シネマコミュニケーター高橋裕之のシネマ感

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ドキュメンタリー映画 「正義の行方」神戸5月18日公開

2024-05-16 22:34:50 | 2024年関西公開作

(C)NHK

神戸 元町映画館 5/18(土)〜5/31(金)公開

ドキュメンタリー映画
「正義の行方」
 
<概要>
1992年に福岡県飯塚市で
2人の女児が殺害された「飯塚事件」。
DNA型鑑定などによって犯人とされた
久間三千年(くまみちとし)は、
2006年に最高裁で死刑が確定、
2008年に福岡拘置所で刑死した。
“異例の早さ”だった。
翌年には冤罪を訴える再審請求が提起され、
事件の余波はいまなお続いている。
本作は、弁護士、警察官、新聞記者という
立場を異にする当事者たちが語る−−−−
時に激しく対立する〈真実〉と〈正義〉を
突き合わせながら事件の全体像を多面的に描き、
やがてこの国の司法の姿を浮き彫りにしていく。
 
<高橋裕之のシネマ感>
2時間38分のドキュメンタリーですが
イッキに見せてくれます。
ドキュメンタリー映画というのは
知らないことを教えてくれる
ツールのひとつです。
自分自身、恥ずかしながら
この事件の事は知らずです。
(仕事に没頭で気が行かなかった時期)
「飯塚事件」の成り行きから
犯人捜し経路、審判、死刑執行時期
冤罪ではないか?などを
映し出しながら
当時の関係者の話などが
語られます。
”事件”を扱っているので
「面白い」と言う表現が良いかどうか
わかりませんが
”謎”的な展開もあり
興味を惹きました。
<真実>と<正義>の
ぶつかり合いだけど
<嘘>は何処に?と思った。
冤罪かも?の追求も
なぅとく出来る物だった。
“異例の早さ”には
やはり驚いた。
他の事件の人たちはどうなんだろう?
久間三千年の奥さんの証言も
落ち着いており真実味が。
冤罪かも?と言う気持ちになったり
犯人でしょ?と言う気持ちになぅったり
客観的にしか観れませんが
本当に<行方>を見守る事しか
自分としては出来ないと思ったが
色々と考えさせられる事も
多々あった。
黒白付けるのも大事だが
やはり”事件”の起こらない
社会環境が必要だね。
 
 
 
 
 
 

 

 

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ポーランド・フランス・チェコ・ベルギー合作 映画「人間の境界」十三5月18日公開

2024-05-16 22:31:42 | 2024年関西公開作
(C)2023 Metro Lato Sp. z o.o., Blick Productions SAS, Marlene Film Production s.r.o., Beluga Tree SA, Canal+ Polska S.A., dFlights Sp. z o.o., Ceska televize, Mazovia Institute of Culture
 
大阪 十三 第七藝術劇場 5月18日(土)公開
 
ポーランド・フランス・チェコ・ベルギー合作
映画「人間の境界」
<概要>
アグニエシュカ・ホランド監督が、
ポーランドとベラルーシの国境で
“人間の兵器”として扱われる難民家族の過酷な運命を、
モノクロ映像で実話を基にした人間ドラマ。
ベラルーシ政府がEUに混乱を引き起こす目的で
大勢の難民をポーランド国境に移送する
“人間兵器”の策略に翻弄される人々の姿を、
難民家族、支援活動家、国境警備隊など
色んな視点から見せる。
 
<あらすじ>
「ベラルーシを経由してポーランド国境を渡れば、
安全にヨーロッパに入ることができる」
という情報を信じて、
幼い子どもを連れて祖国シリアを脱出した難民家族。
やっとのことで国境の森にたどり着くが。
難民家族たちは
武装した国境警備隊から非人道的な扱いを受け
そしてベラルーシへ送り返さる。
更に、そこから再びポーランドへ
強制移送されることに。
一家は暴力と迫害に満ちた過酷な状況のなか、
地獄のような日々を送ることになる。
家族は?人間とは?
 
