goo blog サービス終了のお知らせ 

blue deco design lab

クリエイティブが大好きなのに、なぜか商社マンになってしまった私のマニアバース!

7年ぶりの鳥取旅行! Part 5: 鳥取のグルメ!

2024-03-14 14:29:17 | マイグルメ

やっぱり旅行には地元グルメが大きな楽しみの一つ。今回もお目当てのグルメを幾つか満喫することが出来たので、ご紹介したい。

 

まず鳥取旅初日の金曜日は、ランチとして鳥取に向かうスーパーはくとの車内で食べるお弁当を大阪駅で“姫路城鶏のり弁“を購入。鶏肉と卵焼きが入った、何とも僕好みのお弁当である。しかもパッケージが魅力的で、飛び出すグリーティングカードのように立体的な姫路城がデザインされているので、旅の気分が上がるお弁当だ。ちょうどスーパーはくとで姫路駅を通りながらこのお弁当を食べたが、とても美味しかったしボリューム感も大満足で、買って大正解であった。

到着後は鳥取城や鳥取商店街などを散策した後、夜は鳥取市内にある有名店、“たくみ割烹店”を訪れた。食べログでも3.65の名店である。このお店の隣には昼間に立ち寄って延興寺窯の湯飲みを1つ購入した地元の陶器などを売る“たくみ工芸展“が併設されており、お店の建築と共に味わい深い。たくみ割烹店の店内には鳥取の陶器が飾られており、また料理の器としても使われているので、味も見た目にも楽しいし、鳥取の文化を楽しめるお店だ。

注文したのは鳥取和牛バター焼き。ポン酢に漬けて食べるのだが、これがお腹にも比較的ライトでかなり美味しかった。

最後にデザートとして梨が出てきたのは驚いた。通常梨が食べられるのは夏の終わりから初秋にかけてなので、3月に梨が食べられるとは知らなかったが、味も美味しかったのでダブルで驚きであった。鳥取と言えば二十世紀梨が有名なのだが、今回食べたのは同じく鳥取の王秋(おうしゅう)梨という品種らしく、秋まで比較的長く楽しめる品種らしい。

翌日の朝は、前回も立ち寄った駅前商店街にある古い喫茶店、Café deチャップリンでモーニングを注文。ここは朝7時から開いているので、朝型の僕に向いている喫茶店だ。いつも出張や旅行に行くと、地元の喫茶店でモーニングを楽しむことを楽しみにしているが、ここも何だか時間の流れが止まったかのような、落ち着く空間である。

ランチは、地元のB級グルメとして有名な“ホルモンそば”を食べに、市内から徒歩10分の場所にある“まつやホルモン店”を初めて訪れた。何ともB級で渋い店構えと店内なのが凄くいい。昼時でもあり、かなり混んでいたが、僕はカウンター席に座った。目の前でホルモンそばを焼いてくれるが、そのままお好み焼きのように、鉄板から皿に取って、濃い味噌ダレに漬けながら食べるホルモンそばはかなり美味しかった。味の濃いそばが好きな人には最高である。

同日土曜日の夜は、いよいよ今回の鳥取旅行のメインイベントでもある、鳥取三洋メンバーとの飲み会。やっぱり鳥取の冬と言えば“松葉カニ”だろう。昔は出張の際に良く食べたものだ。今回、鳥取三洋のメンバーと計14人で賀露港にある観光地、“かろいち”にある海陽亭というお店でカニ料理を食べた。今月でカニシーズンも終わりを迎えるが、何とか間に合って良かった。カニの美味しさもさることながら、昔の仕事メンバーと一緒に飲み食いするのが何ともpricelessで楽しいひと時であった。

最後におまけになるが、鳥取には長らく”スタバ”ことスターバックスが無かった。国内で唯一スタバの無い県という時期が結構続いていたのだ。しかし、これを逆手にとって、鳥取砂丘が有名なことにひっかけて、”すなば珈琲”というカフェが鳥取では人気だ。駅前にも1店舗あるので行ってみたが、割と寛ぐことが出来る良い空間である。

次回、鳥取旅行シリーズPart 6に続く・・・・。


7年ぶりの鳥取旅行! Part 4: 鳥取城と河原城!!

