HPの「キリスト教的世界観→人体にとって適切な(健康に良い)食物は何か」に
次のように書いたが、一つの疑問の手がかりとなる記述を見つけた。
(ちなみに、「創造論」の立場に立った考察です。)
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http://www.geocities.jp/bluewhitered34/tabemono1.html
・・・つまり、聖書の記述によると
「人間は、本来は、『菜食』だけをするものとして造られている」
と言えます。すなわち、
「人間は、本来は『菜食』だけで、生きることができるものとして造られた。」
と言うことになります。
(ただし、誤解のないように注意書きをしておきますが、現代の栄養学によると、「菜食だけでなく、動物性のタンパク質も取らないと、必須アミノ酸のいくつかが、足りなくなる。」とされているようです。
従って、もし本当に「人間は、本来は『菜食』だけで、生きることができるものとして造られた。」としても、『今の地球上の植物による』完全な菜食では、栄養不足になると考えられていますので、ご注意を・・・・。)
【引用終り】
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「なぜ、菜食だけでなく、動物性のタンパク質も取らないと、必須アミノ酸のいくつかが、足りなくなるのか。」が、大きな疑問であったが、【腸内細菌】をキーワードとして、ヒントとなる記述を見つけた。
「完全に無菌的ではないが、衛生的な環境条件のもとに飼育された動物は、対象に比べて、栄養素の同化もよく、通例不可欠と称されているアミノ酸(=必須アミノ酸)を必要とせずに成長する。
(繁殖力も高く新生児死亡率も低い。)」
【医科生理学展望:原書10版(Ganong)丸善出版 p446 【腸内細菌】の項より】
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腸内細菌は、人の栄養物質の代謝に、大きく関係している。
つまり、(あくまで創造論的な考察であるが)、
【腸内細菌】の考えを含めると、以下のような考えが、仮説として浮かび上がってくる。
①本来、人間は『菜食』だけで生きることができるものとして造られた。
(つまり、菜食だけでも必須アミノ酸が不足しないものとして造られた。)
②しかし、人間が神から離れてしまった後、細菌の性状の変化に伴い、【腸内細菌】が変化したこと(加えて、大洪水後の、環境の大きな変化も?)などにより「菜食だけでは、必須アミノ酸のいくつかが、足りなくなる。」ようになってしまった。