 
<高橋裕之のシネマ感>
 
モノクロ映像なので
歴史を感じずっしりくるが
事実は2021年が舞台.
 
1.難民家族目線
意外と和やかだったが
国境警備隊は
初めから強制的
ベラルーシへ送り返されたときは
みんなの表情が変わってしまった。
 
2.国境警備隊視線(39分~)
ハイブリット戦の考え
 
3.活動家たち(49分~)
少しドキュメンタリータッチに。
病人でも特別扱いはされない。
 
”血”は何の意味も持たない。
”国境”は広く深い意味を持つ。
 
それぞれの立場で
それぞれの苦悩もある。
 
終盤
同時進行で
色んなエピソードが
描かれる。
 
乗り越えた後で
クライマックスが訪れる。
 
人々の到達点は?
 
エピローグの
ポーランド=ウクライナ国境
2022年2月26日に
この映画は終わるが
現実、現状に繋がるのが
何とも言えないラスト。
 
「失う」は過去形ではなく
現在進行形であり未来形である。
 
結局ラストはラストでなく
もうひとつのプロローグ。
 
またこれもカラーだと
違う感じになるやろね。
 
重みがなくなりそう。
 
鑑賞すると
世界各国の映画祭で
高い評価を獲得しているのが
納得できる。
 
日本ならキネ旬で受賞か?
 
原題「GREEN BORDER」
 
上映時間2時間32分
 
 
 
 
 
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ドキュメンタリー映画 「ドクちゃん -フジとサクラにつなぐ愛-」神戸5月18日公開

2024-05-16 21:45:43 | 2024年関西公開作
©2024 Kingyo Films Pte. Ltd.
 
 
*実はドクちゃん
今月、来日で
大阪にも来られていました!
 
京阪神公開情報
大阪 なんばパークスシネマ 上映中
京都シネマ   上映中
神戸 元町映画館 5/18(土)~
 
 
ドキュメンタリー映画
「ドクちゃん -フジとサクラにつなぐ愛-」
 
(公式サイト)
 
<概要>
ドクさんと妻のトゥエンさん、
双子の子供であるフジくんとサクラさんの家族の絆
現在のドクさんは夫として、父として、
今年2月25日で43歳を迎え、
結婚18年目を迎える妻のトゥエンさんと、
双子の子供であるフジくんとサクラさん、
そして闘病中の義母を自宅介護しつつ、
自身も入退院を繰り返しながら
一家の唯一の稼ぎ手として暮らしています。
日本とベトナムの「友好の絆」を象徴する
ドクさんの軌跡を辿り、
現在を刻み未来の命の輝きを共に見つめるこの映画は、
日越外交関係樹立50周年記念事業として
認定されています。
 
 
<高橋裕之のシネマ感>
久しぶりに「ドク」と言う名前を耳にした。
自分の記憶の中では「ドクちゃん」
そう「べトとドク」のね。
自分自身が時代錯誤していて
分離手術は1988 年でした。
「ドクちゃん」が生れたのも
1981年で自分は社会人だった。
学生時代の出来事だと思ってました。
「ベドちゃん」は2007年に
亡くなっていたことを
今更ながら認識した。
作品は今の「ドクさん」を
追いかけつつ
今だから言える過去の話も語られる。
何よりも43歳で結婚して18年
そして双子の子供がいる事にも
驚きと共に敬意な気持ちになる。
 
©2024 Kingyo Films Pte. Ltd.
 
ここに来るまでには
色々とあったと思うが
彼のポリシーは素晴らしい。
『生きること』『生き続けること』。
驚きのシーンもあります。
 
©2024 Kingyo Films Pte. Ltd.
 
「ドクさん」も
杖とカテーテル、
自分も杖とカテーテル
共通やと思いながら
元気をもらった。
忘れてはならないテーマは
「ドクさんは生きている」
「ベトナム戦争」「平和」だと
感じた72分の作品。
 
 
 
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