2024-03-14 13:28:41 | 日本の城、日本の寺

今回の鳥取旅行では、久々に鳥取城と河原城を訪れた。両方とも以前訪れたことのある城だが、城マニアとしてはやっぱり鳥取に来て、この2つの城を素通りは出来ないのである。

鳥取城は戦国時代、吉川経家の居城であったが、豊臣秀吉に攻められた城としても有名。前回2017年に訪れた際にもチラッと立ち寄ったのだが、当時時間があまりなく、門の入り口や堀を少し見ただけであったのが少し心残りとなっていたので、今回は鳥取城がある山の中腹まで登ることにチャレンジした。

鳥取城は鳥取駅から車で15分くらいの場所にあり、商店街をまっすぐに進んだ先にある太閤が平という山の麓にある。立派な水堀や石垣が多く残る。

また国の重要文化財である宮廷建築の洋館、仁風閣もある。しかし残念ながら2018年まで文化財修理工事の為閉館となっていたので、生憎中を見学することは出来なかった。

仁風閣の手前には城門が再建中で、これが完成すれば、また新たな観光スポットとして人気になることだろう。

生憎この日は天候が悪く、みぞれが入り混じる雨が降っていた。それでもとりあえず鳥取城に行こうとタクシーで向かったが、なんと鳥取城に到着したとたん、雨が止んだのだ。これはちょっとした奇跡である。また降るかもしれないので今がチャンスだと思い、門から入り少し登り始めてみた。鳥取城は山に築かれた山城で、山頂に石垣が残るものの、残念ながら天守は無い。しかし、麓の水堀や、多く残されている石垣はかなり見応えがある。途中の階段などはあの安土城を思わせる迫力で、見事な石垣が残っている。

二の丸まで上がっていくと、鳥取市内が一望出来て、眺めが実に素晴らしい!

二の丸を進んでいくと、有名な球面の石垣が目の前に現れる。これは石垣を補強する目的で作られているのだが、このような球面の石垣は国内でここ鳥取だけなので、城マニアの間では大興奮のスポットでもある。

土曜日の朝も生憎の雪模様だったが、タクシーで河原町に出かけた。鳥取市内からタクシーで約20分くらいの山間にあるのだが、ここ河原町は昔近くの川での鮎漁も盛んなことで有名で、また日本神話に登場する八上姫の女神伝説の舞台ともなっている神聖な場所でもある。また日本酒の蔵元や、前回紹介した鳥取地場の窯元も幾つかある場所としても有名だ。

この地の小さな丘の上に河原城が建ちそびえるのだが、歴史的には元々この地に丸山城という出城があったようで、今建っている河原城は地元民の寄付などを集めて6億円の総工費をかけて建てられた模擬天守。城自体には歴史的な価値は無いが、それでもなかなか見事な城として再建されたものだ。どの角度から見ても美しい天守である。

天守閣からは河原の山間や、遠く鳥取砂丘なども見渡せる絶景パノラマビュー。生憎の雪ではあったが、それがまた返って美しい鳥取の冬景色となって見応えがあった。ここから鳥取城が見えるということは、戦国時代当時出城としては絶好のロケーションであったと思われる。

これでまた久々に鳥取市の城を満喫することが出来た。やっぱりお城は何度訪れても面白い!

次回、鳥取旅行シリーズPart 5に続く・・・・。


7年ぶりの鳥取旅行! Part 3: 山陰の素晴らしい陶芸!

2024-03-13 19:36:48 | デザイン

今回の鳥取旅行で、もう一つ自分の中では大きな目的があった。それは浦富焼という鳥取の伝統の焼き物の窯元を訪れること。2000年に、実は鳥取の地元に古くからある“浦富焼”という磁器で有名な山下頑夫先生の作品をアメリカ/ニューヨークのJapan Societyで浦富焼の展示会開催に関わったことがあり、その際に山下先生にもお会いする機会があったのだが、鳥取繋がりでこのご縁もあって、今回浦富焼のルーツを少し探ってみたいと思っていたのだ。

実は、山下頑夫先生は既に他界されてしまったようなのだが、山下頑夫先生と共に1971年頃から浦富焼の復興に勤めた弟の山下清志さんがご健在であることを知った。そして山下清志先生は1979年頃から独立して、自分で窯を持ち、延興寺窯という窯元を立ち上げられたことを知り、今回延興寺窯を訪問してみることにしたのだ。

