シネマコミュニケーター高橋裕之のシネマ感blog

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ポーランド・フランス・チェコ・ベルギー合作 映画「人間の境界」京都出町座6月28日公開

2024-06-23 15:57:55 | 2024年関西公開作
(C)2023 Metro Lato Sp. z o.o., Blick Productions SAS, Marlene Film Production s.r.o., Beluga Tree SA, Canal+ Polska S.A., dFlights Sp. z o.o., Ceska televize, Mazovia Institute of Culture
 
 
 
ポーランド・フランス・チェコ・ベルギー合作
映画「人間の境界」
 
(HP)
(予告編)
https://youtu.be/mIDE1HsYGl4?si=8hr0GOXUkxt5ZfyV
 
京都出町座

2024/6/28(金)〜7/4(木)

連日12:25-(15:00終)

 
 
<概要>
アグニエシュカ・ホランド監督が、
ポーランドとベラルーシの国境で
“人間の兵器”として扱われる難民家族の過酷な運命を、
モノクロ映像で実話を基にした人間ドラマ。
ベラルーシ政府がEUに混乱を引き起こす目的で
大勢の難民をポーランド国境に移送する
“人間兵器”の策略に翻弄される人々の姿を、
難民家族、支援活動家、国境警備隊など
色んな視点から見せる。
 
<あらすじ>
「ベラルーシを経由してポーランド国境を渡れば、
安全にヨーロッパに入ることができる」
という情報を信じて、
幼い子どもを連れて祖国シリアを脱出した難民家族。
やっとのことで国境の森にたどり着くが。
難民家族たちは
武装した国境警備隊から非人道的な扱いを受け
そしてベラルーシへ送り返さる。
更に、そこから再びポーランドへ
強制移送されることに。
一家は暴力と迫害に満ちた過酷な状況のなか、
地獄のような日々を送ることになる。
家族は?人間とは?
 
 
<高橋裕之のシネマ感>
 
モノクロ映像なので
歴史を感じずっしりくるが
事実は2021年が舞台.
 
1.難民家族目線
意外と和やかだったが
国境警備隊は
初めから強制的
ベラルーシへ送り返されたときは
みんなの表情が変わってしまった。
 
2.国境警備隊視線(39分~)
ハイブリット戦の考え
 
3.活動家たち(49分~)
少しドキュメンタリータッチに。
病人でも特別扱いはされない。
 
”血”は何の意味も持たない。
”国境”は広く深い意味を持つ。
 
それぞれの立場で
それぞれの苦悩もある。
 
終盤
同時進行で
色んなエピソードが
描かれる。
 
乗り越えた後で
クライマックスが訪れる。
 
人々の到達点は?
 
エピローグの
ポーランド=ウクライナ国境
2022年2月26日に
この映画は終わるが
現実、現状に繋がるのが
何とも言えないラスト。
 
「失う」は過去形ではなく
現在進行形であり未来形である。
 
結局ラストはラストでなく
もうひとつのプロローグ。
 
またこれもカラーだと
違う感じになるやろね。
 
重みがなくなりそう。
 
鑑賞すると
世界各国の映画祭で
高い評価を獲得しているのが
納得できる。
 
日本ならキネ旬で受賞か?
 
原題「GREEN BORDER」
 
上映時間2時間32分
 
 
 
 
 
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実写映画「君は放課後インソムニア」amazonプライムビデオ配信中

2024-06-23 00:04:59 | 2023年関西公開作品
 
漫画原作、テレビアニメ
実写映画
「君は放課後インソムニア」
 
https://kimisomu-movie.com/
 
〈あらすじ〉
 
石川県七尾市に住む高校一年生
中見丸太は、不眠症のことを
父親の陸に相談することもできず、
ひとり憂鬱で孤独な日々を送っていた。
そんなある日丸太は、
学校で使われていない天文台の中で、
偶然にも同じ悩みを持つ
クラスメートの曲伊咲と出会い、
その秘密を共有することになる。
天文台は、不眠症に悩む二人にとっての
心の平穏を保てる大切な場所となっていたが、ひょんなことから勝手に
天文台を使っていたことがバレてしまう。
だが天文台を諦めきれない二人は、
その天文台を正式に使用するために、
天文部顧問の倉敷先生、
天文部OGの白丸先輩、
そしてクラスメートたちの協力のもと、
休部となっている
天文部の復活を決意するが。
 
〈高橋裕之のシネマ感〉
 
個人的に好きな
爽やか胸キュン
高校生恋愛映画である。
漫画の何巻まで
テレビアニメの何話までを
実写化したのか分からないが
1本の映画としてはまとまっており
このジャンルの王道的でした。
大きな争いもなく
悲観的さもなかったし
“同級生““星““病気“のキーワードも。
主演の二人の
圧のない演技も好感が持てるし
大好きな萩原みのりが
出演してるだけでも良い。
萩原聖人の父親役
MEGUMIの母親役も良い。
 
果たしてラストは?
 
名字を名前の如く
呼び合えるのは
羨ましい。
 

 

 

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