にしての
鑑賞をお薦めします。
 
夏なら最高やけど(笑)
 
 
 
 
 
 
 
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