鳥取には多くの有名な陶器の窯元が点在している。その中で延興寺窯は浦富海岸にも近い、岩美町の山間にあり、長閑で自然豊かな田園風景を車で20分ほど走った奥まった場所にある。特に案内版なども出ていないので、知らないとなかなかわからないひっそりとした場所にその窯はあるが、この観光地化された雰囲気が無いのがそまた凄くいい感じなのだ。

 

土曜日の午前中、事前に電話をしてタクシーで向かったが、ついに山下清志先生にお会いすることが出来た。窯の隣にある小さな建屋は陶器のお店になっており、ここで気に入ったこちらのマグカップを2つ購入した。この何とも味わい深い焼き物が凄く気に入ってしまった。もう一つ、僕の好きなブルー系の湯飲みも別途購入した。

山下さんの作品はとてもシンプルで、普段使いに適しているが、絶妙な風合い・色合いがとても美しい芸術作品でもあると感じる。この白いマグカップも持ちやすく、飲み物が映えるような質感と色合いは実に見事だが、間違いなく、日々の暮らしを少し豊かにしてくれる焼き物である。

山下先生は今でも日々窯と向き合って作陶されているようだが、娘さんの山下裕代さんが後継者として作品作りをされているようなので、親子で延興寺窯を今後も継承されてようだ。このように、伝統工芸をしっかり地元で受け継いでいくことの重要性を改めて感じたと共に、純粋に陶器作品として、その芸実性に大きな刺激を受けた。やっぱり僕もこういうアートがとことん好きなのだろう。

次回、鳥取旅行シリーズPart 4に続く・・・・。


7年ぶりの鳥取旅行! Part 2: 鳥取の温泉宿!

2024-03-13 19:25:21 | トラベル

今回の鳥取では2泊したが、それぞれ違う旅館で1泊ずつすることになった。

前回紹介したニューオータニやワシントンホテルでも良かったのだが、やっぱり折角鳥取に行くなら温泉旅館に泊まりたいと思い、これまた駅からすぐそばにあるかけ流しの温泉がある丸茂旅館に初日宿泊した。ここは昔からあることは知っていたのだが、泊まったことが無かった。1泊素泊まりで1万円くらいなので、そう高く無いし、昔に比べてかなり増築・改装しているのでとてもオシャレでモダンな旅館に様変わりしていた。

入り口も和な感じでとてもいい雰囲気だ。そして中庭の周りにコの字型で温泉への廊下があり、ここを通って部屋から温泉に行く仕組みだ。

部屋もキレイにリノベーションしていてとてもオシャレ。中庭を臨める2階の部屋だったが、この部屋のセンスは最高に気に入ってしまった。

温泉に露天風呂は無いのだが、でもとてもキレイで素敵なお風呂だったので、なかなか落ち着く癒しの空間となっていた。

翌日は丸茂旅館から1ブロック先にある温泉旅館、観水庭こぜにやに宿泊。ここは昔泊まったことのある旅館だが、丸茂旅館同様、かなり改装しているようでキレイになっていた気がする。部屋は個人的に丸茂旅館の方が好みだが、この旅館の売りはやっぱり広い露天風呂!

鳥取は駅から少し離れた場所に行けば有名な温泉宿が結構あるのだが、駅からこんなに近い場所でも上質の露天風呂温泉に入れるというのは何とも便利である。また温泉は離れの建物にあるが、ちょうど錦鯉のいる中庭の大きな池の横を通って温泉へと向かうが、これがまたなかなか素晴らしい雰囲気だ。以前上田の温泉宿を思い出してしまった。

次回、鳥取旅行シリーズPart 3に続く・・・・。


7年ぶりの鳥取旅行! Part 1: 鳥取駅商店街のお店たち!

