シネマコミュニケーター高橋裕之のシネマ感

シネマコミュニケーター称号授与から18周年
感じる×感想×伝道×映画館=シネマ感
尼崎から全国へ映画情報を発信中!

ドキュメンタリー映画 「かづゑ的」4月12日関西公開

2024-04-12 20:49:41 | 2024年関西公開作

©︎Office Kumagai 2023

 

ドキュメンタリー映画
「かづゑ的」

(HP)
https://www.beingkazue.com/

(予告編)
https://youtu.be/BieuL2YNh60?si=vsVqUEBK9pNPhg-q

<あらすじ>
瀬戸内海にある国立ハンセン病療養所、長島愛生園。

©︎Office Kumagai 2023

 

宮﨑かづゑさんは10歳で入所してから約80年、
ずっとこの島で生きてきた。
病気の影響で手の指や足を切断、
視力もほとんど残っていない。
それでも、買い物や料理など
周囲の手を借りながらも自分で行う。

「本当のらい患者の感情、
飾っていない患者生活を残したいんです。
らいだけに負けてなんかいませんよ」と
力強く語るかづゑさん。

 

©︎Office Kumagai 2023

 

患者同士のいじめに遭い、つらかった子ども時代。
家族の愛情と、たくさんの愛読書が、
絶望の淵から引き上げてくれた。
そして夫の孝行さんと出会い、
海沿いの夫婦寮で自然とともに暮らしてきた。

<高橋裕之のシネマ感>

こういう題材のドキュメンタリーは
”暗さ”や”辛さ”などを前面に出すことが多いが
今回は、そこは控えめで
意外と明るく元気になる作品だった。
冒頭、前半でイッキに
病気の事とか、かづゑさんの身体とかを
見せるので
その後は、一人の女性の生きざまの
展開で最後まで鑑賞できた。

©︎Office Kumagai 2023


かづゑさん自身の性格、考え方は
素晴らしいと思った。
夫との関係性、会話なども
微笑ましかった。

©︎Office Kumagai 2023

 

簡単に”病気、障碍物”と
片付けられない作品。
斉藤とも子さんの
ナレーションもホッとする。

色々と考えさせられる要素も
描かれていますが
それだけではなく
劇場に元気を貰いに行ってください!

京阪神公開劇場
京都
4月12日(金)〜
京都シネマ
https://www.kyotocinema.jp/
大阪
4月13日(土)〜
第七藝術劇場
http://www.nanagei.com/
兵庫
4月13日(土)〜26日(金)
元町映画館
https://www.motoei.com/

京阪神舞台挨拶

登壇者
熊谷博子(監督)
斉藤とも子(女優・本作ナレーション)

京都シネマ
4月13日(土) 10:00の回上映後
第七藝術劇場
4月13日(土) 14:10の回上映後
元町映画館
4月14日(日)  10:20の回上映後
 

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 映画「誰かの花」奥田裕介監... | トップ | 監督:山下敦弘 主演:綾野 剛 ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

2024年関西公開作」カテゴリの最新記事