2024-03-13 19:05:57 | トラベル

先週末、7年ぶりに鳥取を訪れた。2泊3日の旅であったが、かなり盛りだくさんだったので、今回は色々なテーマで旅を書き留めてみたい。まず初回の今回は、鳥取駅商店街の様々なお店などに焦点を当ててみることにしたい。

鳥取は僕の中では大切な国内での“アナザースカイ”となっている。前回鳥取を訪れたのが2017年なので、まさに7年ぶりだが、今回も昔仕事で一緒に液晶ディスプレイのお仕事をさせて頂いていた鳥取三洋電機の皆さんとの同窓飲み会に参加する為、今回鳥取を訪れたのである。

鳥取三洋の海外営業を担っていた1992年から2000年代始めまでは、毎週のように(いや、多い時は週に2-3往復していた時もあった)鳥取に出張していたので、当時は本当に数えきれないくらい訪れていたのだが、一番通っていた頃はもう既に25年くらい前の話だと思うと、本当に時間の流れは早いものだ。Apple, Compaq (現HP)、IBMなどの大手海外パソコンメーカー顧客を鳥取に呼んで商談し、そして盛大に接待でおもてなしをしていたので、夜は会食を企画して冬はカニ、夏は岩ガキを食べたり、空いた時間に有名な鳥取砂丘や、“山陰の松島”と言われる浦富海岸などの観光に連れて行ったものだ。また宿も利便性から駅近くのホテルに泊まることも多かったが、時には近くの岩井温泉、吉岡温泉、三朝温泉などに足を伸ばし、客を連れて色々と巡ったのが今でも懐かしい思い出である。

7年前の訪問時は島根の出雲空港から電車で鳥取に入ったが、今回は羽田空港から大阪/伊丹空港に飛び、大阪駅から特急スーパーはくとで鳥取入りする経路を選んだ。鳥取は羽田から全日空で1時間なのだが、やっぱり電車での旅も好きなので、あえて大阪から特急電車での移動を決めた。

大阪から鳥取は電車で2時間半。大阪から三ノ宮を過ぎて、明石駅では駅前に明石城が見え、姫路では少し遠くに姫路城がビルの隙間から微かに見える。そして姫路を過ぎてからは一気に山を越えて山陰に抜けていくのだが、途中はなかなか見事な自然の景色だ。そしてそれまで山陽側で晴れていたのに、山陰に入った瞬間、一気に天気が変わった。山陰側はこの日雨とみぞれ、時々雪という感じである。

JR鳥取駅に到着して外に出ると、昔出張時にいつも泊まっていた鳥取ニューオータニホテル、そして鳥取ワシントンホテルが見える。両ホテルともJR鳥取駅の目の前にあるのでとても便利な立地だ。頻繁に泊まっていたので懐かしい限りである。

そしてチェックインまでの間、商店街をぶらぶら散歩したが、懐かしの2軒のレストランを見に行ってみた。昔海外からのお客接待で頻繁に利用していたのが、こちらの“花のれん”という懐石料理屋さんと、焼き肉の”ジュジュアン”。和と洋の貴重なレパートリーであった。両店ともまだ健在だったのが嬉しい。

それから鳥取駅から伸びる商店街をぶらぶら散策することに。鳥取県は決して人口が増えているわけではない。どこの地方都市でもそうだが、むしろ人口は減少傾向で高齢化も加速している。また、大きなショッピングモールなども出来たせいで、市内の商店街などは一部過疎化が進み、残念ながらシャッター街になってしまったエリアもある。しかし、そんな中でも昔から変わらず元気に営業している老舗も結構残っていたのを確認。こういう懐かしいお店を見かけると何だかホッとしてしまう。

一方で、商店街には鳥取の若者たちが新たなお店なども開いているようで、初めて見るお店も多かった。良く見ると結構オシャレな雑貨屋さん、レストラン、カフェ、洋服店なども結構見つけることが出来た。しっかり地元に根差そうとする若者たちも増えているようで、こう言った動きが出ているのも嬉しいものである。

鳥取は町が全体的に少し寂れている印象があったが、驚くべきなのは弥生町という駅チカのエリアに数えきれないたくさんの飲み屋(主に場末のスナック)があることだ。しかも人口に対する飲み屋の数という意味では、鳥取もかなり多いことに驚かされる。昔はもっと派手な飲み屋も多く、今以上に街に賑わいがあったが、コロナを経た今でも、こんなたくさんの飲み屋があるのは本当に凄いことである。

次回、鳥取旅行シリーズPart 2に続く・・・・。